ぐるなびの事業インフラとノウハウの活用で地域食材・食文化・観光の情報発信を推進
食材フェアや外国語対応など地域活性化の取り組みを発表
かねてよりぐるなびでは、京都市や福岡市、大阪市など、全国の様々な自治体や団体と、観光や産業振興に関する連携協定を締結し、地域活性化に取り組んできた。そして今回、新たに12例目、13例目として、札幌市および静岡県との間で連携協定が結ばれた。
2016年11月1日、札幌市とぐるなびは「食の魅力を軸にした観光振興に関する連携協定」を締結。それに伴い、札幌市役所にて調印式が行われた。ぐるなびは2015年6月に、すでに北海道との包括連携協定を結んでいる。今回の札幌市との協定により、“北海道ブランド”を活用した、さらに強固な連携が取れることになる。式では協定書に署名後、札幌市長の秋元克広氏が「訪日外国人に対して、より食に関するおもてなしと観光振興に力を入れたい」と挨拶。続いて株式会社ぐるなび代表取締役社長の久保 征一郎は「札幌は食材に恵まれている。地域の食文化を理解し、観光と融合したガストロノミーツーリズムの、日本での普及の場にもしていきたい」と、今後の協力を約束した。
具体的な取り組みとしては、札幌雪祭りでの外国人客対応策として、インバウンドセミナーの実施や、ぐるなびの「メニュー情報一元変換(多言語化)システム」を活用している店舗へのステッカーの配布など、ぐるなびのノウハウやインフラを総合的に提供。特設ページも同日に開設しており、札幌市の食文化・観光・飲食情報を発信している。
そして11月29日には静岡県庁にて、静岡県の農林水産物の消費拡大とインバウンド対策を柱とした「食と観光に関する連携協定」の締結式が行われた。静岡県知事の川勝平太氏は「静岡県は439品目もの食材を生産する“食材の王国”。地域資源の発信や外国語対応のノウハウを持つぐるなびとの連携は心強い」と期待感を表明。ぐるなび代表取締役会長・創業者の滝 久雄は「川勝知事の元で、さらなる発展を目指す静岡との連携をうれしく思う。県産食材の消費拡大と、外国人客の受け入れ体制の整備推進が本協定の2大テーマ。ぐるなびの情報インフラやコンテンツをフルに活かし、静岡県の躍進の一助になれるよう努めていきたい」と述べた。
今後は、静岡県内や首都圏のぐるなび加盟店において「静岡県産食材フェア」を開催して、地産地消・地産他消を推進。さらに「静岡の一皿2016」を発表するなど、静岡の食のトレンド情報を発信していく。また、シェフと生産者とのネットワークを強化するセミナーを開催して、相互理解の場を創出するとともに、インバウンド対策セミナーも開催し、訪日外国人客の受け入れノウハウを提供していく予定だ。
今後もぐるなびでは、日本の食文化や食の魅力を通じて観光を楽しむための情報サービスの提供を自治体とともに推進。長期的な視野に立った地域活性化を目指していく。
「札幌市・株式会社ぐるなび
食の魅力を軸にした観光振興に関する連携協定」
(11月1日(火)/札幌市役所)
「静岡県と株式会社ぐるなび との
食と観光に関する連携協定」
(11月29日(火)/静岡県庁)