2018/11/27 特集

清潔で快適な空間を! トイレのお掃除大作戦(4ページ目)

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Part 3 CASE STUDY すてきな店の、いけてるトイレ目、鼻、耳でも楽しめる。スタイリッシュな書斎風トイレ

【新潟・新潟駅万代口】旬魚旬菜 極DINING 肉匠 迎賓館 駅前店

本棚は空間デザイナーがコーディネート。洋書をメインに、クロック、トランペットなど、様々なインテリアが並ぶ

A5ランクの村上牛や、こだわりの地酒をリーズナブルに提供する「若旦那」ブランド。そのうちの1店、「駅前店」の人気に一役買っているのが、個性的なトイレの存在だ。

「新潟駅の万代口周辺には女性が気軽に立ち寄れる飲食店が少なく、オープンにあたり、女性も気軽に入れる本格居酒屋をこのエリアに創出したかった。トイレはお客様に『おっ』と思っていただけるよう、あえてデザイン・内装は店内と変えました」と語るのは、飲食事業部・部長の長谷川太郎氏。シンプルな通路の先にある木製のドアを開くと、そこはスタイリッシュな書斎風の空間。かぐわしい香りが広がる室内の本棚には洋書が並び、絶妙なバランスで様々な小物が置かれ、アクセントを添えている。「ディフューザーは高級ホテルでも使われているイタリア製。ハンドソープは英国王室御用達のもの。女性のお客様は、こういったところもチェックされますから、細部まで手を抜きません」と、長谷川氏。

クレンリネスに関してはスタッフ間で美意識を共有し、30分ごとの清掃に加え、「気付いた人がこまめにトイレをチェックする」を共通ルールに、清潔感を保っている。来店客からは、「とにかく驚いた」「くつろげますね」といった声が寄せられ、店全体の印象度アップにつながっている。和の居酒屋とのギャップも、新鮮かつ、おもしろく映るようだ。

センサー式の洋式便器の色は黒に。座ろうとすると音楽が流れる仕組み
大きく使いやすい洗面台。綿棒、脂取り紙、マウスウォッシュ、消臭スプレーなどがセットされている
通路の奥のトイレ入口は、木の扉。この先に、予想もつかない空間が
トイレ全体を包み込む、自然な香りのディフューザーがさり気なく置かれる
スタイリッシュな空間の雰囲気を壊さぬよう、掃除当番表や様々な告知はドア裏などに貼り付ける
飲食事業部 部長 長谷川太郎氏
店の立ち上げから携わり、店長、統括マネージャーを経て、飲食事業部の部長に。現在は新潟駅付近に、カフェやサンドイッチ店、肉バルを含む12店舗を運営。
旬魚旬菜 極DINING 若旦那 駅前店
新潟県新潟市中央区花園1-5-9 ベロウ花園1F
https://r.gnavi.co.jp/49c5svab0000/
「厳選食材をリーズナブルに」をコンセプトに2011年オープン。人気は「極上生ウニと村上牛の贅沢巻き(529円)」。掘りごたつの座敷とカウンター席を備えた店内は、観光や出張で訪れる県外客も数多く、連日賑わう。

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