隠れ家イタリアンが実際に3カ月間使ってみた感想
旭化成ホームプロダクツでは、「グリーストラップ清掃用品シリーズ」として、バスケット用の水切りネット「グリストネット®」、油吸着シートの「グリースクリーン」、沈殿物をすくい上げる「すくいん棒®」の3アイテムを展開している。
昨年に続き、今年もさまざまな業態の飲食店を対象にモニタリング調査を実施。実際に「グリーストラップ清掃用品シリーズ」の各アイテムを使った場合のゴミや油のたまり方、清掃のしやすさなど、その使用感についての声を集めた。
今回はイタリアンでの使用事例を紹介する。
人手不足が続く飲食店にとって「グリーストラップ清掃用品シリーズ」は、清掃時間の時短につながる良い製品
銀座3丁目にある「エノテカ ガルビーノ」は、アットホームな雰囲気が心地よい隠れ家イタリアン。気取らずにワインと旬の食材を使った料理が楽しめると評判だ。店では100種類以上のワインを用意し、イタリア産クラフトビールも提供。総席数は40席程度で、半個室はフロア貸切で18名までの宴会に対応している。また、2〜3名で利用できる1日1組限定の個室も好評だ。
入戸野オーナーは、3年半前に前オーナーから店を引き継いだ。グリーストラップの清掃は営業後、もしくは土曜日の営業が夜のみのため、昼の仕込み時間に清掃することも。現在、入戸野オーナー自らが担当されているという。
「人手不足もあり、料理人にあまり負担をかけたくないこともあって、現在は私がグリーストラップの清掃を担当する流れになっています。スタッフの募集もしているのですが、今はなかなか難しいですね。清掃をした後はどうしても店内に臭いがこもってしまうため、土曜に清掃する場合は、お客様の予約状況を確認して判断しています」(入戸野オーナー)。
「グリーストラップ清掃用品シリーズ」を使う以前のグリーストラップ清掃について伺うと、微生物でグリスト槽の油や汚泥を分解するような製品を使っていたそうだが、お湯や洗剤を流してしまうと微生物が死んでしまうのか、あまり効果は感じられなかったそうだ。
しかし、「グリーストラップ清掃用品シリーズ」を使う今は、全体清掃を1、2週間に1回のペースにしても、グリーストラップの状態はきれいに保たれているという。
「『グリーストラップ清掃用品シリーズ』は使い慣れてくると、一連の交換作業、カゴや仕切りの清掃、槽の中に沈む汚泥の処理にかかる時間がどんどん短くなり、今では30分かからずに全体の作業を終わらせることができるようになりました。おかげさまで、私の負担はかなり軽減できたと実感しています」。
また、お店が忙しく掃除に時間が割けない時は「グリストネット®」や「グリースクリーン」を交換するだけで安心感が違う、と入戸野オーナーは言う。
「『グリストネット®』の中にゴミはしっかり集まってくれますから、それを交換してカゴを洗うだけなら苦にもならないですし、油の処理も『グリースクリーン』を浮かべて吸着させるだけなので、清掃用品の交換だけなら10分たらずで簡単に終わります」。
その時々のグリーストラップの状態に合わせて、ポイントを押さえた清掃を行えば、負担は軽減できる
また、入戸野オーナーが特に注目したのは『グリースクリーン』の油の吸着力だという。
「これまでは、グリーストラップに浮かぶ油がすくいきれず、流れてしまった油が固着して詰まりが生じるため、2、3年に1度は高圧洗浄を業者に依頼していました。しかし今回、『グリースクリーン』を使ってみて、油をしっかり吸着している様子から、今後はこれを使えば高圧洗浄の依頼も3、4年に1度くらいに減らせるかもしれない、と期待しています」。
営業後にグリーストラップの清掃を行うことで、終電を逃すことも多かったという入戸野オーナー。
「グリーストラップの定期的な清掃は必要です。便利な『グリーストラップ清掃用品シリーズ』を使って、その時々のグリーストラップの状態をみながらポイントを押さえた清掃を行えば、時間を短縮させながらでもグリーストラップの状態をきれいに保てると気付きました。『グリーストラップ清掃用品シリーズ』は、人手不足が続く飲食店にとってとても良い製品だと思いますよ」。
飲食店にとって、衛生管理も重要な仕事の一つである。
「お店それぞれやり方はあると思いますが、うちの場合だと週に1回、『グリストネット®』と『グリースクリーン』を交換するだけにしたら、負担はなくなりました。むしろ『グリストネット®』がゴミをキャッチしてくれるので、槽の中の汚泥をすくう作業は毎回でなくてもいい。なので今は、このやり方がよりうまく回るようなルーティーンを試行錯誤中です。これまでのグリーストラップ清掃にかけていた手間と作業負荷を考えたらそのコストは『グリーストラップ清掃用品シリーズ』にかけてもいいと思います」。
排水のトラブルが起きてしまった後の対応を考えると、日頃の清掃が楽になるためのアイテムに経費をかけた方が、結果的にはコストダウンにつながりそうだ。
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