農作物販売ブースや、有名飲食店によるフードブースが大盛況
九州産の食材・食文化の情報発信と地域の活性化を目指す「博多FARMERS' MARKET」が3日間にわたり開催!
地元客や観光客が数多く来場。売り切れる食材も続出
株式会社ぐるなび、九州旅客鉄道株式会社、株式会社JR博多シティが、九州の農業活性化を目指して業務提携。3社が主催する「博多FARMERS' MARKET」が、2015年5月21日(木)~23日(土)の3日間、福岡のJR博多駅前広場で開催された。
今回は、九州全域から集結した生産者の食材販売ブースや有名飲食店の料理人が限定メニューを提供するフードブースが出展され、開場直後から多くの人で賑わった。
会場には新鮮な野菜をはじめ、九州産の緑茶に果物、干物やジャムなどの加工品が勢ぞろい。生産者は量り売りや試食などをとおして、消費者と直接交流をしながら販売を行った。
また来場者の層も幅広く、博多駅の利用客を中心に、ビジネス層や子供連れのファミリー、外国人観光客などが会場を訪れ、早々に売り切れる食材も続出。生産者が来場者と名刺交換をして、商談に発展する場面も見られた。
一方、フードブースではJR博多シティのレストラン街の飲食店のほか、ぐるなび加盟店によるオリジナル料理の販売を実施。21日(木)・22日(金)は「リストランテヒロ 博多」の竹内正典シェフ、23日(土)は「加賀屋 博多店」の店舗責任者兼料理長の平川泰司氏が、今回出品された食材のなかからいくつかを使った限定メニューを提供した。両店とも博多で人気の高級店。その料理がリーズナブルな価格で味わえるとあって参加者が列をなし、料理に使用された食材の生産者も、自分の育てた食材が料理として提供されることに喜びの表情を見せていた。
23日(土)に出展した平川氏は、2品を提供。「九州産の野菜は土の特性もあり、当店が使う石川県の加賀野菜とは別の味わいがあるので、その持ち味を最大限に活かしたつもりです。お客様が笑顔で食べる姿を身近で見ることができてうれしい。今後も積極的に参加したいです」と、参加の手応えを語った。
同イベントは、今後も同会場で10月まで毎月開催する。日程は、2015年6月19日(金)~21日(日)、7月23日(木)~25日(土)、8月20日(木)~22日(土)、9月24日(木)~26日(土)、10月22日(木)~25日(日)の予定。九州の生産者を応援し、食文化を振興するイベントとして、注目が集まりそうだ。