ぐるなびでは飲食店がネット予約などを受ける際などに取得したメールアドレス宛に、店舗の最新情報や誕生日のお祝いメッセージ、クーポンなどをダイレクトに配信できる「ぐるなびレストランメール配信機能」（以下、レストランメール）を提供している。
東京・有楽町にある「ニュートーキョー ビヤホール 数寄屋橋本店」では、約500件のメールアドレスを活用し、ランチの内容や雨の日限定クーポンなど、タイムリーな情報を自店で配信。「メールを見た」と言う来店客や雨の日の来店数が多いことから、リピーターが獲得でき、集客の効果を感じているという。
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「ランチの日替わり一品料理」や「雨の日10％割引」を案内し、来店数増加
1937年に創業し、4年前に銀座駅徒歩3分の現在のビルに移転した、84年の歴史を誇るビアレストラン。周辺に勤務する30～50代のビジネス層がメインの客層で、長年利用している60～70代の常連客も多い。
5年ほど前からネット予約などで顧客のメールアドレスを取得していたが、活用していない状態だった。だが、コロナ禍になり情報発信をして集客につなげたいと、2021年5月より約500件のメールアドレス使ってレストランメールの利用を開始。「配信を開始した当時は緊急事態宣言下でランチ営業のみだったので、まずはランチのご案内を始めました。週替わりの洋食・中華メニューの内容や、ランチに付く日替わり一品料理をアピールしました」と、店長の鹿野正芳氏は振り返る。
開始当初はぐるなびによる代行配信でアプローチ。同9月より自店での配信の体制が整ったことから、自店配信に切り替えた。次第にリピーターや常連客から「メールを見たよ」という反応があり、効果を実感。「緊急事態宣言が解除された10月からは年末に向けて各種コースや忘・新年会のご案内も盛り込んだところ、12月は予約数が倍増し、連日満席の日が続きました」と鹿野氏は語る。現在は週1回、月4～5回のペースでメールを配信しており、こまめな情報発信で来店を促している。
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「画面の操作もしやすく、メールの作成は業務の空き時間に手間なくできています」と語る鹿野氏。雨の日にはランチを10％割引にしているため、当日の午前中にレストランメールで「雨の日割引」を発信。「先日の雪の日にもメール配信したところ、想定していたよりも多いお客様が来店し、集客やリピートにつながっていると実感しました」と鹿野氏は語る。
2021年9月、レストランメールの機能がリニューアルし、メール作成・配信の操作がより簡単になり、来店お礼や誕生日のお祝いメッセージの自動配信もできるようになった。まだ使ったことがないという鹿野氏に今回体験してもらったところ、「雨の日用の配信テンプレートを作成しておけば、忙しい時でもすぐに配信できそう」と活用に向け、前向きだ。
「レストランメールが来店促進や予約につながっていると思うので、さらに活用していきたい」と鹿野氏。今後は毎週のランチの配信に加えて、ディナーの案内や店舗の魅力をさらに積極的に発信し、集客につなげていく予定だ。
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