飲食店のための、今日から始められるインバウンド対策

2022年10月以降、訪日外国人客数が回復しています。彼らが最も期待し、心待ちにしているのは、日本の「食」というアンケートの結果もあり、ぐるなびはインバウンド対策の重要性を再び日本全国の飲食店の皆さんと共有したいです。飲食店が訪日外国人のニーズに応えるチャンスは今。一緒に対策を考えましょう。

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飲食店関係者のみなさま、こんにちは。ぐるなび通信編集部です。こちらの記事では、飲食店ができるインバウンド対策や、全国の飲食店のインバウンド対策の事例をみなさまと共有していきます。もしよろしければ、SNSアカウントのフォローもぜひお願いいたします!

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2022年10月以降、訪日外国人客数の足並みは鮮やかに回復の兆しを見せています。
訪日外客数(2023年9月推計値 / 2023年10月18日日本政府観光局リリース資料)より

その中で、彼らが最も期待し、心待ちにしているのは、日本の「食」である――そんな統計も出ています。このシンプルな事実から、ぐるなびはインバウンド対策の重要性を改めて日本全国の飲食店のみなさんと共有したいです。今こそ日本の味を求める世界中の舌を、あなたの店に迎える準備を整えましょう。飲食店が訪日外国人のニーズに応えるチャンスは今です。一緒に飲食店のインバウンド対策を考えていきましょう。

自分のエリアにはどこの国からの訪問が多いのか?

あなたの飲食店のエリアにはどこの国からの訪問客が多いのかを把握しておきましょう。こちらのサイト(データ一覧 | 日本の観光統計データ https://statistics.jnto.go.jp/graph/)にアクセスすると、訪日外国人観光客に関するさまざまなデータが確認できます。

左カラム「都道府県別外国人延べ宿泊者数」という項目で、都道府県別にどこの国からの来訪者が多いのか調べられます。あなたのエリアの訪日客の国ごとの食習慣を店舗のスタッフで共有し、喜ばれるサービスを検討しておきましょう。外国人観光客からよくある要望や質問を想定しておけば、スムーズな対応が可能になります。

WEB上にできるだけ詳しい情報を載せるのが最も大切

いきなりですが、やっぱりこれが一番大事です。グルメサイトの店舗ページやGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)、SNSのアカウントページにできるだけ詳しい情報を多言語で載せておきましょう。

可能なら、英語での情報掲載にチャレンジしてみてはどうでしょうか。外国人観光客が困っていることを具体的に想像すると、その重要性は明らかです。

この記事は5分で読めますが、お急ぎの方はこちらからお問い合わせがオススメです

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外国人観光客はこんなことで困っている…!

2017年の観光庁の調査「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」によると、旅行者が訪日旅行中に利用・訪問した施設のうち、多言語表示やコミュニケ-ションで困った場所を尋ねたところ(複数回答)、飲食店で困ったという回答が28.5%で最も多い結果となりました。

コミュニケーションで困った場所は飲食店がトップ(n=3,225)

  • 飲食店: 28.5%
  • 鉄道駅: 17.4%
  • 小売店: 16.2%
  • 城郭・神社・仏閣: 9.8%
  • 宿泊施設: 5.4%
2017年の観光庁の調査「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」より

また、多言語表示・コミュニケーションで困った場面については、飲食店では「料理を選ぶ・注文する際」が65.8%でトップでした(複数回答)。

飲食店において、コミュニケーションで困った場面は?(n=920)

  • 料理を選ぶ・注文する際: 65.8%
  • 飲食店を見つける際: 32.9%
  • 食べ方の説明を受ける際: 32.2%
  • 席へ案内される際: 8.4%
  • 会計の際: 8.3%
  • 店内でトイレを探す際: 3.7%
  • その他: 1.6%
2017年の観光庁の調査「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」より

飲食店利用時はこんな不安がある

外国人観光客の不安を、シチュエーションごとに考えてみましょう。

お店探しの段階では、「WEBで情報が少ない店舗は選びたくないな…」「WEB検索した店舗で合っているか不安」という声が聞けました。

お店の扉の前まで来ても「情報が少なくて入店が不安」なようです。
いざ入店しても「日本語の表記しかなくてどんなメニューなのか分からない」「入店後分からない事が多いので注文は控えめに…」といった具合に、せっかくの日本での食事を満喫できていない様子もうかがえます。

いやいや…飲食店側はインバウンド対策はこんな不安があるのよ

そうは言っても、飲食店の皆さんには「こんな不安がある」とうかがっているのも事実です。

「インバウンドのお客さんへのPR方法が分からない」「外国人観光客からの予約はどう取ればよいのか?」「せっかくとった予約のドタキャンを防ぐには?」「店頭でどんな表示をすればよいPRになるか分からない」「そもそも外国語喋れるスタッフがいない」「メニューをうまく説明できない」「接客に時間を要してしまう」……

ぐるなびと一緒に、ひとつひとつ課題をつぶしていきましょう!

課題①「インバウンドのお客さんへのPR方法が分からない」

解決方法①グルメサイトの外国語版やメニューを最大活用する

そもそも「インバウンドのお客さんへのPR方法が分からない」という悩みがあるお店の方は、エリアだったり業態だったりでインバウンドの訪日外国人のお客様からの需要がある方だと思います。ぜひ来店につながるように準備しましょう!

