ぐるなびWEDDING 結納・顔合わせ
春帆楼 難波店
大阪・難波
安定して予約が入ることで集客の弱い夏の売上に貢献
明治初頭に山口・下関で開業して以来、迎賓館として歴史の舞台にも登場する「春帆楼」。店名は伊藤博文によって付けられ、ふく料理(福にあやかり、ふぐをふくと呼ぶ)の老舗として名高い。その名店が、2011年に難波にある髙島屋9階の飲食店フロアに「春帆楼 難波店」をオープンさせた。南海本線の難波駅に直結しており、ランチは女性の買物客、ディナーはシニア層の来店が多いという。
そんな同店では顔合わせの利用も多く、2013年にはニーズに合わせて個室を追加した。「オープン時から顔合わせの利用は想定していましたが、予想以上に多いため6名まで使える個室を2つに増やしました」と店長の真鍋貴裕氏。合わせて、店の看板であるふく料理をメインにした「祝ふくプラン」(1万円)を打ち出した。同プランでは、ふくの刺身を鶴の形に盛り付けた「とらふく薄造り 鶴盛り」が特に好評。長崎産養殖ふくを使い、料理長のみが作ることのできる芸術的なヴィジュアルは、これぞ職人技という華やかさ。鶴盛りが付かないリーズナブルな5500円のプランも用意しているが、鶴盛り目当ての人が多く、ほとんどが「祝ふくプラン」を利用。提供時には驚きの声があがるという。
オープン時から加盟した「ぐるなびウエディング」では顔合わせに適した店の特徴を打ち出している。日清戦争の講和会議が開かれた、下関の本店の部屋がモデルの「講和の間」の写真などを掲載し、老舗の伝統と格式をアピール。「現在、予約の半数以上はぐるなびからで、月平均6~8組の利用があります。また、ふくのニーズが少なくなる夏場は集客力が弱いため、年間とおして顔合わせの利用を獲得できていることが、全体の売上に貢献しています」と真鍋氏。
顔合わせの利用客には、お祝いのこぶ茶をサービスするほか、帰り際に小さな花束を手渡すなど、心づくしの接客を行う。スタッフの接客力の高さには自信を持っており、顔合わせだからといって特に応対を変えることはなく、普段どおりのていねいなサービスを心がけている。
また、季節のコース内容を紹介するチラシに「祝ふくプラン」の情報も掲載し、持ち帰り用として店頭に置いたり、DMとともに送付。今後も名物「鶴盛り」を売りに、利用を促進していく。
住所
大阪府大阪市中央区難波5-1-18
業態
ふぐ料理
客単価
8,000円(通常平均)7,000円(宴会平均)3,000円(ランチ平均)
席数
40席
http://wedding.gnavi.co.jp/site/4/kage400/
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