2014/06/11 特集

味を引き立てる香りが食欲増進!夏のスパイス料理(2ページ目)

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鶏モモ肉の七味スパイシーチキン 枝豆のリゾット添え

西山 慎一郎 シェフ
キッチンブイ(東京・高田馬場)

■想定提供価格 ¥1,080/■原価率 37%

主な材料

鶏モモ肉、ブラックペッパー(ホール)、ホワイトペッパー(ホール)、ピンクペッパー(ホール)、フィンネルシード、山椒パウダー、カルダモンパウダー、チリパウダー、しょうゆ、みりん、酢、塩、リゾット米、ニンニク、枝豆、グラノパダーノ(チーズ)

作り方

  • フライパンで鶏モモ肉を皮目から焼く
  • パリっと焼けたら油を捨て、220℃のオーブンで2分30秒焼く
  • しょうゆとみりんを1:1で煮詰め、最後に酢を少々加えたソースを、鶏モモ肉の皮目に塗る
  • ブラックペッパー、ホワイトペッパー、ピンクペッパー、フィンネルシードを粗めにすりつぶし、そのほかのパウダースパイスを混ぜる
  • 鶏モモ肉の上に4をまぶしたら、もう一度オーブンで2分30秒焼く
  • ブイヨンで炊いた枝豆のリゾットを皿に盛り、その上に5を載せて完成

CHEF’S VOICE

日本の七味を洋風にアレンジし、7種のスパイスをブレンド。食べやすい鶏モモ肉に合わせました。食事としてしっかり食べてもらいたいので、夏に旬を迎える枝豆を入れたリゾットも添えました。ペッパー類が辛みを加え、甘い香りのフィンネルがスパイス全体の香りを高めてくれます。スパイスを乗せる直前に塗るしょうゆとみりんのソースもポイント。焦げたしょうゆの香りも立ち、誰にでも食べやすい味に仕上がっています。

使用スパイスは、(一番手前から時計周りに)ホワイトペッパー、ピンクペッパー、フィンネルシード、チリパウダー、カルダモン、山椒、(中央)ブラックペッパーの7種
POINT.1鶏モモ肉の皮目は食感も楽しめるよう、フライパンでしっかり焼き色をつけ、パリッと焼き上げる。そうすれば、時間がたっても皮がブヨっとした食感になりにくい
POINT.2香りを立たせるため、ホールのスパイスは使用の直前に挽く。食感も大事にしたいため、粒は粗めに。ここに、パウダーのスパイスを加えて混ぜてから使用する
西山 慎一郎 シェフ1979年、埼玉県出身。25歳から料理の道に進み、同店のオープンとともに料理長に就任。日々、市場に通ったり、料理書を読んだりと、研鑽を重ね、意外な食材を組み合わせたオリジナル料理を作り出す。
キッチンブイ(東京・高田馬場)
東京都新宿区西早稲田3-15-1 OKビル1F
http://r.gnavi.co.jp/jxsswbjg0000/イタリア料理をベースとしたバールをイメージして2011年11月オープン。少人数でもいろんな料理を楽しんでもらいたいと、ポーションを小さくし、価格を抑えて提供。客層は30~60代で、近隣住民が集まる。

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