株式会社 永遠希 小田利明氏 - 心に残る外食 -

2014/01/09

外食企業トップの心に残る外食

8名の飲食店経営者トップが日々の外食で感じたことを、連載コラムでお届け

Vol.180こだわりの追求が、愛される秘訣

(株式会社 永遠希 代表取締役 小田利明氏)

 今回は弊社のスタッフとミーティング旅行で海を渡り、愛媛の松山に行ってきました!松山と言えば「坊っちゃん団子」が有名ですが、瀬戸内でとれる松山のブランド食材のひとつ「坊っちゃん島あわび」を食べてみたいと思い、行ったお店が約300席もある居酒屋の「晴れ曇なごみ家」(写真1)です。

 お店に入ると目に飛び込むのが巨大な生けす!(写真2)なんと、この生けすでお客様自身が魚介を釣り、それをその場で調理して食べさせてくれるのです。これ以上ない鮮度で食べられるだけでなく、このアミューズメント性が最大の売り。周りを見ると子供はもちろん、大人も楽しんでいます。まるでアミューズメントパークのようですね。

 さっそく注文した「坊っちゃん島あわび」は、これで980円!(写真3) ほどよい柔らかさにびっくりします。おいしいというより、“うまい!”と言ってしまうおいしさです。そして、普段は釣りをしない僕も生けすで釣ってみたら、楽しくてはまってしまいました。もちろんその魚もいただき、新鮮さもさることながら、瀬戸内の魚はうまいなぁと実感しました。

 「晴れ曇なごみ家」には、肉料理もたくさんあります。鶏は地元の浜千鶏、豚は地元の宇和高原豚を使い、愛媛産食材へのこだわりも感じます。

 スタッフは元気のよさはもちろんですが、料理の勧め方がうまいんです。これだと、ついつい頼んでしまいますね。実は、これは大事なことなんです。大型店舗でありながら、アルバイトスタッフが自然にお客様とコミュニケーションをとれるような仕組みづくりをするのは、飲食のプロから見ても難しいことだと思うのですが、同店ではきちんと社員とアルバイトスタッフが自らの個性を出して接客していました。元気で、活気のあるお店も増えてきましたが、おすすめ力のあるお店を探すのは今でもなかなか難しいものです。

 「坊っちゃん島あわび」を食べたいと思って行ったのですが、それ以上の感動や衝撃を受け、スタッフ全員で勉強になりました。飲食業は年々厳しくなってきていますが、スタッフのサービスは年々上がってきてるようにも感じた日でもありました。松山で見つけた心に残るお店に感謝です!

株式会社永遠希 代表取締役 小田利明氏株式会社永遠希
代表取締役
小田利明氏
1965年広島県広島市生まれ。美容専門サロンの営業職を経て、1995年30歳で起業。2000年に有限会社永遠希を設立し、2005年に株式会社永遠希に変更。現在、「囲酒家 永遠の縁卓」など広島市内に7店舗を展開中で、2013年タイ・バンコクにも「永遠希」をオープンさせた。
(写真1)「晴れ曇なごみ家」の内観。300席ある大型店舗だ
(写真1)「晴れ曇なごみ家」の内観。300席ある大型店舗だ
(写真2)店内にある巨大な生けすで釣りが楽しめ、釣った魚をその場で食べることができる
(写真2)店内にある巨大な生けすで釣りが楽しめ、釣った魚をその場で食べることができる
(写真3)松山のブランド食材のひとつ「坊っちゃん島あわび」も楽しめる
(写真3)松山のブランド食材のひとつ「坊っちゃん島あわび」も楽しめる
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