長引く不景気のなかで、どうにかして経費を削減したいと考えているお店も多いはず。そこで今回は、お客の満足度を下げずに、ムダをなくしてコストダウンに成功した事例を紹介。
コスト削減に向けた取り組みが、スタッフの働く意識を変える！
【東京･恵比寿】のんき 恵比寿店～ガーデンプレイス前～
飲食店の初心に帰り、ロスの減少に努める
2010年12月にオープンした「のんき 恵比寿店」だが、昨年3月に起きた震災や様々な社会的状況が重なり、コスト削減への取り組みは必至。1円でも安くて良い食材を探していたという。「しかし、あらためて店の中を見直してみると、焦がした串焼きや、傷んで出せなくなった野菜などが捨てられていました。できる限りロスを出さず、コストを抑えるという飲食店の基本が、おろそかになっていることに気がつきました」と、店舗統括本部長の女鹿野周平氏は語る。そうはいっても、口で言うだけではなかなか改善されない。そこで生まれたのが「もったいないシート」だった。
