ぐるなび外国語版を導入し、効率と客単価が劇的に向上

名古屋・栄町駅近くにある居酒屋「とりぼぼ」は、ぐるなび外国語版を導入し外国語のメニューブックを作成。指差しだけでオーダーが完了するため、オペレーションが劇的に改善された。

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vol.54

鶏ちゃん焼酒場 とりぼぼ(名古屋・新栄町)

メニューブックで不安軽減。外国人客への接客も笑顔に!

 愛知・名古屋中心部はセントレア(中部国際空港)からのアクセスが良好で、名古屋駅前・栄・大須といった繁華街が広がり、名古屋城などの観光名所も多い。伊勢神宮や鈴鹿サーキットがある三重県への中継地としても利便性が高く、今後もインバウンドの増加が期待されるエリアだ。

 地下鉄新栄町駅近くに2017年オープンした居酒屋「とりぼぼ」代表・鈴木義規氏も、「周辺にホテルが多いせいか、予想以上に外国人の来店が多い」と実感する1人だ。現在、週末には約7割が外国人客になる日もあり、中国人を中心に、韓国・台湾・シンガポールなどからも訪れているという。また、鈴鹿でのF1開催時には欧米人も目に付くため、インバウンド対策の重要性を痛感する日々だという。

(左)現在も使用しているグランドメニュー 。日本人には何の問題もないが…文字が中心の日本語メニ ューは、外国人客にはオ ーダーが困難。(右)「ぐるなび外国語版」の「メニュー一元変換システム」を活用し、 英語と中国語(簡体字)のメニューブックを作成!メニューブックは「ぐるなび外国語版」を活用し、 自店舗のメニューページを印刷。"名古屋めし" や「鶏ちゃん焼き」の食材や調理法も明記

 看板料理は鶏肉と野菜を鉄板で豪快に焼き上げる、岐阜の郷土料理「鶏ちゃん焼き」(950円)だが、“名古屋めし”の「手羽先」「ひつまぶし」「味噌串かつ」などが目的の来店も多く、料理の説明は必須。ところが、オープン直後は文字中心の日本語メニューしか用意しておらず、外国人への接客は混乱を極めた。「言葉が通じず、一卓に付きっきりになる事態も。スタッフが外国人の接客を怖がってしまう場面もありました」(鈴木氏)。「これではいけない」と感じ、1カ月後より「ぐるなび外国語版」を活用し、自店のメニューページ(英語、中国語〔簡体字〕)を印刷して外国人用メニューブックを作成した。「料理名だけでなく、使用食材や調理方法もわかるため、お客様は指差しだけでオーダーが完了し、オペレーションが劇的に改善されました。オーダーミスも激減し、ホッとしましたね」と話す。さらに、従来1000円程度だった外国人観光客の客単価が、現在は倍の2000円以上に。「それまではまったくオーダーがなかった梅酒などアルコール類の注文も増え、ドリンクが売上全体の約3割を占める程に伸びました。何よりスタッフに余裕が生まれ、笑顔で接客できるようになったメリットは大きいです」。

店舗入口。窓には料理写 真を貼り、A看板などを 置いてアピール

 今後の目標の1つは、販促の強化だ。「自慢の『鶏ちゃん焼き』は、塩・信州味噌・辛味噌・カレーの4種類から選べるオリジナルです。スタッフが来店客の卓上で焼き上げるため、会話や交流が自然に生まれ、SNSでの拡散につながりやすいと思います。実際、『友人のSNSで店を知り、来店しました』と言う外国人客もいらっしゃいました」(鈴木氏)。人の心に響く看板料理で、外国人へ向けてさらなる認知拡大を狙っている。

メニューブックは英語 と中国語(簡体字)の2 種を用意。指差しでの オーダーも可能に
  • 柚子酒や日本酒などの アルコール類も、外国 人用メニューブックを 作成したことによって オーダー数が急増
  • 「ひつまぶし」の食べ方 は翻訳した英文をメニ ューブックにはさみ、 提供時に案内
中国人客から感謝の印として、帰国後に「お守りのス トラップ」が送られてきたことも
鶏ちゃん焼酒場 とりぼぼ(名古屋・新栄町)
愛知県名古屋市中区東桜2-22-22 曙ビル1F
https://r.gnavi.co.jp/npgmg3at0000/
地下鉄新栄町駅から徒歩3 分。古民家風の落ち着いた雰囲気のテーブル席や半個室があり、宴会利用にも好評。周辺はホテルが多く、地元ビジネス層と県外からの観光客をバランスよく集客している。
代表 鈴木 義規 氏
愛知と東京に店舗展開する株式会社かぶらやグループに16年間在籍し、焼鳥などの調理を修業。そのときに惚れ込んだ岐阜の郷土料理「鶏ちゃん焼き」を看板に、2017年起業。親しみやすく、明るい接客も好評だ。

