第3回「青空シェフ」は「おこめまつり」会場内で開催
飲食店のシェフが各地の食材を使って腕をふるい、日本の食材(生産者)と食文化の素晴らしさを発信して好評を得ている「青空シェフの日」。同イベントも第3回目を迎え、2012年11月16日(金)~18日(日)の3日間、神奈川県の横浜赤レンガ倉庫前広場で開かれた、「おこめまつり」会場内で実施された。
「おこめまつり」とは、ふるさとの「食」応援プロジェクトが主催し、株式会社ぐるなびを中心とした食のイベントで、全国のお米12銘柄とお米に合うおかず30数品が、各地の食品関連団体から出品され、それらを味わうことで「お米が真ん中にあるニッポンの食文化」を見直そうという企画だ。当日、会場(入場料1000円。おこめ券[食事券]400円付き)は多くの参加者で活況を呈した。
シェフの料理を待つ列ができ、食材を買い込む人も多数
今回「青空シェフの日」に参加したのは、3人のシェフと、シェフに食材を提供した4団体の生産者(仲卸を含む)。シェフは「関内喜びの里」の髙山健氏(初日)、「横浜韓国料理暖韓ダンカン」の末長学氏(2日目)、「グリルアンドアリゴジップ」の川﨑晋二氏(3日目)で、いずれも横浜に店を構えている。
食材を提供したのは、三浦野菜の「高梨農園」、カラーミニトマトの「ジューシーラボ」、なると金時の「マインドフェイス」、徳川乾塩ベーコンの「ハム&ソーセージMARUTO」で、全生産者が「マルシェ・ジャポン二俣川」などに、食材を出品し続けている。
シェフたちはこれらの食材を使い、髙山シェフと末長シェフは「たっぷり根野菜と厚切りベーコンのテンジャンチゲ」「野菜もごはんもウマイカリカリベーコンの肉味噌」「カラフルトマトの水キムチ」などを考案して、当日、キッチンカーから提供。キッチンカーの前にはシェフの料理を買い求める来場者の列ができる一幕もあるほど、人気を集めていた。また、キッチンカーの左右に設けられた各生産者の食材ブースでは、料理に使われたベーコンや野菜が参加者の関心を引き、両手いっぱいに買い求める姿も見られた。
3日目の担当シェフ・川﨑晋二氏は、「この企画を通じて生産者の方とも仲良くなれたので、店のメニューにも活かしていきたい」と、初参加の手応えを語ってくれた。「青空シェフの日」は、今後も各地で開催が予定されている。次はどの地のシェフがオリジナルメニューを考案してくれるのか、乞うご期待!