新潟市とぐるなびが「日本酒セミナー」を共同開催!新潟県産酒の“淡麗の魅力”と日本酒のアピール法をレクチャー
15店舗から25人が参加。日本酒3種の試飲会も実施
新潟県の日本酒の魅力を知り、飲食店の販促に活かす勉強会「日本酒セミナー」が2月8日、新潟市と株式会社ぐるなびの共同で開催された。このセミナーは、2015年2月10日に締結された「新潟市・ぐるなび地域活性化包括連携協定」に基づき、新潟の地酒の普及を促進する活動の一環として企画された。さらに、「新潟淡麗 にいがた酒の陣2016」(新潟県酒造組合主催/3月12・13日、朱鷺メッセにて)、「新潟SAKEレストランウィーク」(株式会社ぐるなび共催、3月14~27日に実施)というイベントの開催に先立ち、PRを兼ねた催しでもある。
セミナー会場のぐるなび大学新潟会場(新潟市中央区)には、市内の15の飲食店から25人が参集。まず、新潟市 観光・国際交流部 観光政策課の関川丈彦氏が、現在、国内外で新潟の米と酒への期待が高まっていること、日本酒を観光の目玉として展開している新潟市の取り組みなどを報告した。
続いて、ぐるなび大学のインストラクターが「日本酒のユーザーニーズとPR法について」と題して講義に立ち、このセミナーのために実施したアンケート調査の結果を解析しながら、日本酒に対してユーザーが持つイメージについて紹介。さらに、客単価アップにつながる日本酒のアピール方法とともに、ぐるなびの店舗ページでの効果的な日本酒の発信方法を紹介した。
続いて登壇したのは、麒麟山(きりんざん)酒造株式会社(1843年創業、新潟県東蒲原郡)の代表取締役社長・齋藤俊太郎氏。「にいがた酒の陣2016」の実行委員長も務める齋藤氏は、日本一の酒蔵数を誇る新潟県の日本酒の特徴を、気候・風土や清酒業界の様々な取り組みにも触れながら紹介。その淡麗な味わいの魅力の源泉を語り、参加者たちの興味を引いていた。
また、麒麟山酒造の3種類の酒(純米吟醸生原酒、麒麟山超辛口、大吟醸原酒)の試飲会も実施され、参加者は酒米や精米歩合の違いによる味や香りの違いを確認。セミナー終了後も、活発に名刺交換が行われるなど、実りあるセミナーとなった。