外食産業の健全な発展に寄与する報道集団として、1979年に発足した外食産業記者会。同会が2004年に創設した「外食アワード」は、「外食産業の発展と外食の食文化醸成に寄与すること」を目的に、毎年、同記者会の登録記者全員が参加し、「外食産業界でその年に活躍した人、話題になった人」を選び、表彰している。12回目となる「外食アワード2015」の表彰式典が、2016年2月23日に東京・千代田区の日本プレスセンターで華やかに開催され、多くの飲食業界関係者が来場した。
今回の受賞者は、河村泰貴氏(株式会社吉野家ホールディングス 代表取締役社長)、加治幸夫氏(株式会社物語コーポレーション 代表取締役社長 CEO・COO)、法師人(ほうしと)尚史氏(元気寿司株式会社 代表取締役社長)、清水謙氏(株式会社WDI 代表取締役)、山本光弘氏(株式会社ヒロコーヒー 代表取締役社長)、藤木徳彦氏(特定非営利活動法人日本ジビエ振興協議会理事長)、櫻田厚氏(一般社団法人日本フードサービス協会会長)の7名。式典では、それぞれが受賞の喜びや自社の取り組みについて語った。
続いて、2015年の外食業界を象徴する言葉として「2015年外食キーワード」を発表。「ちょい飲み」「高価値路線」「異物混入」「クラウドファンディング」「かき小屋」の5つが選ばれた。
その後、昨年の受賞者である一瀬邦夫氏(株式会社ペッパーフードサービス 代表取締役社長)が乾杯の発声を行い、懇親会がスタート。会場には、日本ジビエ振興協議会提供による「信州産鹿肉のスパイシーカレー」などの料理が用意され、受賞者をはじめ、各メディアの記者や飲食店関係者は食事を楽しみながら交友を深めた。また壇上では、記者の代表が来場した外食産業の経営者に今年の戦略を聞く即席のインタビューが行われるなど、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。