飲食店経営者にとって、自社ブランドを展開するだけでなく、勢いのあるFC(フランチャイズ)に加盟するのも経営規模を拡大するための戦略の一つ。とはいえ、マーケットには多種多様なFCブランドが存在し、どのブランドを選べばいいのか悩んでいる経営者も少なくないはず。
そこで、飲食店のFCブランドの中から、編集部がセレクトした注目の業態をシリーズで紹介。今回は、名物「五色小籠包」や格安飲み放題の「火鍋サワー」などを売りにする中華居酒屋業態「餃子・小籠包 福包(フーパオ)酒場」(株式会社Global Ocean)にフォーカス。ブランドの特徴や加盟メリット、どういう加盟店を求めているか、どういう立地や物件で強みを発揮する業態なのかを紹介する。
【今、繁盛している店「餃子・小籠包 福包酒場 横浜店」】
おいしさ+SNS映えで、若者が集うカジュアル中華~餃子 小籠包 福包酒場 横浜店(神奈川・横浜)~
【注目のFCブランドシリーズ】
①低投資&高利益率で採用にも強い「PARFAIT BAR &VIGO」(株式会社CARTON)
②圧倒的商品力&立地選ばず勝てる「スパゲッティ―のパンチョ」(株式会社パンチョ)
目次
・「餃子・小籠包 福包(フーパオ)酒場」フランチャイズパッケージ
ランニングコストを効率的に抑えて営業利益率34%を実現!
・ここがすごい!ブランドの強み・競合優位性
①集客力
②高い収益性
③求人にも強い
④安定した仕入れルート
⑤物件の選択肢が広い
・
FC加盟店に求めること
「熱意」「ホスピタリティー」
・今後のブランド展開の展望
5年以内に、5ブランド100店舗、海外進出も視野に
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「餃子・小籠包 福包(フーパオ)酒場」(株式会社Global Ocean)
【加盟に関するお問い合わせ】
「餃子・小籠包 福包酒場」フランチャイズ事業
ランニングコストを効率的に抑えて営業利益率34%を実現!
「餃子・小籠包 福包酒場」は、株式会社Global Ocean(代表・佐藤 洋一 氏)による中華居酒屋業態。同社が運営する「中国家庭料理 香園」(客単価4,000~5,000円)の料理をベースに、より幅広い層に楽しんでもらうためにスモールポーション&低単価(客単価2,500~3,000円)にカジュアルダウンしたブランドだ。
業態コンセプトは、
こだわりの店内で、本格点心・中華をリーズナブルに堪能できる中華居酒屋
本格中華のほか、女性に人気の「五色小籠包」や「火鍋サワー」などSNS映えするメニューを売りに、幅広い層を集客。食材原価率28%、人件費率21%、家賃比率9%と一般的な飲食店の目安と比べても収益性の高いモデルであることが伺えるが、加えて広告にほとんどコストを割かなくても集客できているのも強み。これは、本場・台湾を思わせる店内空間や「五色小籠包」「火鍋サワー」といった拡散力のある商品が強みを発揮しているから。さらに、Googleビジネスプロフィールへの口コミ投稿促進(卓上でのQRコード掲示など)にも力を入れることで効果的に認知度を高めている。
メインの出店エリアは、繁華街とビジネス街の2つ。学生にも手の届く価格帯でありながら、味は本格中華ということで、舌の肥えた大人も集客。集客力と収益性を兼ね備えたビジネスモデルを構築しており、営業利益率は驚異の34%だ。
料理は、名物の「五色小籠包」(968円)をはじめ、400~1,000円以内のメニューが並んでおり、誰が作っても安定した味を再現できる部分がポイント。ドリンクはレモンサワーを10種そろえるなど、サワー類が充実。火鍋の器にサワーを入れて提供される取り分け式の飲み放題「火鍋サワー」(968円)は、25種のサワーから2種を選べる楽しさや見た目のインパクトで集客の柱の一つになっている。
