目次
・TikTokとは?
・どんな動画がバズりやすい?
・効果的な配信のポイントは?
・TikTokのデメリット・注意点は?
・飲食店のTikTok活用事例
アクティブユーザー10億人突破!飲食店の情報発信・販促ツールとしても注目度&活用度が上昇中!
ユーザー数の拡大にともない、若者に限らず幅広い年齢層にリーチできるプラットフォームとして成長したTikTok。近年では「TikTok売れ」という言葉も生まれ、TikTokでバズった商品がヒットしたり、書籍が重版になったりする事例もある。特にグルメ動画はユーザーの需要が高く、飲食店との相性もバツグン。
ここではサービスの特徴や活用する上でのメリット、実際の飲食店における成功事例などを紹介していく。
TikTokとは?
ショートムービーを投稿できるSNSアプリ
TikTokは2016年に中国でリリースされたショート動画投稿アプリ。動画の長さが数秒から最大10分と手軽に視聴できるのが魅力で、2021年には世界の月間アクティブユーザーが10億人を突破。ユーザーの月間平均視聴時間もYouTubeを上回る結果を記録している。
初期はダンス動画などを中心に投稿されていたが、現在はグルメ、旅行、美容、ファッション、不動産、教育に至るまで幅広いジャンルの情報を収集できるプラットフォームに成長。日本のユーザーの平均年齢は35歳前後と、若者だけでなく幅広い世代にリーチできるツールとなっており、近年は企業のマーケティングにも積極的に活用されている。
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飲食店がTikTokを活用するメリットは?
“食”関連の動画は人気ジャンル
初心者でも簡単に投稿できる
位置情報が付けられる
レコメンド機能が充実している
また、フォロワーが0でも投稿さえすれば必ず一定数のユーザーの目に留まる仕組みになっているため、他のSNSと異なり新規ユーザーでも動画の再生回数が伸びやすいのも特徴だ。
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どんな動画がバズりやすい?
“映え”より“面白さ”や“情報の価値”を重視する
Instagramなどとは異なり、ユーザーに「面白い」「ためになる」と感じてもらえるクリエイティブな内容が好まれる。撮影技術も大切だが、まずはコンテンツの内容を充実させることに注力しよう。
音楽に合わせた動きやカットを意識する
音楽のリズムに合わせてカットを変えるなど、BGMと動画が調和しているとより長く視聴されやすい。また、人気の音楽を使うと動画の滞在時間が高まり、おすすめ動画として表示される可能性が高まるので、意識して選曲しよう。
柔軟な発想で企画を考える
飲食店だからといって、動画の内容を料理にこだわる必要はない。カフェからの見晴らしのよい景色を投稿して店の強みをアピールしたり、店長の愛猫のコンテンツで親近感を感ってもらうなど、さまざまな角度から考えよう。
他店と差別化できる情報を盛り込む
他店とあまりにも似ている内容のコンテンツはユーザーにも飽きられやすく、逆に店のイメージダウンにつながる場合も。自店のアピールポイントを明確にした上で、他店と差別化できる情報を動画に盛り込むようにしたい。
サムネイルは、わかりやすい&興味を引くものに
サムネイル(動画などの内容が分かるように加工を施した画像)は再生数に大きな影響を与える。作成時は動画内で一番のポイントとなる瞬間や、「再生してみたい」と思わせるインパクトがあるものを使用しよう。テキストを入れる場合はあまり文字を詰め込まず、スマホでも読みやすいサイズ・フォントを意識しよう。
<企画例1>飲食店あるある
一般ユーザーの共感が得られやすい「あるある動画」は人気のコンテンツ。くすっと笑える要素や、「なるほど」と学びが得られるネタを盛り込んだものなど、エンタメ性のある内容は再生数アップにつながりやすい。
<企画例2>飲食店の裏側紹介
仕込みの工程や食材を市場に調達しに行く様子、開店までの道のりを綴ったドキュメントなど、飲食店の裏側紹介動画。業界の舞台裏を垣間見られる特別感に加え、食材や料理へのこだわりをアピールすることができるのも魅力だ。
<企画例3>“人”を前面に出した企画
人材が強みの飲食店は店長やスタッフの人柄にスポットを当てた動画が好相性。来店前から親近感を感じてもらえたり、「この人に会ってみたい!」「この店の接客を受けてみたい!」という来店動機にもつなげやすい。
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効果的な配信のポイントは?
人気の企画は繰り返す
ユーザーと交流する
ネット予約への導線を作る
インフルエンサーに情報拡散を依頼する
運用代行会社に業務を委託する
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TikTokのデメリット・注意点は?
悪い情報も拡散され、炎上しやすい
動画が拡散されやすい反面、炎上する際も短時間で一気に広がりやすいというリスクも。店のイメージや売り上げの低下を防ぐためにも、投稿内容に細心の注意を払い、リスク管理の徹底が欠かせない。
誹謗中傷の温床になる
TikTokはコメント欄でユーザー同士の交流が活発に行われる一方、悪意あるコメントが書き込まれたり、それに便乗するユーザーが生まれやすいというデメリットも。心配な場合はコメント欄の設定をオフに。
宣伝色が強すぎる投稿は逆効果
SNS限定クーポンや新作メニュー動画などは集客に効果を発揮することもあるが、あまりにも宣伝色が強すぎると嫌煙されがち。成功事例を参考に、露骨でない方法で自店をアピールする方法を模索しよう。
飲食店のTikTok活用事例
「PLUCK AND PLANT」(東京・池尻大橋)
東京・池尻大橋駅至近のビル地下1階にあるビストロ「PLUCK AND PLANT」は、TikTokへの動画投稿で集客アップに成功した店舗。2022年秋のオープンから4カ月連続で赤字を出していたが、店の窮状を赤裸々に告白する動画を配信し、「応援したくなる」「支えたくなる」店に。
店長のkjさんの柔和なキャラクターも手伝ってTikTok開始1カ月で黒字化に成功し、フォロワーも1.8万人。求人募集を出したところわずか5日間で170人もの応募がくるなど、さまざまな形で店舗運営にTikTokを活用。同店のTikTokは「TikTok上半期トレンド大賞2023」にノミネートされており、今後は、飲食店向けにTikTokのセミナーを実施する予定だ(申し込みはこちら)。
「居酒屋 哉月」(愛知・名古屋)
愛知県・名古屋市の「居酒屋 哉月」は社長と従業員の交流を中心とした動画で話題を博し、TikTokフォロワー数160万人を獲得。アニメのキャラクターのように個性が確立した各スタッフに国内外の熱いファンがついており、全動画に英語字幕を併記。
特に人気が高いのはダンスチャレンジ動画や、仕事をサボっている従業員を社長がチェックしに来る動画など。好評な動画はリクエストに応えて別バージョンを作成するなどユーザーとの交流を図りながらシリーズ化して繰り返し投稿し、効果的に再生回数を伸ばしている。また、プロフィール欄にアルバイトの応募フォームのリンクや公式LINEのリンクをまとめることで人材獲得や販促にも有効活用している。
こちらの店は、一年で一番急成長したクリエイターに贈られる「TikTok Awards Japan 2023 Rising Creator of the year」を受賞。TikTokを使った集客に関してTikTokのコンサルタントを行っている。
TikTokは独自のアルゴリズムや、再生回数・いいねを獲得しやすい動画の傾向など、ポイントをおさえることで集客や人材獲得など多方面に活用できる可能性大。ぜひ上記のポイントを踏まえてチャレンジしてみよう。
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