一軒家を活かした演出とフレンチで披露宴利用を促進

ラパン アジル ぐるなびWEDDING 結婚式-一軒家のフレンチレストランで、結婚式から披露宴までプロデュース。2階のみ貸切と一軒貸切に対応し、昨年は披露宴を中心に約70組を獲得した。

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ぐるなびWEDDING 結婚式

ラパン アジル

東京・吉祥寺

明るい雰囲気の2階のテーブル席。チャペル風の内装にして挙式を行うこともある

新郎新婦が階段を下って入場する演出などが好評

JR吉祥寺駅から徒歩5分。オーナーの清水利泰氏が、かつて祖父が料亭を営んでいた場所で1998年に2階建て一軒家のフレンチレストランをオープン。おしゃれな店構えが評判となり、女性を中心に集客に成功した。

もともとウエディングでの集客も視野に入れていたが、本格的な取り組みを始める前に依頼が先行。「ブライダルのプロデュース会社や、お客様から、結婚式や披露宴の会場として使いたいという依頼がきました。最初は挙式のサービス方法や価格の相場もわからないまま話を受けましたが、スタッフが経験を積むなかで、徐々に自信と実力がつき、7、8年前から自社でプロデュースするための取り組みを始めました」と清水氏は語る。

まず、店の特徴を伝えるパンフレットを作成。合わせて「ぐるなびウエディング」にも加盟し、試食会の案内などに力を入れた。「当店の自慢は、旬の食材を使った本格フレンチと、落ち着いた雰囲気の一軒家でアットホームな式ができること。これを『ぐるなびウエディング』でアピールしたことで、問い合わせが増えました」と清水氏。同店では2階のみ貸切と一軒貸切に対応しており、昨年は、披露宴を中心に約70組、そのうち一軒貸切を30組ほど獲得。一軒貸切の場合は、1階と2階を使い分け、2階から階段を使って新郎新婦が入場する演出などが好評だ。

通常、披露宴を行う1階のテーブル席は、着席で40名程度が上限。決して広い会場とは言えず、スタッフの動きが多いと進行の妨げになりかねない。そこで、なるべく料理のポーションを大きくして皿数を少なくし、スタッフの出入りを最小限に抑えている。「参加者が会話を楽しめる雰囲気をつくれるように気を配っています」と語るのは、ウエディングプランナーの小澤勇二氏。また、ケーキもパティシエがオリジナルで作っており、新郎新婦の要望に合うデザインを考え、喜ばれている。

様々なオーダーへの柔軟な対応が、信頼につながっているのかもしれません。一生に一度の場ですから、サービスが作業的にならないように心がけています」と小澤氏。

土・日曜日に挙式の開催や事前の打ち合わせが重なることが目下の課題。今後は平日の披露宴利用を促進しつつ、独自のサービスを模索していく。

ウエディングプランナー
小澤 勇二 氏オーストラリアで競馬の騎手を務めた異色の経歴を持つ。帰国後、同店で勤務。式の司会などの経験を積み、サービス向上に努める。
ベランダのある2階の個室は顔合わせなどでも利用。結婚式では新郎新婦の控え室として使う
会場の下見客に渡すパンフレット。実際の式をイメージしやすいように写真を大きく使っている
パティシエが作るオリジナルケーキ。新郎新婦の要望を聞き出し、心に残るデザインに仕上げている
ラパン アジル
住所
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-15-3
業態
フランス料理
客単価
6,000円(通常平均)6,000円(宴会平均)1,500円(ランチ平均)
席数
60席
http://wedding.gnavi.co.jp/site/1/e032300/
http://r.gnavi.co.jp/e022000/

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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