復興 屋台村 気仙沼横丁がオープン

“胃袋から気仙沼を元気にする”プロジェクトが始動!2011年11月12日、東日本大震災の被災地のひとつである、宮城県・気仙沼湾近くで、飲食店16店舗、物販6店舗の「復興 屋台村 気仙沼横丁」がプレオープンした。気仙沼湾界隈の飲食店は、震災による津波で7割が消失。多くの飲食店関係者が職を失った。

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日本各地に潜入取材! イベントリポート

復興 屋台村 気仙沼横丁がオープン

2011年11月12日、東日本大震災の被災地のひとつである、宮城県・気仙沼湾近くで、飲食店16店舗、物販6店舗の「復興 屋台村 気仙沼横丁」がプレオープンした。気仙沼湾界隈の飲食店は、震災による津波で7割が消失。多くの飲食店関係者が職を失った。そうしたなか、4月より、「復興 屋台村 気仙沼横丁」運営事務局を中心に、"胃袋から気仙沼を元気にする"ためのプロジェクトとして、始動。プレハブで飲食店を作り、復興作業に従事する人々が食事できる場所を確保する一方で、名物のマグロ料理などの地元ならではのメニューが食べられる観光地として、全国に発信していく。

気仙沼横丁の建物や看板、厨房機器や箸などの備品は、多くの協賛企業などの支援でそろえられた。当日は張り切って腕をふるう料理人やスタッフがきびきびと営業する姿が見受けられた。

プロジェクトの最終的な目標は、出店者の飲食店関係者が気仙沼横丁の営業で資金を貯めて、再び地元・気仙沼で自分のお店を持つこと。ぐるなびでは同プロジェクトの支援として、ご当地グルメサイト「ぐるたび」に特設ページを設置。食に関心の高いユーザーに広くアピールしていく。11月26日には、正式始動となった気仙沼横丁。被災地・気仙沼の復興は、徐々に、始まっている。

気仙沼湾に程近い、とくに津波被害がひどかった場所に建てられた気仙沼横丁。昭和30年代は実際に屋台が軒を連ねていたという
方々からの支援により、看板や建物が完成。震災後、津波により何もかも失われ、夜になると真っ暗だった同地が、今では提灯の明るさで照らされるように
気仙沼横丁に出店している飲食店関係者が、開店までこぎつけた経緯や支援者への感謝を述べると、会場から拍手が沸いた
オープンを祝し、「復興 屋台村 気仙沼横丁」運営事務局メンバーを中心に鏡割りが行なわれた
1マグロを知り尽くした「マグロ亭」店主が作る「まぐろ三色丼」
2地元の人気イタリアン「エースポートKUSHI」の前菜
3「狼煙」では、ご当地メニューの気仙沼ホルモンとワインが売り
4「男子厨房 海の家」の新鮮魚介のペスカトーレ
5「復興 屋台村 気仙沼横丁」実行委員長の岩手佳代子氏。フリーアナウンサーとして活躍しながら、地元・気仙沼の復興に尽力
6元は地元で民宿を経営していたオーナー3名が再起をかけて、気仙沼横丁で居酒屋「男子厨房 海の家」を開店。新鮮な魚介を使った料理を提供(写真4)
地元・気仙沼の人気店「すし処 たに口」も、津波により壊滅状態に。プレオープン当日は地元のネタを仕入れ、気仙沼横丁で見事復活。ファンやマスコミ陣も多数つめかけた

ご当地グルメサイト「ぐるたび」
特設サイト「復興!気仙沼」がオープン!

ぐるなびでは、気仙沼横丁のための復興支援として、特設サイト「復興!気仙沼」を開設。全国の食にこだわりのあるユーザーに幅広くアピールする