「RED U-35 2017」オープニングレセプションが開催。応募テーマや新たな審査員団、審査方法も発表
今大会のコンセプトは、「日本をつなぐ」!
2013年に始まった「RED U-35」は、夢と野望を抱く35歳未満の若き才能を発掘する、日本最大級の料理人コンペティション。5回目となる今回のキックオフイベント「RED U-35 2017」 オープニングレセプションが去る4月10日、「日本橋三井ホール」(東京・日本橋)で開催された。
イベントの冒頭、「RED U-35」の発起人である株式会社ぐるなび代表取締役会長 CEO・創業者の滝久雄が挨拶。ぐるなびはシェフの地位向上を目指しており、その流れのなかで同コンペティションが始まったことなどを紹介し、今大会への期待を述べた。
続いて、総合プロデューサーで放送作家の小山薫堂氏が登壇。「『RED U-35』をとおして料理界に新しい絆が生まれている」と述べつつ、審査員が2年の任期制であることを説明。3代目審査員長に就任した「Wakiya一笑美茶摟」のオーナーシェフ・脇屋友詞氏を紹介した。脇屋氏が挨拶をした後、ほかの審査員9名も登壇。前回から引き続き、田崎真也氏、辻芳樹氏、狐野扶実子氏、2大会ぶりの再任となる落合務氏に加え、德岡邦夫氏、生江史伸氏、黒木純氏の各シェフ、さらに、パティシエの鎧塚俊彦氏、作曲家の千住明氏が新たに名を連ねた。
そして、脇屋氏から1次審査の応募テーマが「糖」と発表されると、天井からは無数の赤い風船が。風船には、鎧塚氏特製の桜をモチーフにしたメレンゲの菓子が付いており、「糖」を印象づけつつ、会場を彩っていた。
その後、小山氏が大会概要を発表。今回のコンセプトが「日本をつなぐ」であること、書類審査・映像審査とともに新しい審査方法として「学園祭審査」を行うこと、ブロンズ・エッグ(書類審査通過者)の前に100~150名のノミニー(候補者)を選出し、発表することなどが紹介された。
懇親会の乾杯の音頭をとったのは、文化庁長官・宮田亮平氏。また、壇上では過去のグランプリ・準グランプリ受賞者と、小山氏によるトークセッションも実施。会場には入賞者によるフィンガーフードも用意され、華やかな雰囲気のなか、今年の健闘を誓い合った。