2022/11/08 NEWS

ジビエを扱う飲食店必読!「全国ジビエフェア」に参加して集客アップ!

ぐるなびは2022年11月から「全国ジビエフェア」を実施。ジビエを扱っている飲食店などが無料で参加でき、特設サイトで店舗情報をアピールする。フェア開始に先駆け、10月24日には記者発表会が行われた。

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目次
無料で特設サイトに店舗情報を掲載。ジビエをフックに店の認知度を高めよう!
参加基準&申し込み
記者発表会を実施!

無料で特設サイトに店舗情報を掲載。ジビエをフックに店の認知度を高めよう!

 近年、農作物への鳥獣被害に対応すべく、野生鳥獣の肉や皮などを資源として利用する取り組みが推進されている。株式会社ぐるなびは、2022年11月から2023年2月まで「全国ジビエフェア」を実施する。

 同フェアでは、特設サイトでジビエの取扱店舗のPRなどを行うとともに、ジビエの認知向上、消費拡大を目的としたプロモーションを実施する。ジビエを扱っている飲食店などは専用フォームから申し込めば、無料でフェアに参加することが可能だ。

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「全国ジビエフェア」参加店募集の概要

■テーマ「PLUS GIBIER あなたの日常にジビエをプラス」
 国産ジビエメニューを提供する飲食店や宿泊施設、ジビエのさまざまな商品やペットフード、皮革製品などの鳥獣製品を販売する小売店・ECサイトを特設サイトにて紹介。また、地域で行われるジビエのイベント情報を発信する。さらに、自分や社会のために“ちょっとだけ役に立つ”ことを意識しながらジビエを楽しむことを「ジビ活」と名付け、ジビエが身近なものとなる“プラスジビエ”を目指し、幅広い取り組みを促していく。

■対象事業者(①②のいずれか)
①ジビエ(国産のシカ肉・イノシシ肉など)のメニューを提供する飲食店・惣菜店・宿泊事業者
②ジビエの商品(ペットフードや皮革製品などを含む)を販売する小売店・ECサイト

■参加条件
・「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」などを順守すること
・ジビエ(国産のシカ・イノシシなど)を取り扱っていること
※既存のメニューや商品の販売でも参加可能。ジビエの提供時期や期間の長さは問わず、不定期での提供でも参加可能。

■申し込みフォーム
「全国ジビエフェア」参加申し込み

 フェア開始に先立ち、10月24日、東京・白金台の八芳園にて記者発表会が行われた。

 開会のあいさつでは、農林水産省の鳥獣対策・農村環境課 課長の藤河正英氏が登壇。「シカやイノシシなどの野生鳥獣による令和2年度の農作物の被害額は約161億円にも上ります。国は柵の設置や鳥獣捕獲を推進していますが、現状、捕獲された鳥獣のうち食肉として流通されるのはわずか1割程度。今後はもっと流通量を増やしていきたいと考えています。また、ジビエを新たな資源として有効活用することは、地域を活性化させるサステナブルな取り組みともいえます」と述べた。

野生鳥獣による農林水産業などへの被害の実態と、解決策としてのジビエ普及を説明する農林水産省の藤河氏。「ジビエの供給を増やすために、ジビエ処理施設の整備支援や国産ジビエ認証制度を設けている。高たんぱく・低脂肪・鉄分豊富なジビエを生活に取り入れて豊かな食の世界を楽しんでほしい」と述べた

 続いて、ジビエに関わる3名の事業者が“ジビエへの熱い想い”をテーマに、それぞれの活動内容を紹介。

 まず、地域の鳥獣被害対策とジビエに取り組む「くまもと農家ハンター」代表の宮川将人氏は、2016年に同業の農家から聞いた深刻な鳥獣被害をきっかけに、ITを駆使した“農家ハンター”になろうと一念発起した経緯を説明。「若手農家を中心に、猟銃ではなく箱罠とICTを活用する方法で鳥獣を捕獲。地域に私たちの対策が広がり、鳥獣被害が劇的に減少しました。2019年には食肉処理を行うジビエファームを建設し、九州ジビエのブランド確立に尽力しています」と一連の取り組みと効果を語った。

「くまもと農家ハンター」代表の宮川氏。食肉処理施設も運営し、イノシシの捕獲から加工・販売まで手掛ける。「九州ジビエをツーリズムとして世界に販売したい」と展望を語った

 続いて、農業・食・アートが融合した複合施設「KURKKU FIELDS」(千葉県木更津市)のシャルキュトリーシェフ・岡田修氏が登壇。「本場フランスでジビエ料理に魅了され、理想のジビエを求めて狩猟免許を取って処理技術を学びました。捕獲した鳥獣は食肉を加工し、骨や皮などはラーメンスープやペット用の食品にするほか、皮革加工業者に卸して無駄なく有効活用しています」と、ジビエが多彩に活用できることについて説明した。

「KURKKU FIELDS」の岡田氏。フレンチシェフでありながら、狩猟・解体・食肉加工まで自ら行う。「ジビエのすそ野をより広げていきたい」と意気込みを述べた

 最後に、鶏料理居酒屋「君鶏」(千葉県君津市)を運営する有限会社Stay Dream Projectの篠塚知美氏。「君津市は関東屈指のジビエ王国だが、ジビエとしての二次利用はまだ低い。2019年の台風被害と翌年のコロナで落ち込んだ客足を取り戻すべく、地元の生産者と協力して、名物となるジビエ料理を提案しています」と、君津産のジビエとハチミツを使用した「君津ジビエハニーバーグ」を開発した経緯を語った。

千葉・君津への地元愛から、ジビエ料理の開発を続ける鶏料理居酒屋「君鶏」の篠塚氏。「さまざまな形で二次利用して価値あるものに変えることが、獣への本当の意味での供養だ」と語った

 続くトークショーでは、映画コメンテーターでタレントのLiLiCoさんが登壇。「(出身地の)スウェーデンではトナカイやヘラジカをよく食べていて、ジビエ料理が日常的でした。日本では日常食にはなっていませんが、調理法は進んでいて『これがジビエなの?』と驚くほどおいしいです。また、ジビエはおいしい料理だけでなく、ペットフードやレザー製品にも活用されている。“ジビ活”が誰かのためになっていることを多くの方に知っていただきたい」と語った。

トークセッションではLiLiCoさんが登壇。「“ジビ活”はおうちやレストランでジビエを味わうだけでなく、会話をしてみんなとつながることでもある。2022年を“ジビ活元年”にしたい」と提案した
  • LiLiCoさんが「君津ジビエハニーバーグ」と、ぐるなびプレミアムミールキットで12月販売予定の「特製味噌で食べる猪鍋」(仮)を試食。「クセがなくて本当においしい」と笑顔を浮かべた
  • 記者発表会で関係者に提供された試食プレート。左上から時計回りに、ジビエスモークハム・ジビエソーセージ、鹿テリーヌ、猪ビアブルスト、ジビエカレー、君式ジビエ担々麺、君津ジビエハニーバーグ、ぐるなびプレミアムミールキットの「特製味噌で食べる猪鍋」(仮)

 「全国ジビエフェア」に参加すれば、特設ページでアピールできることから集客アップも期待できる。ジビエ料理をフックに認知度や集客力を高めるきっかけとして、参加してはいかがだろうか。

【申し込みはこちらから】
「全国ジビエフェア」参加申し込み


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