結納・顔合わせと通常宴会を両立。生涯付き合える店を目指す

京個室 辻が花

東京･上野

一生に一度の場を演出してくれる
贅沢な老舗旅館のような雰囲気を持つ店内

JR上野駅から徒歩5分。松坂屋の向かいのビル4階に、結納・顔合わせのほか、接待にも使えるような店舗をと、4年半前にオープンした。贅沢で落ち着いた純和風の空間は、まるで老舗旅館のよう。個室に椿の花の名を付け、玄関から続く石畳や、手入れの行き届いた店内の庭などに、もてなしの心を感じる。

ぐるなびウエディングの「結納・顔合わせ」に掲載し、ぐるなび店舗ページとも連動。「多くの方に知っていただくにはぴったりな販促で、認知度は上がってきています」と語るのは、統括店長の石川貴浩氏。

「小さな庭を眺める個室の写真を掲載していますが、お客様の多くはこのお部屋を気に入ってくださるようで、問い合わせも増えています」とのこと。予約の電話をもらったときには、人数や部屋の好みに応じて、部屋の様子などをわかりやすく説明し、納得して選んでもらえるよう、時間があれば下見も勧めているという。平均予算は8,000円で、せいろ蒸しや本格会席を中心としたコースをメインに設定。上品ながら、背伸びせずに利用できる雰囲気を「結納・顔合わせ」でアピールし、20代の利用が多いという。

地方からのアクセスもよく、両家が集いやすいという利点からも、顔合わせの席に選ばれやすい上野。多いときは1日に15～20組の利用もある。「平日は接待利用が圧倒的ですが、お日柄のよい週末には顔合わせのお客様で賑わいます。そんなときは11時からと、13時半からという2部制にして、お客様をご案内しています」。週末の昼は顔合わせ、平日の夜は接待と、バランスよく集客でき、通常営業とのすみ分けも可能になっている。

下見で来店する客も増え始め
一生の付き合いができる店舗を目指す

「結納・顔合わせ」に掲載してから、問い合わせをする前に店を利用するカップルも増えてきた。「帰りがけに、実は下見に来ました、とお声がけいただくことも多いです。中には3回来店していただいた方もいらっしゃいます」と、思わぬ集客効果にも手応えを感じている。

両家がそろって、最初に提供する「桜湯」は、「結納・顔合わせ」のページ内で美しい写真とともにアピールし、好評。結納品を置く「片木台」の手配も可能で、一生に一度の席を演出する備えも充分だ。人数によって個室、半個室の様々なタイプの部屋も用意でき、「結納・顔合わせ」からはじまり、七五三や法事など、家族の集まりで、一生の付き合いができる店を目指す。