道頓堀川沿いの立地で、結婚式に特化して成功

ぐるなびWEDDING 結婚式

8G Horie RiverTerrace Wedding

大阪・難波

BBQウエディングなど斬新なプランを提案

大阪のＪＲ難波駅の近く、道頓堀川沿いに、２００９年２月オープンした「8G Horie RiverTerrace Wedding」。結婚式ができるイタリアンレストランとして営業を始めたが、ウエディング利用が好調なこともあり、レストラン営業をやめ、平日はブライダル関連の下見会やフェアを行うようになった。

「もともと、オープン前から結婚式での利用をメインに据えて空間づくりをしていました。例えば、テーブルを自由に配置換えできるように床をフラットにしたり、川側一面を開閉式のガラス戸にして、外のテラスも会場の一部として使えるように設計しました」と、ブライダルマネージャーの土井裕子氏。こうした空間や川沿いの景色のよさが強みとなって、着実にウエディングでの利用を獲得している。

料理は食材からこだわっており、成約後には、コースの無料試食会を実施。そこでシェフと料理の打ち合わせを行い、食材についてリクエストしたり、デザートビュッフェを追加することも可能にしている。店には4名のブライダルプランナーがおり、すべての利用客の情報を共有。お互いにアイデアを出して、最良の提案ができるようにフォローし合っている。また、新郎新婦には、当日までの日程や必要事項をまとめたオリジナルのウエディングファイルを作り、不安の解消に努めている。

数年前からは「ぐるなびウエディング」にも加盟して認知を拡大。売りである空間の魅力が伝わるように、実際の挙式の写真などを随時アップして、成約につなげている。

さらに、昨年11月にはテラスを使った新プランを開始した。「アウトドア感覚で楽しんでもらおうと、テラスでスタッフが食材を焼く『ＢＢＱウエディング』を始めました。他店と差別化できればと期待しています」と土井氏。ほか、リバーサイドであることを活かして、道頓堀川に浮かべたボートから新郎新婦が入場する演出も好評だ。

こうした取り組みが奏功し、現在、毎週末に４～５件の結婚式を獲得。平日プランや夜景が魅力のナイトウエディング、１.５次会プランなども用意して様々な需要に応えている。

今年に入ってから平日のディナーのみレストラン営業を再開。今後は、レストランへの来店をきっかけに挙式の利用につなげたいと考えている。