ファイナリスト5店舗による熱いプレゼンテーション!
「居酒屋から日本を元気にする」ことを目的に、外食産業で働く人が最高に輝ける場として、2006年から毎年開催されてきた居酒屋甲子園(主催/NPO法人居酒屋甲子園、運営/株式会社IZAKO)。2013年も「共に学び、共に成長し、共に勝つ」という理念のもと、全国から1392の飲食店がエントリー。5月から始まった覆面調査や書類審査、プレゼンテーションによる地区大会を経て、8月末には全国11地区の優勝店舗が出そろった。そのなかから、最終予選(プレゼンテーション、面談)を通過した5店舗が、11月12日に神奈川県横浜市のパシフィコ横浜国立大ホールに集結。日本一を目指して決勝大会に臨んだ。
全国から集まった飲食店経営者やスタッフが見守るなか、「満天酒家 あかぼし」(広島)を皮切りに、「渋谷道玄坂DRAEMON」(東京)、「かわちどん黒川本家」(愛知)、「居酒屋てんてん」(大阪)、「串焼家 夢丸 相武台前店」(神奈川)の各店舗が壇上に上がり、店の取り組みや働くスタッフたちの絆、成長などを発表。5121名の来場者を、涙と笑いの渦に巻き込んだ。
決勝審査は、もっとも気づきと学びがあった店舗を来場者が選び、会場で投票。見事栄冠に輝いたのは、「笑顔の空気感」を大切にした店づくりを、漫才仕立てで楽しくプレゼンテーションした「渋谷道玄坂DRAEMON」。DRAEMONグループとしては、2度目の優勝となった。
また、居酒屋甲子園では、前回から「店長認定制度」として、「志と成果を残せる店長」を認定してきたが、今回の決勝大会では、「全国優秀店長」に選ばれた店長のなかから、2名が登壇。田中 聡氏(群馬「地中海酒場Sole Sole」)と、真田 竜輔氏(東京「もう一つ家 一歩一歩」)の、店長としての取り組みや成果につながったストーリーが紹介された。
閉会の挨拶に立った理事長の山根浩輝氏は、新たな取り組みとして「居酒屋大サーカス」の開催を発表。これは、居酒屋甲子園に参加する有志がサーカスのように全国を回り、居酒屋の「おもてなし」を伝える飲食イベントで、その第1回が2014年5月、熊本県で開催される。居酒屋甲子園のチャレンジに、今後も注目したい。