飲料に対する意識の変化 2024
前回は、2014~2023年の調査結果をまとめた「飲料トレンド10年の変化」と、2024年度の「飲食トレンド調査」を紹介しました。
今回2025年は、飲食店で飲酒を伴う食事のシーンを対象にした調査結果にフォーカスします。2024年と同様に、「お酒を飲む」層と「乾杯程度」の層に加え、「ソフトドリンク/ノンアルコール飲料」を飲む人についてのデータもあわせて見ていきます。
では、以下より、アンケート結果を詳しく見ていきましょう。
目次
・図1 ふだんの飲酒の有無
・図2 飲食店で飲酒を伴う食事をする頻度(直近1年)
・図3 飲食店で飲酒を伴う食事をするとき、よく注文する飲料(直近1年)
・図4 飲食店で飲酒を伴う食事をするときに飲む杯数(直近1年)
・図5 今後、家の外で飲みたい非アルコール飲料
■調査期間:2025年7月1日(火)~3日(木)
■調査方法:Webアンケート
■調査対象:全国
■回答者 :20~69歳の男女 1,209人
アンケート結果レポート「飲料に対する意識の変化 2025」
※未加盟の場合は、下記をご覧いただき、お問合せください。
図1 ふだんの飲酒の有無
普段の飲酒については、「飲む」と答えた人が46.2%、「特別なときや乾杯のときに飲む程度」が36.7%、「まったく飲まない」が17.1%となりました。
過去15年間の変化を見てみると、お酒を飲む層の割合は2020年のコロナ禍以降に下降傾向が強まり、今回が最も低い数値となっています。一方、乾杯程度の層はゆるやかな上昇が続き、今回が過去最大の割合となりました。近年よく耳にする“アルコール離れ”の傾向が、この調査結果からもあらためてうかがえます。
図2 飲食店で飲酒を伴う食事をする頻度(直近1年)
この1年ほどの間に、飲酒を伴う外食(*)の機会があった人は84.2%で、2024年(83.1%)とほぼ同じ水準となりました。お酒を飲む層では、その割合が全体よりも特に高く、さらに頻度についても「月に2日程度以上」が多く、全体を大きく上回る高頻度となっています。
一方、乾杯程度の層も外食の機会があった人の割合は全体を上回っているものの、頻度については「月に1日程度」「2〜3カ月に1日程度」「それ以下」が目立ち、低頻度であることがうかがえます。
(*)食事中心の場合や、自分は飲まなくても同席者が飲んでいる場合を含む
図3 飲食店で飲酒を伴う食事をするとき、よく注文する飲料(直近1年、上位5項目)
飲酒を伴う外食でよく注文される飲料は「生ビール」(52.3%)がトップで、お酒を飲む層ではその割合が全体より特に高くなっています。
お酒を飲む層では、他に「ビール」や「ハイボール」なども全体平均を上回る結果となりました。乾杯程度の層では、「梅酒・果実酒」や「カクテル(アルコール弱め)」の割合が全体より多く、ライトなアルコールが選ばれる傾向が見られます。
アルコール以外では「お茶」(26.2%)が最多で、特に乾杯程度の層で高い割合となっており、アルコールを含めた全体の中でもトップの飲料となっています。また、「炭酸飲料」なども乾杯程度の層で全体を上回る傾向が見られました。
図4 飲食店で飲酒を伴う食事をするときに飲む杯数(直近1年)
飲酒を伴う外食でアルコールを飲む人は全体の90.2%にのぼります。1回あたりの飲酒量としては「3~4杯」(29.7%)が最も多く、お酒を飲む層では「3~4杯」や「5杯以上」が全体より多い傾向です。一方、乾杯程度の層では「1杯」が特に多く、最多となっています。
ノンアルコールドリンクを飲む人は全体で37.8%で、「1杯」(16.5%)が最多です。乾杯程度の層では、ノンアルコールドリンクを飲む人の割合や「1杯」の比率が全体を上回っています。
また、ソフトドリンクを飲む人は67.0%にのぼり、「1杯」(29.6%)が最多でした。こちらも乾杯程度の層での飲用率は全体より高く、「1杯」「2杯」の割合が全体を上回っています。
図5 今後、家の外で飲みたい非アルコール飲料
図4では、ノンアルコールドリンクやソフトドリンクの飲用率が、乾杯程度の層で特に高い結果となりました。続く図5では、非アルコール飲料に関する選び方において、乾杯程度層の傾向に注目して見ていきます。
非アルコール飲料のうち、今後家の外で飲みたいものとして選ばれたのは、ノンアルコールドリンクでは「生のフルーツを使ったモクテル」(20.8%)が最多で、乾杯程度層ではその割合が全体を上回っています。そしてソフトドリンクでは「生絞りジュース」(22.9%)が最も多く選ばれました。いずれの項目からも、生のフルーツを使った飲みものへの関心の高さがうかがえます。こうしたニーズを捉えたドリンクで、1杯あたりの単価アップも狙えるかもしれません。
以上、「飲料に対する意識の変化 2025」に関する調査の一部を紹介しました。
なお、本調査をダウンロードすると、
・飲酒を伴う食事として普段よくある/今後増えそうなシチュエーション
・”外飲み”時の飲料の注文の仕方で、この1年に変わったこと
・家飲みの実態(頻度やよく飲むお酒)
などの情報も得ることができますので、下記からダウンロードをし、チェックしてみてください。
アンケート結果レポート「飲料に対する意識の変化 2025」
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【過去10年間(2014~2023)の傾向や、2024年のドリンク調査はこちら】
[2014~2023]飲料トレンド10年の、飲料に対する意識や行動の変化
[2024]飲料料トレンド調査「お酒を飲む層」と「乾杯程度層」の違いに注目!
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