インバウンド獲得対策の今─ vol.38
ビジュアル重視の看板で外国人へアピール 「LIVE JAPAN」では“ライブ情報”を発信!
年々増加傾向にある訪日外国人観光客(インバウンド)。ビジネス等で長期在日する外国人も対象に、言葉の違い、文化の違いを乗り越え、様々な工夫で集客を図る飲食店の取り組みをレポート。
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看板やメニュー表の工夫で外国人観光客の心をつかむ
都内に全5店舗を展開する株式会社NAOCが2006年、JR新宿駅東口から徒歩2分の飲食ビルにオープンした「個室居酒屋 黄金屋 新宿店」。売りは博多の老舗店の味を受け継いだ本場の牛もつ鍋で、20~40代の女性を中心に接待利用も多い人気店だ。
「新宿では、特に2013年の夏頃から外国人観光客が増え始め、翌春には駅周辺の百貨店や量販店などがインバウンド獲得に取り組むキャンペーンを打ち出しました。それまで外国人のお客様はそれほど多くありませんでしたが、これに刺激を受けて、当店でも積極的に獲得しようと考えました」と話すのは、店舗事業部の阿部正紀氏。
まず、オーダーしやすいように、人気料理を抜粋した外国語メニューブックを作り、ビル入口の看板には「外国語メニューあり」のPOPを追加。接客ではタブレット端末の翻訳ソフトの活用を始めた。しかし、まもなく外国人客が抜粋メニューに満足していないことに気づく。「人気の料理とはいえ、選択肢が限られると不満なのは、自分の海外旅行の経験でわかります。オペレーションの効率化より、外国人の望むサービスを提供することが重要と、考えをあらためました」と阿部氏。新たに全料理の写真と食材を掲載したメニューブックを用意すると、予想以上にオーダーが増加。客単価も上がった。
現在は「特製もつ鍋」(1人前1706円)を目当てに、中国・台湾・韓国などのアジア諸国を中心に、欧米からの観光客も順調に集客。2016年8月からは、もつが苦手な人向けに、「天然炭酸水のアグー豚しゃぶ」の提供もスタートした。「現在、外国人のお客様にはお通しを出していませんが、今後は一品料理を3点盛りで提供するなど『提供時に感動を呼ぶ』お通しを開発したいと考えています。また、国ごとの気質や文化の違いをより理解し、適切な接客を心がけようと思います」(阿部氏)。
Webでの情報発信では「ぐるなび外国語版」を活用するほか、「LIVEJAPAN」で売りの料理や個室の画像を発信。特に「ライブ情報」の「空席情報」は、小まめに更新している。今後は、日本の空港や駅、海外で強い媒体を活用し、さらに外国人観光客への情報発信力を高める狙いだ。
東京都新宿区新宿3-28-15 TRN新宿ビル5~6F
http://r.gnavi.co.jp/g743206/
インバウンドとは?
「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。2013年には1964年の統計以来、初めて1,000万人を突破。そして2014年には1,341万人に達し、2015年は1,973万人を記録。2016年3月30日には政府より、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人という目標が発表された。今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつだ。
注意事項や会話集をプリントアウト!「おもてなしツール」で外国人とのコミュニケーションを円滑に
ぐるなびでは、外国人客との円滑なコミュニケーションをサポートする、「おもてなしツール」を用意している。これは、外国人客の来店時に、飲食店と外国人客の双方がストレスなく接することができるように、店に関する注意事項や会話集をまとめたもの。注意事項は、「お通し」「クレジットカード」「禁煙・喫煙」などに関する37の項目をピックアップ。プリントアウトして来店客に渡したり、壁に貼って使用できる。一方、会話集は、注文前から会計時まで想定される簡単な会話をそろえ、こちらもプリントアウトして使用することで「指差し会話集」として使える。「おもてなしツール」は「ぐるなびPRO for 飲食店」(要ログイン)の管理画面「外国語ページ編集」からダウンロードできるので、ぜひ活用したい。
ぐるなびPRO for 飲食店
http://pro.gnavi.co.jp
訪日外国人向けワンストップガイドサービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」で積極的に自店をアピール!
2016年4月13日にグランドオープンとなった「LIVE JAPAN(ライブジャパン) PERFECT GUIDE TOKYO」。これは、株式会社ぐるなびを含め、参画企業22社局が力を結集して、東京の“食”を含めた「施設ガイド」などの各種情報を提供する訪日外国人向けワンストップガイドサービス。飲食店や商業施設は「ぐるなび外国語版」における「メニュー情報一元変換システム」のノウハウを活かした「ライブ情報多言語変換システム」を利用可能。食材の入荷や空席状況などの“今日の情報”を、簡単な操作で多言語化して発信することができる。訪日外国人が必要とする情報を積極
Topics
訪日外国人数が初めて2,000万人を突破!
去る11月2日、日本政府観光局(JNTO)より、2016年の訪日外国人数が、1月から10月30日までの累計で2,005万人となり、暦年(1~12月)で初めて2,000万に達したことが発表された。国際線の航空路線の拡充、便数の増加のほか、官民一体となった訪日外国人誘致への取り組みが実を結んでいる。政府は2020年に訪日外国人4,000万人を目標に掲げている。2016年の数字がどこまで伸びるかに注目したい
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