お店選びや入店前の不安を解消するため、グルメサイトの店舗ページやGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)、SNSのアカウントページを活用して、外観写真や店舗情報やメニューを詳細に掲載しましょう。外国語での記述が難しければ、写真や動画で雰囲気を伝え、安心感を提供しましょう。

ぐるなびに加盟いただくと、基本となる日本語の店舗ページ掲出後、自動で外国語版店舗ページが4言語(英語・简体中文・繁體中文・韓国語)で生成され、基本情報や写真、地図が連携されます(登録されているヨミを自動的に変換します)。翻訳の費用や時間をかけずに多言語対応をしたいとお考えの場合、ぐるなび加盟は絶対にオススメです(PR文やメニューなどの情報を拡充したい場合には、別途申し込みが必要となります)。


ぐるなび店舗ページとGoogleビジネスプロフィールの自動連携もぜひご検討ください。有料サービスにはなりますが「インバウンド 外国語版基本プラン 定期」と「Googleビジネスプロフィールまるごとサポート」を組み合わせることで、英語対応や多言語対応が行なえます。

ぐるなび外国語版でメニューを登録している店舗は、登録していない店舗より予約数が11倍、またコースを登録している店舗は登録していない店舗より予約数が4.5倍多くなっているというデータもございます(自社調査)。

▼どんなことができるのか?まずはお問い合わせください▼
https://pro.gnavi.co.jp/kamei/

店内では多言語メニューやQRコードを活用して、簡単にメニューを理解できるようにします。ぐるなび外国語版をプリントアウトしてメニューブックとして使っている店舗様もいらっしゃいます。スタッフにも状況をインバウンド対策を理解してもらい、フレンドリーに接し質問に対応しましょう。ここまででまずは変わるはず!外国人観光客が抱える困りごとを理解し、WEB上での情報提供や対応を強化することで、お店選びから入店までの不安を解消しましょう。外国人観光客に選ばれる魅力的な店舗になる第一歩です。ぐるなびにもお手伝いさせてください。

お店の前まで来た外国人観光客に迷わず入店してもらうために

課題②店の前まで来てるのに入店してもらえない

解決方法②外観はオンラインで確認させて、店内の雰囲気を入り口でアピール

続いてフェーズごとにできる対策を考えていきましょう。ぐるなびの加盟店さんで、インバウンド対策をがんばってらっしゃるお店の事例を共有させていただきますね。まずは、扉の前まで来た外国人観光客のために何をするか?

WEB検索でお店を探して来店した外国人観光客が迷わないよう、お店の外観を各種グルメサイトやGoogleビジネスプロフィールに登録して見つけやすくするのはマストです。

インバウンド向けには、店内の雰囲気が分からないのも入店ハードルになるため、店内写真を入り口の外に提示したり、さらに「English Menu Available」などの文言を出したりしておくことで、ウェルカム感をアピールするのも大事です!

忘れがちですが、取り扱いクレジットカードの明示や、Free Wi-Fiのアピールも忘れずに!こちら2つはインバウンドのお客さんにとって重要なポイント。これでスムーズに入店してくれるはずです。

スムーズに注文を通すための、お客とお店のコミュニケーションとは

課題③オーダーをうまくしてもらえない

解決方法③メニューブックには「写真」「金額」「メニューの説明」「食材」「調味料」を外国語で

入店後の不安にはお互いこんなのが出てました。

外国人観光客「日本語の表記しかなくてどんなメニューなのか分からない」「入店後分からない事が多いので注文は控えめに…」

お店「そもそも外国語を話せるスタッフがいない」「メニューをうまく説明できない」「接客に時間を要してしまう」

ここも成功事例を共有していきましょう。

言語対応と同じくらい写真付きメニューは重要です。訪日客の「思っていた量と違う」「注文したものと違う」を回避するために、メニューブックはぜひ写真付きを用意しましょう。また、外国人にニーズのある情報として、写真のほかに「金額」「メニューの説明」「食材」「調味料」があげられます。ぐるなび外国語版を利用して、多言語対応しておけば、店内のメニューと併用することで、外国人来店時のオペレーションがぐっと楽になります。QRコードでのメニュー誘導や、モバイルオーダーの導入も同様に効果的です。

QRやモバイルオーダーの導入が難しい場合は、オーダーシートの工夫が良さそうです。メニューブックと連動した形で、注文数を書き込むだけのオーダーシートを用意しておけば、オーダーミスなどのトラブルが防げ、オペレーション軽減が可能になります。

まとめると

入店前のインバウンド客へのアピールは
□ グルメサイト等への外観写真を掲載しているか
□ 多言語メニューはあるか
□ 決済手段(各種クレジットカード・QR・銀聯カード等)を明示しているか
□ 店内写真を店外に明示しているか
□ Free Wi-Fiのステッカーは貼っているか

メニューブックなどの情報
□ 写真 はあるか
□ 多言語でメニュー説明しているか
□ 値段(税込) はあるか
□ 食材情報はあるか
□ 調味料に触れているか

オペレーション効率化
□ QRコードでメニュー誘導しているか
□ オーダーシートの工夫をしているか

などがあげられます。ぜひご検討を!

ここまで、飲食店が今日から始められるインバウンド対策として、入店前と入店後のフェーズで分けて考えてきました。大切なのはおもてなしの気持ちであることは、インバウンド客であってもなくても同じ。普段通りのおもてなしの気持ちをあなたのお店が準備できれば、きっと訪日外国人に選ばれるお店になるのではないかと思います。

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