カカオの味や香りを活かしたさまざまなメニューが好評!
1月13日、大阪の阪急うめだ本店で毎年行われている「バレンタイン博覧会」が開幕(2月14日まで開催)。今年は、地下1階と9・10階の3フロアに国内外から約300のチョコレートブランドが集結し、約3,000種類の商品を販売している。
このイベントに合わせて、9階に特設エリア「WORLD CACAO RESTAURANT」(1月20日~2月14日)が設けられ、「CLUB RED」(ぐるなびが共催する料理人コンペティション「RED U-35」で、優秀な成績をおさめた料理人らで構成されるグループ)のシェフらが、カカオやチョコレートを使ったオリジナルメニューを提供している。「WORLD CACAO RESTAURANT」に出店するのは、「PERTICA」(大阪・フランス料理)、「CHOMPOO」(東京・タイ料理)、「ボン・ヴィラージュ・オゼ」(大阪・フランス料理)、「Margotto e Baciare」(東京・フランス料理)、「Orpo」(滋賀・イタリア料理)、「Chi-Fu」(大阪・中国料理)、「人類みな麺類」(大阪・ラーメン)の7店舗。日によって出店する店舗は異なり、2月の土・日曜日は全店舗のメニューが楽しめる。
各店舗のメニューには、カカオの輸入などを手掛けるCACAO HUNTERS JAPAN 株式会社(以下、カカオハンターズ)と株式会社トモエサヴール(以下、トモエサヴール)のカカオやチョコレートなどを使用。「PERTICA」の「海老マヨカカオビネガーのクレープサラダ巻き」(1,100円)は、エビ油にトモエサヴールの「カカオ醤」(たまり醤油にローストしたカカオを漬け込み、熟成させたもの)を合せたマヨネーズ風ソースで味付けするほか、ラップサンドの生地にも同社のカカオを練り込んだ。また、「Margotto e Baciare」の「特製カカオハンターズコラボカレー」(1,320円)は、シェフの加山賢太氏の父が営む洋食店の和牛カレーをベースに、カカオで酸味と香りを加えるなど、店舗ごとにカカオの風味が引き立つメニューを提供している。
「WORLD CACAO RESTAURANT」には、約30席の立食用カウンターが用意され、初日からバレンタインデー用のチョコレートを目当てに訪れた女性らが立ち寄り、食事を楽しんだ。同エリアの入り口の壁には、シェフの情報が写真付きのパネルで紹介。売上はもちろん、店やシェフの認知度アップにもつながる場となっている。
◆出店店舗(一部・順不同)の料理とシェフの声
「PERTICA」シェフ 白竹 俊貴 氏
「さまざまな方が来場するイベントなので、年代を問わず、誰もがおいしいと感じてもらえる味付けにこだわりました。これを機に店の味を知ってもらい、記念日などでご来店いただけたらと考えています。『RED U-35』に参加したことがきっかけで、尊敬するシェフの方々と一緒にこうしたイベントに参加できてうれしいです」
「CHOMPOO」シェフ 森枝 幹 氏
「以前、店で提供していたカオマンガイのタレに、カカオハンターズさんのカカオを加えることで、香りにアクセントを付けています。今後、この『ハンターズ・カオマンガイ』も店のグランドメニューに加える予定です。また、イベントへの出店で、料理人や業者さんなどさまざまな横のつながりが増えると感じました」
「ボン・ヴィラージュ・オゼ」シェフ 西山 晋 氏
「グランドメニューにある黒毛和牛の赤ワイン煮込みにカカオハンターズさんのカカオ70%のチョコレートを加え、味にコクとふくらみを出しました。こうした大きなイベントに参加することで、多くの人に店を知ってもらえればと思います」
「Margotto e Baciare」シェフ 加山 賢太 氏
「カカオハンターズさんのカカオは香りだけでなく酸味もあり、カレーに合うと考えて組み合わせました。このコラボカレーはECでも販売していきたいと考えています。また、店が東京の西麻布にあるので、今回のイベントで関西圏での認知度を高めて、来店のきっかけになったらうれしいです」
「Orpo」シェフ 高橋 雄一 氏
「トモエサヴールさんのカカオ醤を使った和風のピザが面白いのではと考えて開発しました。合わせて、カカオシロップを加えたコーラも販売しています。チョコレートは冬季メニューに取り入れやすいので、今後もバレンタインやクリスマス用のメニューに積極的に使っていきたいです」