【消費者調査】肉料理好き9割！「いい肉」外食予算と店選びの重視点から見る食の傾向

「日常的」と「ご褒美的」に二極化する、肉料理の外食ニーズ

11月29日の「いい肉の日」にちなみ、肉料理に関する調査を行ったところ、肉料理が好きな人は約9割に上り、その人気ぶりが明らかになりました 。外食の機会も多く、3人に2人が月に1日以上「肉料理」を外食するようです 。

今回の調査結果では、肉料理の外食ニーズに大きく分けて、「コストパフォーマンス良くスタミナ・パワーをつけたい」といった日常的ニーズと、「良いことがあったのでごちそう・ぜいたくな気分を味わいたい」というご褒美的ニーズの2つがあることが分かりました 。また、「いい肉」を外食する際の許容価格は「〜5,000円」が最多であり、価格観と多様な満足基準が存在します 。

では、調査結果を見ていきましょう。

目次
・Q1　肉料理が好きですか
・Q2　一番好きな肉の種類は
・Q3　無性に肉料理を食べたい！のはどんな時
・Q4　「肉料理」を外食する頻度
・Q5　外食するのはどんな肉料理
・Q6　肉料理のお店選び、重視する点
・Q7　「いい肉」を外食する時の予算はいくら

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肉料理を「好き」「どちらかと言えば好き」と回答した人は、約9割（88.8%）でした。

一番好きな肉の種類は「牛肉」が半数（51.8%）で最多となり、次いで「鶏肉」（22.0%）、「豚肉」（20.7%）がそれぞれ2割程度という結果に。

特に着目するのは「鶏肉」は、女性が男性を1割ほど上回り、20代女性では「牛肉」を抑えて最多となりました。

「無性に肉料理を食べたい！」と思う時として、1位は「スタミナをつけたい」「パワーが欲しい」時（53.0%）で、次いで2位は「何か『良いこと』があった時」（33.3%）が高くなりました。

肉料理の外食頻度は「月1日くらい」（22.8%）が最多となり、月に1日以上外食する人が全体の3分の2（66.5%）を占めています。

外食することが多い肉料理は、「焼肉」（56.1%）、「ハンバーグ」（38.0%）、「とんかつ、かつ丼」（37.4%）がTOP3となりました。

また、「牛丼」は男女で20pt以上の差があり、男性では3位（38.8%）、女性では8位（17.1%）という結果となり、「とんかつ、かつ丼」は年代が上がるほど高くなり、60代では51.5%でした 。

一方、「ハンバーガー」は若い年代ほど高くなり、20代では39.2%でした 。

肉料理のお店選びで重視する点は、「コストパフォーマンスが良い、お得感がある」（54.8%）が最も高く、次いで「ごちそう感ある、ぜいたくな気分になれる」（34.6%）でした。

「価格がとにかく安い」は若い年代ほど高くなり、20代では31.7%で2位にランクインしています。

「いい肉」を外食する時の許容価格は「～5,000円」（24.9%）が最多となりましたが、全体の約半数（48.9%）は3,000円以内という結果に。

以上、「肉グルメ」に関する調査の結果でした。今回の調査結果から、肉料理の外食ニーズは「コスパ」を重視した日常的な利用と、「ごちそう感」を追求したご褒美的な利用に二極化していることが明確になりました。今後のメニュー開発やサービス向上の参考になればと思います。

調査で上位に挙がった「焼肉」や「ステーキ」以外の肉料理で、付加価値の高いメニュー開発に成功している具体的な事例は、【関連記事】で詳しくご紹介しています。ぜひ、本調査データとあわせて、今後の店舗コンセプトやメニュー戦略のヒントとしてご活用ください。

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