2020/01/30 NEWS

東京・池袋で「―居酒屋の未来を創造する―居酒屋JAPAN2020」開催。合わせて「外食アワード2019」表彰式も

国内随一の規模と質を誇る、飲食業界・外食業界をターゲットにした展示会「居酒屋JAPAN」が今年も開催。東京会場の模様をリポートする。

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 1月22日(水)・23日(木)の2日間、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で、第5回「~居酒屋の未来を創造する~居酒屋JAPAN2020」が開催された。また、焼肉業界と肉料理を扱うすべての飲食店に向けた「―ミートフードEXPO―焼肉ビジネスフェア2020」も同時開催。居酒屋・飲食業界に向けた「展示」「セミナー」「メディア」による課題解決・提案型の展示会として、多彩な商材・製品・サービスが提案された。

 「居酒屋JAPAN」は「居酒屋の未来を創造する」をコンセプトに、2016年にスタート。企画・運営を行う「居酒屋JAPAN実行委員会」は、一般社団法人 日本居酒屋協会、NPO法人居酒屋甲子園、NPO法人繁盛店への道、日本外食新聞ほか、業界団体やメディアなどの協力のもとに構成されている。年々、出展社・来場者数が増加しており、2018年からは東京に加えて大阪でも開催されている。

 東京会場の初日となった22日(水)はオープニングセレモニーが催され、実行委員を代表して株式会社外食産業新聞社・代表取締役社長の川端崇嗣氏が挨拶。その後、テープカットも行われた。

 東京会場の出展社数は217社と、昨年比で23.3%増。同じく、ブースも237小間と昨年比で15.6%増となり、会場のいたる場所で出展社から熱心に話を聞く来場者の姿が見られ、業界関係者の注目の高さが表れていた。

東京会場には、食材・店づくり・経営に関する課題を解決するための様々な商品・サービスを提供する出展社が集結

 また、飲食店経営者ら豪華な登壇者による特別セミナーも多数開催された。初日には、株式会社 楽コーポレーション・代表取締役社長である宇野隆史氏による「~飲食店は流行ではなく自分を売る仕事~だからこそ『個人店』の強さは不変です!!」(有料講座)をはじめ、株式会社 物語コーポレーション・代表取締役社長 CEO の加治幸夫氏語る「これからの飲食ビジネスとは?~清く正しいFC本部~」、株式会社トラジ 代表取締役社長・金信彦氏による「お客様の立場に立ち考え、行動するとは?」など、様々なテーマのセミナーが3会場で開かれ、多くの聴講者が集まった。

株式会社 楽コーポレーションの宇野隆史氏は、自身のこれまでの歩みを交えながら、「これからの飲食業界は、さらに個人店が強くなっていく」と語り、集まった多くの飲食店経営者を激励した
「清く正しいFC本部」であるためには、「本部の徹底した情報開示や加盟店へのクイックレスポンスなどが重要」と話した株式会社 物語コーポレーションの加治幸夫氏

 さらに、14社の食品関係専門媒体で構成される外食産業記者会が、その年に活躍した外食事業者、および外食産業界に貢献した中間流通業者・外食支援事業者を分野ごとに選出し、表彰する「外食アワード2019」の表彰式・レセプションも今回から「居酒屋JAPAN」会場内で開催。会場には、株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス 代表取締役社長の岡本晴彦氏のほか、新たに制定された「外食レジェンド」に選ばれた株式会社叙々苑 代表取締役会長・新井泰道氏らが登場し、それぞれ感謝を意を表した。

 「居酒屋JAPAN2020」東京会場の来場者数は、2日間合計で昨年比1,503人増の24,081人と大盛況で閉幕。大阪では2月4日(火)、5日(水)に大阪南港ATCホールで開催される。

「外食アワード2019」受賞者。前列左より、岡本晴彦氏(株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス 代表取締役社長)、新井泰道氏(株式会社叙々苑 代表取締役会長)、文野直樹氏(イートアンド株式会社 代表取締役会長)、後列左より、田中徹氏(株式会社ステディワークス 代表取締役)、宮野浩史氏(株式会社クリスプ 代表取締役社長兼CEO)、布施孝之氏(キリンビール株式会社 代表取締役社長※当日は代理者出席)