【導入事例】モバイルオーダー「ぐるなびFineOrder」でラクラク業務効率化&顧客満足度アップ

モバイルオーダーシステム「ぐるなびFineOrder」の活用事例。コスト面にメリットを感じて導入し、オペレーションの負荷を軽減しつつ、サービスの向上や客単価アップにつなげている「磯丸水産 武蔵小杉南口店」の事例を紹介する。

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更新日:2024.3.27

「ぐるなびFineOrder」導入後、スタッフの負荷が減りサービス力&客単価も向上!

 ぐるなびでは注文や会計業務の効率化をサポートし、人材不足を解消するべく、モバイルオーダーシステム「ぐるなびFineOrder(ファインオーダー)」を提供している。来店客がスマートフォンからQRコードを読み込むことで、店舗のメニューページに遷移し、注文から会計までモバイル上で完結できるというものだ。

 実際に「ぐるなびFineOrder」を活用して、オペレーションの負荷を軽減し、サービスの向上や客単価アップにつなげている「磯丸水産 武蔵小杉南口店」の事例を紹介する。

磯丸水産 武蔵小杉南口店
神奈川県川崎市中原区小杉町3-432 森ビル1
https://r.gnavi.co.jp/jhtmrd8r0000/
JR南部線・東急東横線の武蔵小杉駅から徒歩3分。11時~翌朝5時まで営業(2022年8月現在)。全96席の店内にはカウンターとテーブル席があり、喫煙ブースも設置。

 水槽から揚げたばかりの魚介や名物「蟹味噌甲羅焼」(593円)などを、客席のコンロで焼き上げるスタイルが人気の「磯丸水産」。2015年5月にオープンした武蔵小杉南口店は、主に昼はシニア層、夜は20~50代のビジネス層が多く、男性が来店客の7割を占める。

 同店は、「磯丸水産」が新しいメニューやサービスを開始する際のテスト店舗でもあり、2021年7月にモバイルオーダーシステム「ぐるなびFineOrder」を同ブランドで初めて導入した。それまでは卓上タブレットによるセルフオーダーシステムを採用し、口頭での注文にも対応していた。そんな中、モバイルオーダーに切り替えた理由は、
①「衛生面の強化」
②「非対面による感染対策」
③「複数人からの同時注文」
の3つ。特に③は、「各卓に1台ずつしか置かないタブレットでは不可能なため、モバイルオーダーならではの利点だと考えました」と、経営母体のSFPホールディングス株式会社 企画・管理本部 DX推進室の山﨑大輔氏は語る。

 数社のモバイルオーダーシステムを比較検討した結果、「ぐるなびFineOrder」の導入を決めた。「『磯丸水産』で使っているPOSレジは『ぐるなびFineOrder』と連携できるNEC製なので、新たにプリンターを購入しなくてもレジからオーダー用のQRコードを発行でき、設備投資が不要な点が決め手になりました」(山﨑氏)。実際に導入してみると、卓数分必要なタブレットと違い、卓数に関係なく初期投資は一定で、タブレットの修理費用なども発生しないので、トータルコストはかなり抑えられることも分かった。

 「ぐるなびFineOrder」には、QRコードの発行方法として、テーブルごとに固定のQRコードを設置しておく「スタティックQRコード」と、来店客1組ごとにQRコードを発行する「ダイナミックQRコード」があり、店舗ごとにどちらかを選ぶことができる。同店ではスタティックQRコードを使っており、卓上POPを用いてスタッフがオーダーの方法を説明している(口頭でのオーダーにも対応)。

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モバイルオーダーシステム「ぐるなびFineOrder」で、注文と会計業務を効率的に!

