横浜市と岡山市で「インバウンド対策セミナー」を開催。「ぐるなび外国語版」によるメニューの多言語化にも高い関心
外国人対策のノウハウを求め、飲食店関係者が多数参加
「日本の食文化や食を通じて観光を楽しむための情報サービスの提供」を推進するぐるなびは、2016年1月に横浜市と「訪日外国人旅行者受入環境整備に関する連携協定」を、2月には岡山市と「岡山市と株式会社ぐるなびとの地域協働事業に関する連携協定」を締結。それを受け、3月には横浜市と岡山市で、飲食店のインバウンド(訪日外国人)受け入れ対策を支援する「インバウンド対策セミナー」を開催。両会場ともに多数の飲食店関係者が集まった。
3月14日(月)に横浜市の横浜ワールドポーターズで行われたインバウンド対策セミナーでは、冒頭に横浜市文化観光局 観光MICE振興部長の猪俣宏幸氏が「横浜市は外国人に人気の観光地であると同時に、大人数を収容できる展示会場や国際会議場が多く、ホテルの稼働率も高い」と、横浜市の特長をインバウンドと絡めて紹介。また昨今、タイや中国からの来訪人数の伸び率が著しいことに触れ、ぐるなびと連携することで「食」を軸に、より多くの外国人観光客を横浜市に呼び込みたいと期待を語った。
続いて行われたぐるなびによるセミナーでは「国内訪日外国人の実態と対策」と「飲食店および事業者の訪日外国人受入事例の共有」という2つのテーマで講義を実施。また、料理の説明や調理法、食材まで多言語に変換できる「ぐるなび外国語版」について、メニュー作成時のポイントも伝えられた。
一方、3月29日(火)には岡山市の岡山国際交流センターで、インバウンド対策セミナーが開催された。まず、岡山市経済局観光コンベンション推進課課長・芳原 保氏が登壇し、岡山市を訪れた外国人客数の推移を報告。その後の基調講演では、大阪で鉄板串焼きの店「鉄板神社」などを展開する株式会社寿幸の広報・人事担当の門田 桂太郎氏が、外国人集客による売上アップの現状、外国人への接客に際して注意するポイント、店を印象付ける工夫などを、自社の実例とともに紹介。参加者は資料に目を通しながら熱心に耳を傾けた。
また、同会場でも「ぐるなび外国語版」の機能が紹介され、参加者がインバウンド獲得に向けたノウハウを得る有意義な時間となった。