2012/09/18 特集

テーブルを彩るノンアルコールカクテル(2ページ目)

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「日本一のバーテンダー」直伝
テーブルを彩るノンアルコールカクテル

ノンアルコールモヒート

材料
ライム 1/4カットを2つ
ミント 適量(5〜10枚)
パウダーシュガー 2tsp(ティースプーン)
ソーダ 適量

ポイント
キューバ発祥のラムベースのカクテル・モヒートのノンアルコールバージョン。ミントを入れ、ライムを搾り入れて砂糖を加えたら、全体がなじむように軽くつぶし、クラッシュアイスを入れてソーダを注いで完成。底に少し溜まったミントやライムをバースプーンなどですくい上げる。「ライムとミントを使ったさっぱりしたカクテルなので、油の多い料理との相性が良いと思います。また、砂糖の量を調整して甘さを抑えることも可能です」。

ミントの量は好みによって調節を

スムージー風マンゴーのカクテル

材料
マンゴーピューレ 60g
オンレンジジュース 30ml
ヨーグルト・ドリンク 60ml

ポイント
目にも鮮やかな黄色が印象的なデザート風カクテル。「冷凍のマンゴーピューレを使い、材料をすべてミキサーに入れてブレンドします。仕上げでミントの葉をあしらってアクセントに」。また、ヨーグルト・ドリンクを加えることで、ほどよい酸味となり、飲みごたえもある。

冷凍のマンゴピューレはボアロン社のもの

お酒が弱い人も、飲めない人も、飲み会がより楽しくなるノンアルコールカクテル

この特集でノンアルコールカクテルを作っていただいた高橋直美氏によると、勤務するバー「リード」でも近年、ノンアルコールの需要が増えているそうだ。「車を運転するのでお酒を飲めない」という理由のほか、お酒は苦手だがバーの雰囲気や、"飲んでいる気分"を楽しみたいという人も多いという。

「ノンアルコールカクテルは様々なシチュエーションで楽しむことができます。今回の5つのカクテルはどの業態の飲食店にも参考になるよう、また、材料はどれも手に入りやすく、誰でも使えそうな材料で考えました。

私のこだわりは素材の味を引き出すこと。これはノンアルコールに限った話ではなく、自然の味をそのまま出すことが大切です。シロップを使えば簡単にフレーバーは出せますが、日ごろ身近にある素材をミックスし、手間ひまかけることでおいしさがアップするのです。また、フレッシュな素材を入れるのもポイント。より香りが引き立ちます。

カクテルの内容によってカクテルグラスを使い分けるなど、見た目にもこだわりたいですね。美しさに比例して味もグレードアップするのではないでしょうか」。

【レシピ開発】
第39回全国バーテンダー 技能競技大会 総合優勝
高橋直美氏
高知新阪急ホテル
バー「リード」バーテンダー高知市出身。東京で過ごした短大・OL時代にショットバーを訪れ、大人っぽい憧れの世界へ入ったのは22歳の時。一から研鑽を重ね、2012年5月に新潟で開催された第39回全国バーテンダー技能競技大会において、創作部門と課題部門で1位、ベストテクニカル賞、ベスト・テイスト賞を受賞し、総合優勝。2013年秋にチェコ・プラハで開催される世界大会に出場する。また、2010年には、シェリーカクテルコンペティション(東京)、おかやまカクテルコンペティションでも優勝を果たした。テニスやゴルフを楽しみ、休日は映画や絵画鑑賞などで感性を磨く。
バー リード
高知県高知市本町4-2-50
高知新阪急ホテル2F落ち着いた英国調の雰囲気の中、世界の銘酒を楽しめる

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