インバウンドとは?
「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。2013年には1,000万人、2016年には2,000万人を突破。2018年はついに3,000万人の大台に達し、過去最高の3,119万2,000人を記録。政府が2016年3月に発表した目標数は、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人。今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつになっている。

無断キャンセルのリスクなし!「ぐるなび外国語版 ネット予約」で訪日外国人を店に呼ぼう!

提携先の1つ、台湾最大級のオンライン旅行会社「KKday」のWebサイト

 急増するインバウンドの集客に力を入れている飲食店は多いが、効果的な集客方法や、無断キャンセルなどに頭を悩ませている店が多いのも事実。そこでぐるなびでは現在、インバウンド向けに事前決済型の「ぐるなび外国語版 ネット予約」を整備しているので、ぜひ有効に活用して売上アップにつなげたい。

「ぐるなび外国語版 ネット予約」の2大ポイント

1. 事前決済型予約なので、ノーショー(無断キャンセル)のリスクなし
 予約の際は事前決済となるため、近年問題になっている「ノーショー(無断キャンセル)」のリスクを回避。予約客が当日無断で来店しなくても、キャンセル料として事前設定のコース料金が店舗へ支払われる。

2. ぐるなびが提携する、大手海外旅行サイトへも掲載
 「ぐるなび外国語版 ネット予約」を申し込んだ店舗は、中国や台湾などの、ぐるなびが提携する大手海外サイトへの掲載により、様々な媒体からの集客も期待できる。

※各提携先サイトにて事前確認があり、審査を通過した店舗のみ掲載

「メニュー情報一元変換システム」で、メニュー情報を多言語で発信。自店舗の外国語ページの「メニュー」をプリントすれば、「外国語メニューブック」に!

メニュー表示の一例

 「ぐるなび外国語版」では、多言語変換機能である「メニュー情報一元変換システム」の利用が可能。これは1つの料理に対して、食材から調味料、調理法までを、ぐるなびがオリジナルに開発した「メニュー辞書」によって、「ぐるなびPROfor 飲食店(http://pro.gnavi.co.jp)」の管理画面から日本語を選択するだけで多言語(現在は英語、韓国語、中国語の繁体字・簡体字の4言語)に変換することができるもの。

 変換されたメニュー情報は自店の外国語ページに反映され、看板料理はもちろん、単品のドリンクメニューやコースメニューも登録可能だ。「おすすめ」「コース」「アラカルト」「ドリンク」など、タブごとに登録されたメニューページをプリントアウトすれば、「外国人用メニューブック」にもなり、タブレットなら来店した外国人客の目の前で操作してすぐ見せることもできる。

 飲食店が、正確に詳細なメニュー情報を多言語で発信することにより、外国人にとっては飲食店選択の幅が大きく広がり、飲食店にとっても新たな集客の柱として、年々増加する訪日外国人の取り込みにつながることが期待される。ぜひ「ぐるなび外国語版」の「メニュー情報一元変換システム」を、外国人へのアピールおよび受け入れに活かしていただきたい。内容の詳細は担当営業またはサポートセンターまでお問い合わせを。

※「メニュー情報一元変換システム」は、ぐるなびが特許を取得しているオリジナルのシステムです。

ぐるなびによる訪日促進サイトJapan Trend Ranking

台湾版トップページ

 「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本へ」をコンセプトに、日本の今の魅力を伝えるWebサイト。日本全国約50万件の飲食店情報と、各地の自治体・生産者・シェフとのネットワークを有するぐるなび独自の情報を駆使し、海外や外国人に対して正しい日本食や食文化を発信。日本への興味・関心を高め、海外における“日本のファン”づくりを狙い、訪日外国人観光客のさらなる拡大を目指している。

 サイトでは、日本の伝統料理やご当地グルメなどといった「食」全般のほか、文化、観光、ショッピングなど、日本の新たな魅力を発見できる“トレンドニュースまとめサイト”として情報を発信。「ぐるなび外国語版」「LIVE JAPAN」ともリンクし、店舗ページの閲覧も促進している。

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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