貸切に特化して勝負。事前準備と演出で満足度をアップ

ぐるなびWEDDING 二次会

Bottoms UP!

広島・中区

要望に応じてコースを変更。披露宴のような演出も好評

近隣にある姉妹店のイタリアンレストランで取りきれずにいたパーティ需要の獲得を狙い、２０１２年12月、広島市の中心街にオープンした「ＢｏｔｔｏｍｓＵＰ！」。２０１３年１月には、大阪でパーティ専門店に勤めていた池田宗広氏が支配人に就任。「大阪での経験を活かし、通常のレストラン営業は行わず、結婚式の二次会など貸切のみで勝負しようと考えました」と語る池田氏。オープン当初はビル２階のカジュアルな雰囲気のフロアのみだったが、２０１４年１月、同じビルの３階にフォーマルな内装のフロア「ＦｉＬ Ｒｏｕｇｅ」をオープン。雰囲気の異なる２つのフロアで、幅広いニーズに対応し、シーズンになると、１日４件の二次会が入ることもあるという。

店の売りは貸切に特化した業態ならではのしっかりとした事前準備と演出力だ。二次会は土・日曜日に集中するため、平日は幹事や新郎新婦との打ち合わせなどに使う。「下見の際にアンケートに答えてもらい、要望を把握してからコースの提案を行います。コースは３５００円、４０００円、４５００円と３種類ありますが、お客様の要望や予算、人数に応じて臨機応変に内容を変更しています」と池田氏。また、事前に池田氏が制作するオリジナルのオープニングムービーが、全コースに特典として付いており、好評を得ている。「ただワイワイと賑やかなだけではなく、入場からきちんと演出し、ストーリー性のある、披露宴のような二次会を目指しています。演出の評判もよく、口コミでも認知が広がっていると感じます」（池田氏）。

料理は、姉妹店のシェフが出向き、腕を振るう。どんな料理が提供されるかを事前に知りたいという客には、姉妹店への来店をすすめている。

販促の中心は「ぐるなびＷＥＤＤＩＮＧ二次会」で、「加盟によって知名度が上がり、効果が出ています」と手応えを感じている池田氏。ページには、タイムスケジュールやオープニングムービーの例も掲載し、流れをイメージしやすいように工夫している。

今後は、スマートフォンで撮影した画像をその場でスクリーンに投影させるシステムの導入や、ドレスの手配を含めたプランを打ち出す予定。高い水準での二次会のトータルコーディネートを実現させ、集客力を上げていく。