戦略共有会議2016「歓送迎会対策セミナー」開催

ぐるなびでは年2回、「ぐるなび戦略共有会議」を開催。2016年も1月中旬からスタートし、全国19会場で基調講演やぐるなびによる「歓送迎会対策セミナー」が行われ、大勢の飲食店関係者が来場した。

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春の歓送迎会商戦を勝ち抜き、売上アップへ!

ぐるなび戦略共有会議2016「歓送迎会対策セミナー」開催。ぐるなび独自の分析を基に、この春の販促戦略を提案

「歓送迎会対策セミナー」では今年の消費者動向などを解説。来場者は具体的な施策に聞き入った

基調講演やセミナーに約1400名が来場!

2016年の始まりとともに、飲食業界は春の一大商期である歓送迎会シーズンの準備期間を迎えた。ぐるなびでは、毎年独自のマーケティングデータの分析から飲食店向けの販促戦略を打ち出し、忘年会と歓送迎会シーズン前の年2回、「ぐるなび戦略共有会議」を開催している。今年も、1月中旬からスタートし、全国19会場で飲食業界のオピニオンリーダーによる基調講演やぐるなびによる「歓送迎会対策セミナー」が行われ、大勢の飲食店関係者が来場。最新の消費者動向などを共有する絶好の機会となった。

2月1日(月)、東京会場(渋谷・セルリアンタワー東急ホテル)には、飲食店関係者ら約1400名が足を運んだ。はじめに、トリップアドバイザー株式会社や日本ミシュランタイヤ株式会社、各自治体などとの業務提携や、創業20年目を迎えたぐるなびの今後の取り組みについて紹介。さらに、生産者とシェフの結びつきを強めて、飲食店のブランド化や地域活性化に寄与することや、メニューブックの多言語化対応といったインバウンド対策の強化など、多角的に飲食店をサポートしていくことを約束した。

続いて行われた基調講演では、株式会社綱八の代表取締役社長・志村久弥氏が登壇。天ぷら専門店としての伝統を守りつつ、「おいしさに真心を添え、人に喜ばれる」というコンセプトを軸に、常に革新を目指す自社の取り組みや経営戦略を紹介。海外出店を視野に入れた人材育成をはじめとするグローバルな取り組みなど、日本から世界を目指す今後の展望を熱く語った。

また、「歓送迎会対策セミナー」では、ぐるなびが独自のデータで2015年春の歓送迎会を振り返り、「売上をアップさせた成功店舗の取り組み」や、「失敗した店舗の共通点」などを徹底的に解析して紹介。事前コールを活用したキャンセルの防止など具体例なノウハウも示しながら、2016年の歓送迎会の動向と需要のピーク時期や曜日も予測。参加者は熱心に聞き入り、メモをとる姿も多く見られた。

午後の基調講演では、「外食業界を走り続けるダイヤモンドダイニングの挑戦」をテーマに、株式会社ダイヤモンドダイニング代表取締役社長の松村厚久氏が登壇。創業から「100店舗100業態の店舗展開」を果たした同社の歩み、さらに「100企業100経営者の輩出」を目指す今後の展望などに言及。その後、松村氏を題材にした著書「熱狂宣言」を執筆したノンフィクション作家の小松成美氏も加わり、対談形式で松村氏の経営スタイルや人柄を伝えると、会場からは感心の声と大きな拍手が湧き起こった。

基調講演後は「歓送迎会対策セミナー」(午前と同内容)が実施され、同時開催の「ぐるなび商品展示会」や「ぐるなび外国語版」の特設ブースも終始人が絶えず、2016年の外食産業の発展に期待が高まる1日となった。

基調講演(東京会場/2月1日開催)

「飲食店の使命とグローバル化における食文化の継承」

株式会社綱八 代表取締役社長
志村 久弥氏高級業態12店舗と洋菓子店、箱根ガラスの森美術館を建設・運営するなど、異彩を放つ株式会社うかい。空間、料理、おもてなしの隅々に宿る「うかいの理念」と、今後の50年を見据えた戦略を語った。

「外食業界を走り続けるダイヤモンドダイニングの挑戦」

(上)株式会社ダイヤモンドダイニング
代表取締役社長
松村 厚久氏(下)ノンフィクション作家
小松 成美氏「100店舗100業態」の展開を創業から成し遂げた自社の歩み、オリジナルの発想につながる取り組みなどをユーモアを交えて紹介。後半は、松村氏を題材にした「熱狂宣言」の著者・小松氏も登壇し、松村氏の人間性や考え方、取材時のエピソードなどを披露した。
全国の会場には「ぐるなび外国語版」のブースが設けられた(写真は東京会場)。訪れた人はメニュー登録の説明を受けた
飲食店の販路拡大などをサポートする、ぐるなびの各種ツールも来場者の関心を集めた

東京会場では94のブースが出展

全国17会場で「ぐるなび商品展示会」を同時開催。飲食店関係者と生産者が直接交流し、大盛況!

試食や名刺交換が行われ、商談に進むケースも

東京、大阪、仙台、福岡などの8会場では、「ぐるなび商品展示会」が併催され、全国各地から生産者や加工業者、自治体、メーカーなどが、こだわりの食材や商材を携えてブースを出展。来場したシェフやオーナーなどの飲食店関係者らと、食材・商材を介して活発に交流した。

東京会場では、北海道から鹿児島、海外、メーカーなど、計109のブースが出展。商材も野菜や魚介などの生鮮食品から加工食品、調味料、ワイン、食材鮮度保持シートまで多岐に渡った。多くのブースで試食を提供するとともに、その場での購入や商談にも対応。自慢の食材を1店でも多くの飲食店に届けようと、積極的なアピールを展開した。会場には、開会とともに多くの飲食店関係者らが詰めかけ、目当ての産地や食材のブースに直行して試食と商談を行う人もいれば、1ブースずつ吟味して、新たな食材との出合いを楽しむ参加者も。メニュー開発と店の価値を上げるためのヒントをつかもうとする熱意があふれていた。

また、ロビーには「産地フェア」のブースが設けられ、全国各地の厳選された食材を飲食店に紹介し、生産者と飲食店との結びつきを強めて、地域活性化と外食産業の発展を目指すぐるなびの取り組みを紹介。また、簡単なアンケートに答えると参加できる大抽選会も開かれ、出展者が提供する景品に、歓声を上げて喜ぶ姿が散見された。

展示会会場は、閉会間際まで試食と販売、商談が続き、生産者と飲食店の交流の輪が広がり、双方にとって今後の展開に期待が感じられる場となった。

新メニューのアイデアを求め、生産者から食材の特長を聞き、試食を行う飲食店関係者
食材を調理するブースも。おいしそうな匂いとともに、会場は祭りのような活気を見せた
それぞれのブースには生産地の様子や雰囲気が伝わるポスターなども掲示された
東京会場には94のブースが並び、全国の生産者たちがシェフや飲食店の経営者などと交流した
生産者にとっても直接、生産方法のこだわりなどをアピールするチャンス。飲食店関係者へ食材の特長やおすすめの調理法なども提案した