2021/05/18 特集

“ひんやり”デザート 2021Summer オリジナルの一品で、夏の別腹を刺激(3ページ目)

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ケーキのように美しい創作かき氷で、県外からのファンも獲得!

個室&貸切パーティー 来食(らいくう)【茨城・水戸】

昼営業でかき氷を売り出し、新たな客層を開拓

 茨城・JR水戸駅から徒歩5分の場所に、2003年にオープンした居酒屋「来食」。近隣に務めるビジネス層の宴会や結婚式2次会などの貸し切り営業が中心だったが、2014年から5~9月限定で、昼の時間帯にかき氷専門店をスタート。氷やシロップ、盛り付けにこだわった〝進化系かき氷〟をエリアでいち早く取り入れ、周辺のみならず県外からのファンも多く獲得している。居酒屋のイメージが強かったため、かき氷店としての周知を図り、日中は同店のエリアを表す「駅南」と「南極」をかけた「駅南極」という屋号を掲示。二毛作営業が徐々に定着していった。

セクシャルバイオレット(1,100円)。自家製のスミレシロップとレモンカードで味付けした氷に、炭酸感のあるスミレのスパークリングエスプーマ、ラズベリーゼリー、イチゴをトッピング

 コロナ禍に見舞われた昨年からは、かき氷のクリスマスケーキなど秋冬に合うメニューも開発し、通年で営業。オーナーの益子修一氏は、「かき氷の客層は男性の1人客から女性のグループまで幅広い。夏がピークですが秋冬もニーズがあり、通年営業によって、よりファンの広がりを感じています」と話す。

チョコミン党モ〜ンブランBar(1,200円)
チョコクランチとコーンフレーク、生クリーム、チョコとミントのシロップで味付けした “ふわザク食感”の氷に、ミント味の白あんと チョコゼリーをあしらった人気メニュー。チョコゼリーや白あんなど、多くが手作り

 メニューは常時約8種をそろえ、2週間ごとに新作を出す。「クリーミーな〝もったり系〟と〝さっぱり系〟を両方用意するようにしています」(益子氏)。

 中でも最近人気なのが、コンビニスイーツなどから着想を得たチョコミント味のシリーズだ。見た目とネーミングにもこだわり、2021年初夏は「チョコミン党モ〜ンブランBar」(1200円)と名付けたかき氷が好評。型を手作りして筒状に成形し、ミント風味の白あんをモンブラン風にあしらっている。

NANDAPPE FLAPPE(エスプーマにチョコ・500円)。溶けにくいように粗めに砕いた氷に、ミントエスプーマ、特 製チョコシロップをあわせ、かき氷とは全く違った味わいのデザートドリンクに

 かき氷のほか、昨今のテイクアウト需要の高まりに応えて、4月よりテイクアウトカップに入った「NANDAPPE FLAPPE」(500円)を提供。食後のコーヒーがわりに利用するビジネス層や、地元の学生などから好評を得ている。

 「かき氷はアレンジの幅が広く、お客様の反響もその場で聞けるためやりがいがあります」と益子氏。売上の創出だけでなく、新たな層に店の認知を広げるきっかけにもなっている。今後は、古民家でかき氷専門の2号店を開くのを目標に、創意工夫を凝らしたメニューをファンに届けていく。

  • 効率化のために店頭で注文と会計をして店内へ案内するシステムに
  • SNSで新作や営業時間を告知。チョコミント好きな層を指す「チョコミン党」など、メニューに合うハッシュタグを付けて投稿。Instagramを見ての来店も多い
個室&貸切パーティー 来食【茨城・水戸】
茨城県水戸市城南1-5-18 川井ビル1F
https://r.gnavi.co.jp/mzfnrncc0000/
水戸市役所からすぐのオフィス街に位置し、昼はかき氷専門店、夜は居酒屋として営業。かき氷はシロップや飾り付け用の材料まで手作りし、新作が出るたびに来店するリピーターも多い。
オーナー 益子 修一氏
会社員を経て25歳でバーをオープン。その後、居酒屋へ業態変更。バーテンダーとしての経験も生かし、他に類をみない創作かき氷を数多く生み出している。

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