 「導入にあたり、お客様の立場になって注文から会計まで行ってみたのですが、操作に迷う部分はなく、分かりやすいデザインでスマホアプリに不慣れな方でも簡単に使えると感じました」と店長の小林克彦氏は語る。同店では、ディナータイムにフード84品、ドリンク12種64品をラインナップ(2022年8月現在)しており、「ぐるなびFineOrder」のメニューページでは、これらがジャンル別にタブで分けられ、写真付きで分かりやすく表示されている。

 「メニューごとにトッピングなどのカスタマイズも登録できるので、『海鮮こぼれ丼』(1,087円)などはお子様用に“さび抜き・ガリ抜き”などを選択できるようにしています。また、飲み放題(120分制)では、ラストオーダー(90分)を過ぎると自動的にドリンクのオーダーができなくなるように設定できるのも便利です」と小林氏。これらの設定は本部で一括管理しているが、店ごとに独自のメニューやキャンペーンを細かく設定することも可能で、「期間限定メニューや時間帯限定のメニューも、事前に登録しておけば、指定した日時でメニュー表が自動的に切り換わります」(小林氏)。

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フードとドリンクを合わせて約150品をジャンルごとに分けて、写真付きで表示(上の写真は、スマートフォンの設定がダークモード)。初めて操作する人でも迷わずにオーダーできる分かりやすいデザインも特徴。メニュー画面の上部に、オーダーしてほしい名物の「蟹味噌甲羅焼」の写真を掲載。この写真をタップするとそのメニューのオーダー画面に変わることもあり、同商品はモバイルオーダー上でビールに次いでオーダー数2位の人気メニューとなっている
丼ぶりメニューなどは、子ども用に「さび抜き」や「ガリ抜き」などを選択できるように設定。こうしたトッピングの設定のほか、サイズや辛さなどを選べるように設定することも可能

 「タブレットはテーブルごとに1台ずつ設置するので、タブレットが近くになかったり、ほかの人が使っているとオーダーの機会損失につながりかねません。その点、モバイルオーダーは、一人一人が自分のスマホを使って好きなタイミングでオーダーできるのが最大の利点。スタッフを呼ばなくても注文できるストレスフリーな部分も、お客様の満足度につながっていると思います」と小林氏。現在、「ぐるなびFineOrder」は終日使用しているが、ランチタイムは口頭での注文がメイン。ディナータイムでは来店客の約8割が利用している。山﨑氏は、「特に、アルコールを飲むお客様やスマートフォンの操作に慣れている若い世代のお客様が積極的に使ってくださいます。お客様が着席したときに卓上POPを用いて丁寧に説明することが利用率アップにつながっている」と分析する。

 加えて、客単価も「ぐるなびFineOrder」の導入前と比べて約400円アップ。客単価の変化にはさまざまな要因が作用しているが、「タブレットと違って一人一人がオーダーできることも、客単価アップの一因になっているのかもしれません」(小林氏)。

 このほか、会計の方法をレジ払いとカード払いから選択できるのも特徴。「カード払いの利用率は1割程度ですが、テーブルに座ったままでお客様が会計までスムーズに済ませられるのがメリット。キャッシュレス化の流れは加速しているので、今後はさらにニーズが高まるのではないかと考えています」と小林氏。

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会計時は、「レジでの支払い」と「モバイル上でのクレジットカード払い」から選べる

 また、オペレーションの負荷が減り、接客のクオリティーをさらに高めることができたという小林氏。「スタッフの聞き間違いや打ち間違いによるオーダーミスが減るだけでなく、お客様に呼ばれて急いでオーダーに伺うことがなくなり、サービスへの余裕が生まれました。当店のお通しは、もともとお客様が魚介をコンロで焼いていただくスタイルでしたが、スタッフから『こちらでお焼きしますね』と声を掛けて焼きながらおすすめメニューを紹介するなど、接客の質を高めることができています」と効果を語る。今後も「ぐるなびFineOrder」を活用してさらなる業務効率化と接客力向上を図り、ほかの店舗への導入も検討していく予定だ。

店長 小林克彦氏
大学卒業後、カフェで経験を積み2015年にSFPダイニング株式会社に入社。「磯丸水産」の伊勢佐木町店、追浜駅前店などを経て2021年5月より現職。

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