「第13回 外食アワード2016」表彰式を開催。今年度の外食を象徴する人物、キーワードを発表
去る2月22日、日本プレスセンタービル(東京都千代田区)において、「第13回 外食アワード2016」の表彰式が行われた。「外食アワード」は、食材供給、流通、外食事業の報道に携わるメディア17社で構成する「外食産業記者会」が、創立25周年の記念事業として2004年度に制定したもの。同記者会に加盟する記者の推薦・選考を経て選ばれる。
今年は、外食事業者部門として臼井興胤(おきたね)氏(株式会社コメダホールディングス 代表取締役社長)、金子源(はじめ)氏(株式会社アクティブソース 代表取締役)、増田昭氏(有限会社アール.アンド.ビー守破離 代表取締役)が、中間流通・外食支援事業者部門として、風戸正義氏(国際すし知識認証協会 代表理事)、山縣正氏(全国すし商生活衛生同業組合連合会 会長)が受賞。また、さいたまヨーロッパ野菜研究会が特別賞を受賞した。
表彰式では、外食産業記者会 代表幹事の酒井慎平氏(株式会社フードリンクグループ)が外食アワードの意義について、また、選考委員長を務めた田口香世氏(株式会社バリュークリエイター社)が選考プロセスを紹介。選考において企業の業績や将来性は重要なポイントとしつつも、「経営規模の大小や有名無名は関係なく、新しい価値の創造に勇気をもってチャレンジしている人や企業に光を当てるのが外食アワードの役割。社会や人にどれだけよい影響を与えられたかを重視しました」(田口氏)と話した。
表彰に当たっては、登壇した受賞者らが自社の取り組みや今後の抱負などを語った。
このほか、毎年の外食業界を象徴する言葉として選定されている「外食キーワード」も発表。2016年は「ローストビーフ丼」「フォトジェニック」「パクチー」「外国人雇用」「ロボット化元年」の5つが選ばれた。
表彰式後に行われた懇親会では、特別賞を受賞したさいたまヨーロッパ野菜研究会の野菜を使ったバーニャカウダやフレッシュサラダなどが供され、参加者は色とりどりの珍しい野菜料理を堪能した。例年、外食産業にかかわる関係者の交流や情報交換の場としても盛り上がる「外食アワード」。今年も約200名が参集し、終始盛況のうちに幕を閉じた。