各階にタブレットを設置し、顧客対応がスムーズに
2018年4月、東京・三越前駅から徒歩すぐのビル地階にオープンした「Yakiniku BarBies」は、焼き肉と「極上塩ユッケ」(2178円)などの生肉料理、100種を超えるワインが売り。店舗入口がある1階は、地下のキッチンで調理するステーキや生肉を楽しめるバル「BarBies Grill」として営業しており、2つのフロアで2業態を展開。周辺に勤務する30〜40代のビジネス層を中心に接待や記念日などでの利用を多く獲得し、7〜8割を予約客が占める。
オープン当初は地下階、1階の両店の予約情報を1冊のノートで管理していたため、「電話予約の対応や確認事項があるたびに、ノートを置いている1階に移動しなければなりませんでした」と、マネージャーの岡村亮氏は振り返る。そこで、2018年9月に「ぐるなび台帳」を導入し、各階のレジ横などに計3台のタブレットを設置。階を行き来せずに予約の問い合わせに対応できるようになり、オペレーションが効率化した。「上下階の混雑状況や利用状況も随時確認できるので、ウォークインのお客様に対してもよりスムーズに対応できるようになりました」(岡村氏)。
予約の内訳は電話が4割、ネットが6割と、年々ネットが多くなっているが、「ぐるなびネット予約」と「ぐるなび台帳」を相互連携することで、配席を含めた予約情報がリアルタイムで台帳に反映され、ダブルブッキングを回避。オプションの「台帳ネット予約」も活用し、予約専用に発行されたURLをホームページやInstagramに掲載して、予約の入り口を増やすことにも成功している。
予約や顧客情報の入力はアルバイトも含めたスタッフ全員で行い、好きな肉の部位やワインの銘柄などを記録。「常連のお客様はビジネス層がほとんどで領収書が必要な方も多く、備考欄に宛名を残しておけるのも便利ですね」(岡村氏)と、顧客管理の面でもメリットを感じている。さらに、効果を実感したため、系列店の「YAKINIKU&WINE TO-KA HANARE」でも「ぐるなび台帳」を導入。これにより、各店の予約状況が一括で把握できるようになり、ヘルプスタッフの補充や人員調整など、シフト管理もしやすくなった。「共通の常連様の来店確認や顧客情報など、情報共有がしやすくなりました」と岡村氏。今後は、各店舗でより細かな情報を蓄積し、さらなるサービス向上に努めたいと考えている。
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