「新潟SAKEレストランウィーク」などが開催

新潟では「新潟SAKEレストランウィーク」(2月24日~3月10日)、神奈川・川崎では「かわさきレストラン・ウィーク」(3月6日~3月20日)が開催され、両エリアで先行試食会も実施された。

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上質なレストランで期間限定のスペシャルメニューがリーズナブルに楽しめる

地域の食材を活かした「新潟SAKEレストランウィーク」「かわさきレストラン・ウィーク」開催。先行試食会も実施!

趣向を凝らした試食会をイベント参加店で実施

ニューヨーク発祥の「レストラン・ウィーク」にならって誕生した、高級レストランで期間限定のスペシャルメニューをリーズナブルな価格で楽しめる、「ジャパン・レストラン・ウィーク」。ぐるなびが共催するこの食の祭典は、「食文化育(豊かな食時間を過ごすこと)」をコンセプトに、消費者の外食機会を創出するほか、外食文化の活性化を図るイベントだ。新潟では、新潟市内で3月に開かれる日本酒イベント「新潟淡麗 にいがた酒の陣」とのコラボレーション企画として「新潟SAKEレストランウィーク」(2月24日~3月10日/参加30店舗)、神奈川・川崎では今回が3回目となる「かわさきレストラン・ウィーク」(3月6日~3月20日/参加21店舗)を開催。その開幕に先立って、両エリアで先行試食会も実施された。

2月20日、新潟市古町の老舗料亭「日本料理 小三(こさん)」で開かれた試食会には、新潟市長の篠田昭氏や、「にいがた酒の陣」実行委員長である麒麟山酒造株式会社代表取締役社長・齋藤俊太郎氏のほか、新潟在住の外国人5名(中国、ブラジル、台湾、韓国、スリランカ)が招かれた。

会の冒頭、篠田市長が「多くの人と新潟の食文化との忘れられない出合いの場になるはず」と期待を込めて挨拶。さらに、齋藤氏が「『レストランウィーク』と『にいがた酒の陣』が相乗効果を生み、新潟のお酒を広く発信できれば」と語った。続いて、「日本料理 小三」のレストランウィーク用ランチコースを試食。季節感あふれる7品に舌鼓を打ちつつ、県産の日本酒2種も堪能し、外国人からは「料理に込められた和の心が伝わる」「自国の友人に紹介したい」などの声が上がった。当日は、メディア11社が取材に入るなか、新潟の食材・酒について活発な意見交換が行われ、新潟の食文化を発信する絶好の場となった。

また同日、川崎市では高津区にあるフレンチレストラン「フランセーズ ラ・ポルテ」にて試食会を実施。ディナーコースの中から3品がふるまわれた。出席者は、川崎市長の福田紀彦氏、市内の生産者・小泉農園の小泉博司氏のほか、ゲストとして川崎市在住で、2016年リオデジャネイロパラリンピックに出場した3名のアスリート、瀬賀亜希子選手(射撃)、成田真由美選手(水泳)、山口貴久選手(ウィルチェアーラグビー)を招待。こちらもメディアが多数詰めかけ、活気ある会となった。

挨拶に立った福田市長は、3回目を迎えた「かわさきレストラン・ウィーク」の意義と魅力に言及し、小泉氏は川崎市内で生産される農産物ブランド「かわさきそだち」の特徴を語った。また、障がいにかかわらず、誰もが生き生きと活躍できる社会をめざす川崎市の「かわさきパラムーブメント」についても紹介され、3人のパラリンピアンは、社会や飲食店のバリアフリーにとって大切な視点について、それぞれの意見を述べた。

「新潟SAKEレストランウィーク」試食会 ~新潟~

試食会には、新潟市長の篠田氏と麒麟山酒造株式会社代表取締役社長の齋藤氏のほか、新潟在住の外国人5名も招かれた。また、新潟古町の芸妓も踊りや唄を披露し、会に彩りを添えた
試食会に出されたランチコース。ふきのとうや菜の花、真ダラなど季節の食材を使った7品に加え、日本酒「麒麟山」「朝日山」も提供
コース料理を堪能しながら意見交換が行われ、ゲストの外国人が日本酒の魅力などを語った
新潟市長
篠田 昭氏新潟県には、全国で最多の約90の蔵元があることに触れ、「今回の“新潟の酒と料理のマリアージュ”というテーマは、酒自慢の土地ならではの企画。今日は、外国人の方からの感想や意見も楽しみです」と、期待を語った
齋藤氏が乾杯の挨拶。「にいがた酒の陣」の取り組みに触れつつ、レストランウィークとの相乗効果への期待を語った

「かわさき レストラン・ウィーク」試食会 ~川崎~

ぐるなび関係者を交え記念撮影。前列左から、リオデジャネイロパラリンピックに出場した山口貴久選手、瀬賀亜希子選手、福田紀彦・川崎市長、成田真由美選手、生産者の小泉博司氏、後列中央が「フランセーズ ラ・ポルテ」の片岡竜也シェフ。料理に舌鼓を打ちながら、川崎市の食と農、バリアフリー社会の取り組みについて縦横に語り合った
試食会のメニューについて説明する「フランセーズ ラ・ポルテ」の片岡竜也シェフ
テーブルの上には、川崎市内で作られている農産物「かわさきそだち」も並んだ
川崎市長
福田 紀彦氏『かわさきレストラン・ウィーク』は、高級レストランにリーズナブルな定額メニューを作ってもらい、外食と、市内の農産物の魅力を発信できる絶好の機会。おいしい食事をいただきながら、身近な非日常の楽しいひとときを過ごしてほしい」と語った
川崎の地場農産物「かわさきそだち」をふんだんに使用した3品。アミューズ(上)は「川崎野菜のヴァヴァロア」、前菜(中央)は「信州サーモンと北海ズワイガニ 彩野菜のケーキ仕立て」、メイン(下)は「黒毛和牛とも三角の低温火入れ」