2016/07/12 特集

もっと知りたい、もっと売りたいBEER! BEER!! BEER!!!

ビールのニーズが高まる暑い季節が到来。クラフトビールなど流通する種類が増え、ニーズも多様化するなか、どうすれば、もっとビールが売れる店になるのか? ビアジャーナリストの野田幾子氏に話を聞いた。

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ビールのニーズが高まる暑い季節が到来。すっかり一般にも定着したクラフトビールなど、流通する種類が増え、ニーズも多様化するなか、どうすれば、ビールの本当のおいしさを伝え、もっとビールが売れる店になるのか?ビアジャーナリストとして活躍する野田幾子氏に話を聞いた。

ビアジャーナリスト/ビアアンバサダー/ビアコーディネーター日本ビアジャーナリスト協会 副代表 野田幾子 氏
1994年にベルギービール、1996年に国産地ビールのおいしさに目ざめ、クラフトビールの普及活動を開始。2007年、ムック本「極上のビールを飲もう!」(エンターブレイン)の全体構成、執筆、編集を担当。その後、ほぼ毎年シリーズを刊行する。2000年にライター・エディターとして独立。現在、株式会社コラボトリエ代表として、雑誌でのクラフトビール特集の執筆・監修、共著、講習、イベント企画など幅広く活躍。ビールと料理の組み合わせのスペシャリスト、ビアコーディネーター(クラフトビアアソシエーション認定)でもある。2010年には日本ビアジャーナリスト協会(JBJA)を設立し、副代表を務める。食のキュレーションサイト「ippin」でクラフトビールに関するコラムを執筆中。

Introduction 「とりあえずビール」からセレクトする新たな時代へ

「とりあえずビール」からセレクトする新たな時代へ

近年、ビールを取り巻く事情が、大きく様変わりしつつある。これまで、4大メーカーが提供する銘柄にほぼ特化していた日本のビール市場。だが、クラフトビールの台頭に合わせ、消費者のニーズが多様化しているのだ。

 発端は、1994年の酒税法改正。それまで2000キロリットルに定められていた年間最低製造数量が、60キロリットルに緩和され、多くの小規模事業者がビールの醸造に乗り出した。

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