消費者意識調査「飲食店でのスポットワーク」。「業務内容が明確・事前にわかる」が応募のカギ

近年、増加しているスポットワークについて消費者アンケートを実施。スポットワークの経験がある人は全体の21%で、そのうち飲食店でのスポットワーク経験がある人は約40%に。また、応募する際に「仕事内容が明確であること」を重視していることもわかりました。

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スポットワーク経験者の仕事内容は、4割が飲食業

人手不足が続く中、スポットワーカー(スキマバイト)を活用する飲食店も増えています。働く側としても自分のライフスタイルに合わせた働き方を選べるという意味で、スポットワークを選ぶ人が少なくありません。

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そこで、今回はスポットワークの経験や今後の活用意向、応募するときに重視する点などをぐるなびモニターに伺いました。スポットワークの経験がある人は全体の21%で、そのうち飲食店でのスポットワークの経験がある人は約40%でした。また、飲食店のスポットワークの応募の決め手となるポイントは「仕事内容が明確であること」などが上位になりました。

では以下より、アンケート結果を詳しく見ていきましょう。

紹介するデータは「スポットワーク 活用のヒント」(ぐるなび調べ)
回答者数 20~69歳の男女2,774人(男性 50.5%、女性 49.5%)
※人口構成比にあわせ性別・年代で回答に重みづけ(ウェイトバック)をして集計。
実際の回答者数は、2,777人(男性 1,304人、女性 1,473人)
調査時期 2025年1月9日(木)~1月14日(火)
※アンケート結果は、「ぐるなびPRO for 飲食店(管理画面)」にログインした後、下記からダウンロードできます(ぐるなび加盟店のみ)。

アンケート結果レポート「スポットワーク 活用のヒント
※未加盟の場合は、下記をご覧いただき、お問合せください。

目次
飲食店のスポットワークは専用サイト・アプリで探す人が最多に
「仕事内容が明確」が応募のポイントに

飲食店のスポットワークは専用サイト・アプリで探す人が最多に

図1は、スポットワークの経験の有無と仕事内容についてのアンケート結果。経験がある人は21%で、そのうち「この1年くらいの間に経験」した人は9.2%でした。

また、スポットワーク経験者にこれまでに経験した仕事内容を複数回答で聞くと、飲食店での経験が39.8%でトップに。さらに、飲食店の業務の内訳を見ると「ホール業務」(21.4%)が最多でした。

次に、スポットワーク経験者にスポットワークの仕事をどうやって見つけたかを聞きました(複数回答・図2の棒グラフ)。トップは「友人・知人や家族の紹介で」(30.4%)で、「スポットワーク専門サイト・アプリで検索」(28.1%)、「アルバイト求人サイト・アプリ内のスポットワーク部門を検索」(26.1%)が続く結果になりました。

同じ質問を、飲食店のスポットワーク経験がある層に絞ってみると(図2の折れ線グラフ)、「スポットワーク専門サイト・アプリで検索」(34.1%)が最多となり、「アルバイト求人サイト・アプリ内のスポットワーク部門を検索」(30.3%)が2位に。飲食店のスポットワーク経験者の多くが、サイト・アプリで探していることがわかります。同じく「店頭などのチラシ・ポスターで」(15.8%)も全体(7.8%)より多くなっていることから、飲食店がスポットワークの求人をする場合はサイトやアプリを上手に活用しつつ、店頭にも掲示することで一定の効果が期待できそうです。

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「仕事内容が明確」が応募のポイントに

図3の上のグラフは、今後(も)スポットで働きたいかを聞いた結果です。「条件などがあえばしてみたい」(47.8%)がトップで、「ぜひしたい」(9.8%)、「まあしたい」(11.1%)を含めて、スポットワークをしたいと考えている人は68.9%にもなることがわかりました。

さらに、下のグラフでは、今後スポットワークをしたいという人に「やりたい仕事」を複数回答で聞きました。飲食店の業務をやりたい人は合計で39.5%。そのうち「洗い場・清掃業務」(16.9%)と「ホール業務」(16%)が僅差で上位に。図1の「経験した仕事」と比べると、「洗い場・清掃業務」や「仕込み・開店準備業務」が増えており、働く側のニーズが上がっている職種といえそうです。

図4(棒グラフ)は、スポットワークをしたいと考えている人に応募で決め手(きっかけ)になりそうなことを聞いた結果です。「業務の内容が明確・事前にわかる」(40.3%)と「交通費などの手当てがある」(39.9%)がほぼ同率で上位になりました。

一方で、飲食店でのスポットワークをしたいと考えている層の回答(折れ線グラフ)を見ると、「交通費などの手当てがある」が45%と最多に。加えて、「職場の雰囲気がよさそう・事前にわかる」(41.9%)が全体より多いことから、募集時に職場の雰囲気を伝えることが有効といえるかもしれません。また、「業務の説明・指導が丁寧そう」(35.2%)や「業務のマニュアルがある」(28.8%)も全体平均に比べて5%以上も高くなっていることから、丁寧な説明やマニュアル整備もスポットワーカーを受け入れる上で重要なポイントといえそうです。

次に、スポットワークをしたいと考えている人のうち、飲食店では働かないと回答した人にその理由を聞きました。最も多かったのが「体力的にきつい・しんどい」(32.2%)で、「業務量が多い・忙しい」(16.6%)も上位に入っていることから、飲食店の仕事がきついというイメージから敬遠している人が多いといえそうです。

2位には「飲食店で働いた経験がない」(29.5%)が入っているので、未経験でも働きやすいように依頼する業務を整理したり、限定するなどして、未経験でも問題なく働けることをアピールすることも効果的かもしれません。

最後に、これまで経験したスポットワークでよかったと感じた職場や仕事内容について聞きました。飲食店の業務では、シンプルな業務内容やマニュアルが整備されていることに働きやすさを感じたという声や、接客の楽しさを上げる声がありました。

飲食店以外の業務では、対人のやり取りが無いことや服装の自由度をよかったポイントとしてあげる声が。スポットワークをしたい人の中には、人と接しないで仕事をすることに気楽さを感じる人が一定数いることがわかりました。

以上、「スポットワーク 活用のヒント」を紹介しました。

なお、本調査をダウンロードすると、
・スポットワークで働きたい時間帯
・希望する1回あたりの労働時間
・スポットワークで希望する報酬(時給)
などの情報も得ることができます。

スポットで働く人のニーズを踏まえて、より効率的・効果的な採用に生かすヒントになると思いますので、下記からのダウンロードをお勧めします。

アンケート結果レポート「スポットワーク 活用のヒント

※「アンケート結果レポート」は、ぐるなび加盟店のみ閲覧・ダウンロード可能です
※「ぐるなびPRO for 飲食店(管理画面)」にログインした後、上記からアクセスしてください

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