新潟「La Plage」の須藤 良隆 氏がグランプリ!
35歳以下の若手料理人を発掘・応援する料理人コンペティション「RED U-35」(RYORININ's EMERGING DREAM U-35)。第12回となる「RED U-35 2025」は10月4日(土)、大阪会場で《シルバーエッグplus》に選ばれた9人による「試食審査」を実施しました。そこからファイナリスト《ゴールドエッグ》5人が決定し、翌5日(日)に大阪・関西万博 EXPOホールで開かれた「ファイナル/授賞セレモニー」の舞台で、新潟「La Plage」の須藤 良隆 氏がグランプリに輝きました。
未来のスターシェフ誕生!RED U-35 2025最終審査レポート
2025年大会の応募テーマは「日本から世界へ~EARTH FOODS 25」。対象となる応募者は35歳以下の料理人で、一次審査では「”日本から世界へ”とはどんなもので、それをどう料理に落とし込んだか」をまとめた1,200文字以内の作文と、食のリスト「EARTH FOODS 25」に挙げられている食材を使った料理(メニュー、コンセプト、作り方、料理写真)を提出することが求められました。
応募総数は511人。そこから、一次審査(書類審査)で《ブロンズエッグ》50人、二次審査(映像審査)で《シルバーエッグ》20人に絞り込まれ、さらに三次審査(オンライン面談)で選出された《シルバーエッグplus》9人が最終の試食審査に進み、ファイナリストである《ゴールドエッグ》5人が選出されました。
未来のスターとして最も活躍が期待されるグランプリ(レッドエッグ)には、「佐渡島から日本へ、そして日本から世界へ」を掲げた須藤 良隆 氏(フランス料理「La Plage」シェフ)、準グランプリには丸山 千里 氏(フードクリエーター)が、岸朝子賞ダブルの受賞で選ばれました。
授賞セレモニーで審査員長の狐野 扶実子 氏は 「今回も一人に決めるのが本当に難しかったです。これからの皆さまの活躍を楽しみにしています」と講評を述べました。
また、総合プロデューサーの小山 薫堂 氏は、「今大会、大阪・関西万博で開催できたことに感謝申し上げます。本日お越しいただいたお客様にもこのコンペティションを通して、食の尊さを感じていただけると幸いです」と大会を締めくくりました。
グランプリ・須藤氏の料理「佐渡の埋もれる宝」
料理名:佐渡の埋もれる宝
「佐渡の埋もれる宝」と題された料理は、山海の恵み、伝統文化、自らのルーツをフランス料理に昇華させたもの。ふぐを特製の塩麹でマリネし少し炙ることで、生と焼きの香ばしさのコントラストを強調。
佐渡に伝わる河豚真子の粕漬け文化へのオマージュとして、発酵によるうま味を重ね、幼少期からの“食の記憶”をひと皿に表現してみせた。
授賞コメント
レッドエッグに選んでいただいたことについて、とても驚いています。支えてくれるスタッフ、家族、仲間のおかげでここまで進んでくることができました。一生懸命精進して、食の未来を考え、佐渡の食文化を広めていける活動にさらに力を入れていきます。
誕生:1991年
出身:新潟県
料理スタイル:土地と伝統に根ざした、現代フレンチ
専門ジャンル:フランス料理
店舗:La Plage(ラ・プラージュ)
役職:シェフ(料理長)
プロフィールを見る
準グランプリ・丸山氏の料理「蟹と柑橘の抹茶ラーメン」
料理名:蟹と柑橘の抹茶ラーメン
熊本県産の抹茶を用い、少量の生クリーム、山椒や青唐辛子でアクセントを加えた「蟹と柑橘の抹茶ラーメン」。「慣習にとらわれることなく日本の食材の新たな魅力をアピールしたい」と語る丸山氏が着目したのは抹茶の持つうま味成分とコク。鶏ガラのうま味との相乗効果によって、化学調味料に頼らない力強いうま味を引き出したひと皿に唸る審査員も。
授賞コメント
多くの料理人が応募している中で準グランプリに選んでいただき、光栄です。これからも日本の食材の良さを料理を通して伝えていきたいです。知識や技術を高めておいしいものを作っていき、食の未来を良くするために精一杯頑張っていきます。
《ゴールドエッグ 2025》李 廷峻 氏
韓国の伝統料理「シッケ」を日本流にアレンジした「ミョルチグクス」。スープは水出しの煮干し出汁をベースにさまざまなうま味を抽出したもの。さらに熟成椎茸で作った自家製醤油で風味づけするなど、韓国流の足し算と、余計なパーツを減らすことで日本料理における引き算の美学を表現した。
《ゴールドエッグ 2025》佐藤 歩 氏
地元栃木の生産量日本一を誇るかんぴょうを素材に、精進出汁に豆乳クリーム、味噌シートなどでアクセントを加えたひと皿。幼い頃に祖母とともにかんぴょう農家に手伝いに行った夏休みの記憶、そして日本各地で失われつつある食材や伝統技法への想いを「夏の物語 世界へ」というタイトルに込めた。
《ゴールドエッグ 2025》向田 侑司 氏
焼きおにぎりのようなものをイメージしたというひと皿のテーマは「香り」。鴨肉には麹と中国酒の香りをつけ、豚バラ肉は香ばしく焼き上げ、味噌の風味を引き立てた。日本において中国料理を追究する料理人として、中国にはない日本ならではの香りや旬の食材を生かした中国料理を表現した。
《岸朝子賞 2025》
RED U-35発起人である故・岸 朝子 氏が、食生活ジャーナリストとして日本の食の発展に寄与された功績を讃え、最上位の女性料理人に贈る賞
《滝久雄賞 2025》
RED U-35発起人である滝 久雄 氏が、料理人としての領域を超えた活躍や、これからの食の発展へ貢献することを期待して贈る賞
夢と野望を抱く、新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を見いだし、世の中に後押ししていくため、これまでの料理コンテストとはまったく異なる視点で、 日本の食業界の総力を挙げて開催している料理人コンペティションです。
■ CO-ORGANIZER 共催:株式会社エービーエフキャピタル
■ CHEF SUPPORTERS:日本航空株式会社、ヤマサ醤油株式会社
「RED U-35」公式サイト
「RED U-35」のVISION
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