RED U-35ファイナリストの機内食をJAL国際線で提供

若き才能の発掘を目指す料理人コンペティション「RED U-35」のファイナリストのシェフたちがJAL国際線の機内食を1年にわたり監修する「若き料理人たちによる機内食」が9月1日よりスタート。-イベントリポート

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JAL国際線「若き料理人たちによる機内食」記者発表会見

「RED U-35」のファイナリストたちが監修した機内食を9月1日からJALの国際線で提供スタート!

前列左から、加山賢太氏(「Margotto e Baciare」)、井上和豊氏(「szechwan restaurant 陳」)、桂有紀乃氏(ザ・プリンス パークタワー東京「レストラン ブリーズヴェール」)、藤尾康浩氏(「La Cime」)。後列左から、酒井研野氏(「菊乃井本店」)、植木義晴氏(JAL代表取締役社長)、落合務氏(「LA BETTOLA」)、成田陽平氏(「菊乃井本店」)。落合氏以外の6名のシェフが、JAL国際線の機内食を1年にわたり監修する

才能豊かな若きシェフ6名が“おいしい空の旅”を演出!

若き才能の発掘を目指す料理人コンペティション「RED U-35」(共催 /ぐるなび)。そのファイナリストと日本航空株式会社(以下、JAL)のコラボレーション企画「若き料理人たちによる機内食」が実現した。これは、9月1日からのJAL国際線の日本発中・長距離路線のプレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの機内食を、過去の「RED U-35」決勝進出シェフたちが1年にわたり監修するというもの。提供開始に先立ち、8月28日に羽田空港JALロイヤルケータリング株式会社(東京都・大田区)で記者会見が行われ、報道関係者が集まった。

今回、メニューを監修するのは、昨年のレッドエッグ(グランプリ)の井上和豊氏を筆頭に、同じく昨年のファイナリストである桂有紀乃氏、酒井研野氏、成田陽平氏、藤尾康浩氏、2015年のファイナリスト・加山賢太氏の6名。彼らが2人1組となって、9月からの秋メニューを皮切りに、3カ月ごとに、1年間の機内食を担当する。

会見では、まずJAL代表取締役社長の植木義晴氏が、「若手料理人の力を借りて、おいしさと楽しさを提供したい」と挨拶。次に、「LA BETTOLA」のオーナーシェフで「RED U-35 2017」の審査員も務める落合務氏が、「これからは、機内食も旅の楽しみのひとつになる時代。『また飛行機に乗りたい』と思ってもらえる料理を期待したい」と語った。

続いて、JAL開発部客室サービスグループマネジャーの綱島寛哲氏が、企画内容を説明。さらに、秋メニューを監修した井上氏と桂氏が、様々な年代や国籍の人が食べる機内食を作るうえでの工夫などを語った。最後に、秋メニューの試食会も実施。クオリティの高さに会場からは感嘆の声が上がった。

RED Uー35の料理人が監修した、9月から国際線で提供される機内食。.ハンバーグ パプリカのケチャップ風ソース フェットチーネ クリームソース(桂シェフ)、.マイルドエビチリ 翡翠ライス添え(井上シェフ)、.ココナッツのブラマンジェと南国風リンゴのコンポート(桂シェフ)、.タコポテトサラダ バーニャカウダーソース(桂シェフ)、.よだれ鶏(井上シェフ)。メインはから選ぶことができ、サイドメニュー3種()のほかに、パン(メインがのとき)、ドリンク、サラダが付く
井上 和豊シェフ「お子さんでも食べやすいように、エビチリもよだれ鶏も、辛みは抑えつつパンチの効いた味に仕上げました。大きなプロジェクトに関われて光栄です」
桂 有紀乃シェフ「糖分を取りすぎると体に負担がかかるので、デザートには砂糖を極力使わず、ココナッツとリンゴの本来の甘さを活かすメニューにしました」
機内食のトレイに添えられるメニュー表。中面では、1年にわたり監修を務めるRED U-35の料理人6名を紹介
メイン料理のパッケージには、それぞれの料理を監修したシェフの名前と顔写真がプリントされる
植木氏が挨拶。今回のプロジェクトへの期待とともに、若手料理人にエールを送った
JAL開発部 客室サービスグループマネジャー・綱島寛哲氏が、機内食開発の経緯と内容を紹介
「LA BETTOLA」オーナーシェフの落合氏。「機内食を楽しみにできる時代になったと実感した」
JAL客室乗務員も、若手料理人が手がけた新たな機内食の提供に期待を寄せていた
会場には、テレビ局や新聞社など、報道関係者が集まり、注目度の高さをうかがわせた