株式会社 永遠希 小田利明氏 - 心に残る外食 -

2015/04/09

外食企業トップの心に残る外食

8名の飲食店経営者トップが日々の外食で感じたことを、連載コラムでお届け

Vol.292親子とスタッフの関係性のよさが店をつくる

(株式会社 永遠希 代表取締役 小田利明氏)

 今回は、広島市内にある「炭火串焼き、純」に行きました。私が経営する店に、常連さんと一緒に来てくれた稜くんという17歳の男の子が、お父さんの焼鳥屋を手伝っているそうで「ぜひ食べに来てください!」と言われ、さっそく家族と行ってきました。

 焼場には稜くんのお父さんが立っており、その立ち居振舞いと仕事にこだわりを感じました。スタッフは、稜くんをはじめ3名。笑顔で接客しており、温かい雰囲気が伝わってきます。串焼はおまかせでいろいろ出してもらいました。山口県の長州鶏を使用しているそうですが、この焼鳥のクオリティは鶏の質だけではないと感じます。

 稜くんとお父さんの関係性のよさもさることながら、そのほかのスタッフが2人をしっかりサポートしているのがすばらしかったです。スタッフは、稜くんが生まれる前からお父さんについているそうで、稜くんを息子のように思ってサポートしているから店の雰囲気がよく、居心地のいい空間になっているのかもしれません。

 料理はほんとうにおいしかった! 個人的には手羽先が好みでしたが、ホルモンの串焼が印象に残りました。タレとちょっとした下味の塩加減なのか、また食べたいと思える味でした。シメの鶏釜飯もよかったです。

 カウンター8席を含め、22席という小さなお店ですが、こだわりの素材とアットホームな雰囲気が印象的です。この雰囲気はがんばって演出して成り立っているものではなく、関係性がよいからこそ自然と出るのではないでしょうか。

株式会社永遠希 代表取締役 小田利明氏株式会社永遠希
代表取締役
小田利明氏
1965年広島県広島市生まれ。美容専門サロンの営業職を経て、1995年30歳で起業。2000年に有限会社永遠希を設立し、2005年に株式会社永遠希に変更。現在、「囲酒家 永遠の縁卓」など広島市内に7店舗を展開中で、2013年タイ・バンコクにも「永遠希」をオープンさせた。
(写真1)笑顔で接客する稜くん。17歳とは思えないほど、しっかりとお父さんをサポート
(写真1)笑顔で接客する稜くん。17歳とは思えないほど、しっかりとお父さんをサポート
(写真2)印象に残ったホルモンの串焼。“また来たい”と思わせる味
(写真2)印象に残ったホルモンの串焼。“また来たい”と思わせる味

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