次世代の若き才能を発掘する日本最大級の料理人コンペティション
「RED U-35 2015」オープニングレセプションが開催され、新しい審査員体制・審査方法と「CLUB RED」の設立を発表!
大会のさらなる進化のため、数々のリニューアルを敢行
新しい価値観を持つ“料理界の若き才能”を発掘する日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」(RYORININ's EMERGING DREAM)。その2015年大会が開幕し、4月28日(火)、都内でオープニングレセプションが行われた。
この大会は、食生活ジャーナリストの岸 朝子氏と、株式会社ぐるなび代表取締役会長・創業者の滝 久雄が発起人となり、2013年にスタートしたもの。調理技術や料理の味はもちろん、スター性にも重きを置き、次代を担う有能な料理人を見つけ、応援し、世に送り出すことを目的としている。総合プロデューサーは小山薫堂氏。審査員団には日本の食業界を代表する重鎮が名を連ね、株式会社ぐるなびは共催団体として支援している。
レセプションの冒頭、挨拶に立った滝会長は「若い力が育ち、外食業界を盛り上げれば日本は元気になる。そのためにもRED U-35は重要な取り組み」と語り、各界の支援を呼びかけた。
続いて小山氏が、今年の開催要綱を発表。今年から「定期的な審査員長の交代制」と「合宿審査」を導入すると公表した。審査員長を代えることで審査基準を多様化するとともに、最終審査で「合宿審査」を実施。人間性をより深く判定していく。
新たに審査員長に就任した「菊乃井」の村田吉弘氏は、今年の1次審査のテーマ「日本米のイノベーション」について解説。また、2次審査では「ふるさと」をテーマに、地域食材や風土、文化への考えを表現した料理を審査することも発表された。続いて、新審査員の門上武司、山根大助、辻 芳樹、狐野扶実子、山本征治、須賀洋介、脇屋友詞、田崎真也の各氏が紹介された。
来賓として訪れた農林水産大臣の林芳正氏が乾杯の発声を行った後、歓談の輪が広がるなか、昨年のグランプリ(レッドエッグ)の吉武広樹氏をはじめ、ファイナリスト5人が紹介され、大きな拍手を受けた。さらに小山氏からは、RED U-35に参加したシェフの交流・学び・発信の場を提供するコミュニティとして「CLUB RED」を創設することが発表された。
「RED U-35 2015」の募集期間は、4月30日(木)~5月31日(日)まで。1~3次審査と最終審査を経て、12月1日(火)にはグランプリ受賞者が発表される。果たして今年はどんなドラマが展開されるのか。来場者が期待を膨らませるなか、会は幕を閉じた。