目次
・約4人に1人が「外食頻度を増やしたい」と回答
・「お得感」「ポイントがたまる」「長居可能」を重視
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが「5類」に移行したことで、2023年の夏は4年ぶりに行動制限が緩和される。そこで、「この夏の外食頻度の意向」について、ぐるなびユーザーを対象にアンケートを実施した。
2023年夏の外食を「増やしたい」と回答した人は26.4%。コロナの感染状況が落ち着き、規制がなくなったことが大きな理由だ。一方で外食を「減らしたい」と回答した16.6%の人は、「生活費の支出が増えた」など物価上昇・支出増を理由に挙げている。
外食を楽しみたいという声が一定数ある中で、生活支出が増加した背景も影響してか、積極的に行きたい店の条件は「お得感がある・コストパフォーマンスが高い」(43.4%)に支持が集まった。
では以下より、この夏の外食意向についてアンケート結果から見ていこう。
コロナ禍による行動制限がなくなり、約4人に1人が「外食頻度を増やしたい」と回答
図1では、前年夏と比べての「2023年の外食頻度の意向」を聞き、グラフ化した。「大幅に増やしたい」(1.6%)、「ある程度増やしたい」(24.9%)を合わせて26.4%となり、増やしたい人は全体の4分の1以上を占めた。
次に、前年夏よりも外食頻度を増やしたいと回答した人の理由をグラフ化した(図2)。最も多い理由は「新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いた・規制などがなくなった」(46%)。続いて「手軽に気晴らしができる・したい」(37.1%)、「外食の誘いや機会が増えた・増えそう」(28.3%)の順となった。コロナの5類移行で4年ぶりに制限なく外食できる夏を迎えた影響が大きいと考えられる。
図3では、2023年夏の外食頻度を前年夏より増やさないと回答した人にその理由を聞いた。「生活費(食費、水道光熱費、住居費など)の支出が増えた・増える」(25.9%)が最も多く、次に「食品などの価格があがり、他の支出を減らした・増やせない」(22%)、「外食の価格があがった・安く外食できるお店が減った」(21.4%)と続いた。物価上昇の波が、外食頻度にも影を落としている現状が感じられる。
今夏に行きたい店は「お得感」「ポイントがたまる」「長居可能」を重視
次に、「2023年の夏に楽しみたい外食」(図4)を聞いた。「おいしい料理・グルメを楽しむ」(36.9%)が最多で、以降は「旅行先・お出かけ先の食事」(29.2%)、「気晴らし・ストレス発散」(24.3%)、「お得になるキャンペーンやクーポン・ポイントを使う」(20.5%)の順となった。
最後に、「この夏、積極的に行きたいお店」(図5)を聞いた。最多は「お得感がある・コストパフォーマンスが高い」(43.4%)で、以降「ポイントがたまる」(30%)、「長居できる・ゆっくり楽しめる」(29%)と続く。図4でも「お得になるキャンペーンやクーポン・ポイントを使う」が上位に来ていたが、物価高が続く厳しい状況を受け、お得感やコストパフォーマンス、ポイントの有無などを来店時に重視する人が目立った。
以上、2023年夏の来店意向についてアンケート結果を基に紹介した。おいしい料理の提供や居心地のいい接客はもちろんのこと、アンケートを参考に「お得感が高い季節メニュー」や「ポイント制度」などを上手に取り入れて来店を促すのも一つの方法だろう。
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夏の外食ニーズの経済的背景をまとめたこの調査では、上記のほか「過去半年の収入・支出の変化」や「この夏のボーナスの支給予定と使い道」を掲載。また、「この夏支出を増やしたい項目・減らしたい項目」「今後半年の収入・支出の見通し」なども紹介している。下記からダウンロードして、ぜひ今後の店舗運営に役立てていただきたい。
アンケート結果レポート「夏のボーナスと外食」
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