2025年5月末現在、首都圏や大阪などに直営9店舗、FC10店舗の計19店舗を展開し、平均月商は600~800万円を推移。FC店では渋谷店が平均月商1,500万円、直営の横浜西口店は19坪で最高月商1,900万円を記録するなど繁盛している。
ここがすごい!ブランドの強み・競合優位性
①集客力
本場・台湾を思わせる店内空間が特徴で、ターゲットによってネオン系のネオ居酒屋タイプとクラシックな中国料理店タイプの2パターンのデザインを用意している。この空間がインフルエンサーなどによって情報拡散されることもあり、SNS映えする「五色小籠包」「火鍋サワー」とともに集客の呼び水になっている。若い層を集客できているのはSNS映えだけではなく、メニューをある程度絞り込むなどしてリーズナブルな価格で提供していることもポイント。一方で、新規客ばかりではなく、「香園」で培った本場の味がリピーターを生んでおり、幅広い年齢層を集客できている。
②高い収益性
営業利益率34%という高い収益性を実現させている要因の一つが、人件費を抑えるための工夫だ。セントラルキッチンでの調理のほか、QRコードでの注文受付などオペレーションを徹底的に効率化。ほとんどの人が注文する「火鍋サワー」がピッチャー提供と同じなので、結果的にドリンクの提供オペレーションの負荷を減らすことにもつながっている。およそキッチン1人、ホール2人で回すことが可能で、社員スタッフがいなくても店を回せる仕組みが構築されており、実際に横浜にある店舗のうち2店舗は学生のアルバイトだけで回している。
③求人にも強い
メインターゲットが20~30代の女性ということもあり、女性からの認知度が高いことで、求人も若い女性が集まりやすいのが特徴。業務自体も効率化されていて難しくなく、仕込みや残業もほとんどない。同世代の同僚や来店客と交流しながら働けることがポイントになっている。吉祥寺店がオープンする際の求人には、30人の枠に120人が集まったという。
④安定した仕入れルート
提携している大庄グループの発注フローを活用し、FC加盟店への配送を委託している。プライベートブランド商品である小籠包やソースのほか、サラダ油1本からでも発注が可能。大庄グループのスケールメリットを活かして物流コストを抑えており、1週間に最大5回、最短翌日入荷が可能だ。
⑤物件の選択肢が広い
重飲食ではなく、厨房設備も特別な機器は不要で物件の選択肢が広いのも特徴。特に大学や駅の近くで強みを発揮する業態で、地下や空中階の物件でもネット戦略を駆使して集客している。
FC加盟店に求めること
取締役の佐々木 隆恒 氏いわく、「飲食業が好きで人を喜ばせたいという気持ちが強い方、ホスピタリティーのある方と一緒にやっていきたい」とのこと。
「出店すれば、あとは何もしなくても売れる」というような考え方だったり、そもそも飲食業に熱量を持って取り組めない経営者では、本部がどれだけサポートしても成功しないと考えている。逆に、飲食業初心者でも熱量があれば、大歓迎とのことだ。
今後のブランド展開の展望
2025年から5年以内に、5ブランド100店舗を目指している。「餃子・小籠包 福包酒場」以外の新ブランドとして、居酒屋業態、食事業態、ファストフード業態、テイクアウト業態などを開発中。直営とFCの出店割合は50:50を想定しており、しっかり直営で実績を積みながら信頼のおける加盟オーナーとともに事業を拡大したいと考えている。また、新ブランドでの海外進出も目指しており、さらなる認知拡大とブランド力の向上に努めていく考えだ。
【加盟に関するお問い合わせ】
「餃子・小籠包 福包酒場」フランチャイズ事業
【注目のFCブランドシリーズ】
①低投資&高利益率で採用にも強い「PARFAIT BAR &VIGO」(株式会社CARTON)
②圧倒的商品力&立地選ばず勝てる「スパゲッティ―のパンチョ」(株式会社パンチョ)
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