2019/02/01 NEWS

東京・池袋で「~居酒屋の未来を創造する~ 居酒屋JAPAN2019」開催。4回目の今年も大盛況!

「問題解決・提案型」の展示会、「居酒屋JAPAN」が今年も開催。過去最多となる205小間の出展があった、東京会場の様子をリポート。

URLコピー

 1月23日(水)・24日(木)の2日間にわたり、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館にて、「~居酒屋の未来を創造する~ 居酒屋JAPAN2019」が開催された。今年で4回目を迎える「居酒屋JAPAN」は、東京・大阪の2会場で行われる「問題解決・提案型」の展示会で、昨年同様「~ミートフードEXPO~ 焼肉ビジネスフェア2019」と同時開催。新規開業から既存店の業績向上まで、会場を一回りすれば自店の課題や悩みの解決に役立つヒントや特効薬を得られるのが特徴だ。

多数の飲食店関係者で賑わう「居酒屋JAPAN2019」(東京・池袋)の会場

 「居酒屋JAPAN2019」を企画・運営する実行委員会は、「株式会社 外食産業新聞社」「一般社団法人 日本居酒屋協会」「NPO法人 居酒屋甲子園」「NPO法人 繁盛店への道」の1メディア3団体が中心。初日となる1月23日(水)には、開場に先立ってオープニングセレモニーが行われ、株式会社 外食産業新聞社 代表取締役社長の川端 隆氏が「ようやく4回目を迎えることができました。第1回は118小間でスタート。第2回は132小間、前回の第3回は165小間。そして今回、ついに200小間を超えて205小間の出展となりました。出展社様、来場者様、そして我々実行委員会も含めて、居酒屋の明るい未来をどう創造していくか。モノとコトが集まる一大ムーブメントを起こしていきたいと考え、第1回がスタートしております。回を重ねるごとに認知が広がって、様々な方々に協力をいただき、着実に“渦”が大きくなっていることをうれしく思います」と挨拶。

肉や魚、野菜などの食材から加工品はもちろん、各種のドリンク、厨房機器、様々な経営ツールやデバイスが集まる。「人材不足対策ゾーン」「自治体コーナー」「インバウンド対策コーナー」などが設けられるなど、出展は多岐に渡る

 10時の開場後は徐々に来場者が増え、1時間もすると多数の飲食店関係者らで、ブース間の通路を思うように前へ進めないほどの賑わいに。肉や魚のほか、野菜、調味料、各種加工品、酒を含む各種ドリンクなどを試食・試飲する姿や、厨房機器や経営サポートツールについて話を聞く様子が見られた。また、会場内にはセミナー会場が3カ所設けられ、業界の第一線で活躍する経営者らが、業界の展望、企業戦略、人材や接客、店舗開発など、多岐にわたるテーマで講演。立ち見が出るセミナーも数多く、「ぜひ、『居酒屋JAPAN』で何かをつかんでいただければ幸いです」という川端氏の言葉のとおり、新たな発見や再認識の場となっていた。

 なお、昨年より「居酒屋JAPAN」は大阪でも開催されており、今年は2月5日(火)・6日(水)の2日間、大阪南港ATCホールにて行われる。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

オープンニングセレモニーとして、主催や特別後援、後援、協賛、特別協力、協力の各社・省庁・団体らの代表者によるテープカットが行われた

「居酒屋JAPAN」実行委員会

株式会社 外食産業新聞社 代表取締役社長
川端 隆 氏
「『居酒屋JAPAN』はみんなで作りあげていく展示会だと思っています。業界がよくなっていくために、もっともっと頑張っていきます」
一般社団法人 日本居酒屋協会 会長
株式会社 駒八 代表取締役社長
八百坂(やおさか) 仁 氏
「今年は改正入管法の問題、統一地方選挙、消費税、禁煙問題などの課題が山積みですが、居酒屋から元気を発信して、日本をもっと明るく、元気にしていきたいと思っています」
NPO法人 居酒屋甲子園 理事長
株式会社Elevation 代表取締役
山崎 聡 氏
「目の前のお客様に元気を与えることができる居酒屋の仕事に誇りを持ってやっている。2020年はオリンピックが開催され、世界が日本の居酒屋や、外食を取り巻く文化に触れる機会。日本のすばらしい未来をどんどん築いていきたい」
NPO法人 繁盛店への道 理事長
株式会社 柴田屋酒店 代表取締役社長
柴 泰宏 氏
「去年からさらにパワーアップした『居酒屋JAPAN』を開催できることを非常にうれしく感じています。2日間という短い時間ですが、1人ひとりの行動と気持ちで盛り上げていきたいと思います」
会場内では終日「特別セミナー」「プレゼンテーションセミナー」も行われ、業界の第一人者や専門家が講演するとあって大盛況。1月23日(水)には「居酒屋JAPAN 基調講演」【第1部】として、ロイヤルホールディングス株式会社 代表取締役兼CEOの菊地唯夫氏が登壇。「テクノロジーが切り拓く 外食産業の近未来を透視する」と題し、テクノロジーを活用した実験店「ギャザリング テーブル パントリー」の事例などを紹介。「生産性向上」と「働き方改革」を両立させ、「人が行うことで価値を生み出すことに力を集約する」重要さを語った
【第2部】は、株式会社バルニバービ 代表取締役の佐藤裕久氏が「~街は飲食店が作る!!~ 街明かり 人が遊びて 生まれけん」と題して講演。自分の人生を振り返りながら、淡路島の新店や自社が手がけてきた店舗を紹介。「自分がやりたいことを貫く」「自分の心の中で、本気で向き合った事柄は、変わることがない」と熱いメッセージを送った