「忘年会対策セミナー 2011」開催
様々な角度から飲食店をサポートするぐるなびが、年3回開催する「ぐるなび戦略共有会議 GON MEETING」。今年、震災で甚大な被害を受けた仙台では、9月1日、江陽グランドホテルにて、忘年会対策セミナーや基調講演に加え、特別プログラムも交えて行なわれた。その模様を中心にリポートする。東北から日本を元気に!仙台で戦略共有会議が開催
3月11日の震災後、初の戦略共有会議開催となった仙台会場には、午前9時半の受付開始直後から多くの飲食店関係者が来場。忘年会シーズンだけでなく、中・長期的に東北の外食産業を盛り上げていくために用意された今回のプログラムに高い関心が集まった。
冒頭、株式会社ぐるなびの代表取締役社長・久保征一郎が震災へのお見舞いを述べるとともに、今年の忘年会は地域の繋がりや仲間との絆を再確認する意味があり、特に東北の活力が日本全体を活性化させる原動力となると、その意義と重要性を語った。
続いて、株式会社アントレプレナーセンター・代表取締役の福島正伸氏が、「夢を叶える」をテーマに基調講演。また、2会場で開催した「忘年会対策セミナー」では、綿密なデータ分析を基にした年末商戦への対策と、効果的なぐるなびツール活用法が解説された。さらに、パネルディスカッションには株式会社カネサ藤原屋の佐藤裕司氏、株式会社スタイルスグループの佐々木浩史氏、株式会社ダイエー商事の佐藤弘康氏、津田鮮魚店の津田祐樹氏の4名が参加。「これからの宮城・東北の外食を考える」をテーマに、それぞれの立場で約1時間半の熱い意見交換を行なった。
戦略共有会議は、商品展示会も行なわれた東京会場や大阪会場をはじめ、全国13カ所で開催。どの会場も講演や忘年会対策セミナーにたくさんの来場者が駆けつけ、盛況の内に幕を閉じた。
パネルディスカッション
「これからの宮城・東北の外食を考える」
仙台でのパネルディスカッションでは、「震災からの自社のあゆみ」「3.11以降の飲食における消費者の価値観の推移」「忘年会対策、今後の中・長期対策」の3つをテーマに討論が行なわれ、今後の東北の飲食店の課題として、「顧客を囲い込む中身重視のサービス」(佐藤裕司氏)、「人材力の底上げで飲食業を応援」(佐々木浩史氏)、「原点回帰でリピーターを育成」(佐藤弘康氏)、「飲食店と生産者の密な連携」(津田祐樹氏)などの意見が挙がり、会場には拍手が響いた。