2024/10/30 特集

2024年末年始「宴会シーズン推しメニュー」を大公開!AP HOLDINGS

「塚田農場」や「四十八漁場」など約40ブランド、国内外157(2024年9月末時点)の直営店を展開する株式会社エー・ピーホールディングスが、早期から年末年始の会食・宴会シーズンに向けて始動。2024年10月9日、ポテンシャルの強い12ブランドの代表的な食材・メニューを集めた大試食会を実施した。各店の魅力を熱く語るスタッフの姿に、活気づく企業の勢いを見た。

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AP HOLDINGS 2024秋冬・推しメニューの"全体像”

「塚田農場」を代表とする居酒屋業態や、鮨、焼き鳥、しゃぶしゃぶといった専門業態など40ブランド以上の多様な飲食店運営、中食事業、食品加工・流通まで展開している株式会社エー・ピーホールディングス(以下、AP HOLDINGS)が、2024年年末年始の会食・宴会シーズンに向けて大試食会を開催し、インフルエンサーやメディアが多数来場した。

試食会は、池袋東口にある隣接した3店舗にて実施。左上から時計回りに、「四十八漁場」「炭火焼鳥 塚田農場」「芝浦食肉

12ブランドのメニューが一堂に会すことで、扱う食材の幅広さ、生産者と商品開発に真摯に向き合うスタッフの心意気がひしひしと伝わり、広報の光る戦略も垣間見えた。

現在「先取り忘年会」と題し、早めに公式サイトから予約した人限定で特典を用意。早期からの忘年会需要創出に動いている(※2024年11月30日に終了)。

目次 
AP HOLDINGS ミッション&ビジョン
12ブランド・2024年 秋冬の一推しメニュー

1.「九州塚田農場」(宮崎県日南市/宮崎県日向市/鹿児島県霧島市)
2.「炭火焼鳥 塚田農場」
3.「北海道シントク町 塚田農場」
4.「四十八漁場」
5.「芝浦食肉」
6.「鮨 若尊」
7.「鮨 つぐみ」
8.「焼鳥つかだ」 
9.「Na Camo guro」
10.「裏の山の木の子」
11.「しゃぶしゃぶつかだ」「すき焼 しゃぶしゃぶつかだ」
12.「塚田農場おべんとラボ」

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AP HOLDINGS ミッション&ビジョン

独自の六次産業化ビジネスモデル「生販直結」

AP HOLDINGSは、「食のあるべき姿を追求する」を理念に、生産(一次産業)から物流(二次産業)、販売(三次産業)までを一貫して手がける独自の六次産業化ビジネスモデル「生販直結」を展開。全国各地の生産者や地域と直接提携し、さまざまな業態の飲食店をオリジナルメニューで構成している。

鮮度や味はもちろんのこと、産地と直接関わることで今まで市場に出回らなかった食材にも注目するなど、地域産業の活性に努めることでより強固な関係を築いている。

生産地を訪れ仕入れる食材の数々。料理人と、生産者や流通に携わる人との深いつながりを、最大の強みとする
生産者のこだわりと情熱に触れることで生まれる責任感や使命感。単に原価を下げるための仕組みではなく、思いを持って働くことで、食の未来を広げる

12ブランド・2024年 秋冬の一推しメニュー

今回集まったのは12ブランド。それぞれに主軸となる食材を持ち、その生産者と対話しながらメニューに反映している。また、産地で得た知識を店舗スタッフと共有することで食材への思いや理解が増し、それらが来店客に説明する際の説得力にもつながっている。

熱意あふれる12ブランドの、2024年「秋冬の一推しメニュー」を紹介する。

1.「九州塚田農場」(宮崎県日南市/宮崎県日向市/鹿児島県霧島市)

「地鶏の炭火焼」(1,200円/1人前 ※注文は2人前より)
  • 「鶏だし溢れる塚だまの極上だし巻きたまご」(1,200円)
  • 「こだわり卵と地鶏スープの辛鍋」(1,200円/1人前 ※注文は2人前より)

愛され続ける不動の看板商品は、鮮度抜群の地鶏を炭火で一気に焼き上げる「地鶏の炭火焼」。

数量限定で人気の推しメニューは、オーダーが入ってから焼く、その名も「鶏だし溢れる塚だまの極上だし巻きたまご」。提携農場で丁寧に飼育された最高ランクの卵「塚だま」を使用し、地鶏20羽からとるコラーゲンたっぷりのだしをふんだんに使った卵焼きは、口の中でとろけるほどふわふわでジューシー。

さらに秋冬は宮崎県の郷土料理にちなみ「こだわり卵と地鶏スープの辛鍋」を打ち出す。野菜や豚しゃぶ肉など、素材から出るうま味が溶け込んだピリ辛スープで楽しみ、宮崎のB級グルメ「辛麺」で〆る。

「九州塚田農場」(宮崎県日南市/宮崎県日向市/鹿児島県霧島市)
店舗は北海道(2)、宮城県(1)、東京都(14)、埼玉県(5)、茨城県(2)、神奈川県(8)、千葉県(3)、栃木県(1)、石川県(1)、富山県(1)、愛知県(4)、岐阜県(1)、大阪府(6)、兵庫県(2)、宮崎県(1)に展開(2024年10月時点)
https://www.tsukadanojo.jp/
2006年宮崎県塚田地区に作った自社養鶏場「塚田農場」の名称をそのまま屋号にし、居酒屋として誕生。高級食材として出回る地鶏を居酒屋で提供することで身近な存在にし、年齢問わず幅広く集客する。宴会シーンでの平均客単価は5,000円。

2.「炭火焼鳥 塚田農場」

  • 「自家製ドレッシングのNOJOサラダ」(780円)
  • 「ハーブ野菜と生ハムの農場PIZZA」(1,280円)
「クリトマ鍋」(2,980円/2人前)

新ブランド「炭火焼鳥 塚田農場」も、看板である「地鶏の炭火焼」や「串焼き」が一番の売れ筋だが、全国の農家から直送される野菜も、現地に足を運んで生産者と対話し、食べ方を追求している。

「自家製ドレッシングのNOJOサラダ」は季節の野菜にあわせてドレッシングを自家製し、ハーブ野菜はSNS映えする「農場PIZZA」にするなど、野菜を主役としたメニューを次々考案。

冬宴会のメインに置くのは、クリガニとトマトのクリーム鍋「クリトマ鍋」。毛蟹の仲間でありながら過食部が少なく市場に流通しにくいクリガニを鍋のだしに活用。コクのあるうま味に野菜や肉の味も重なる。そして〆はパスタで。昨年好評だった「韓国旨辛炊き餃子」と二枚看板で勝負する。

炭火焼鳥 塚田農場
店舗は東京都(6)、埼玉県(1)、神奈川県(1)、大阪府(1)、兵庫県(1)に展開(2024年10月時点)。2024年8月にはセカンドラインとして「炭火焼鳥 塚田農場 THE 2nd」を東京・新橋にオープン。
https://sumibi-yakitori-tsukadanojo.studio.site/
九州の地鶏料理を中心とした塚田農場から、2022年に生まれた新ブランド。炭火を使った本格的な焼鳥と、日本各地のおいしい野菜をカジュアルに楽しめる。宴会シーンでの平均客単価は5,000円。

3.「北海道シントク町 塚田農場」

  • 「とかちチーズ盛り」(1,680円/2人前)。十勝産のチーズが5種。左奥から時計回りで、ラクレットチーズ・ヤングラクレット(十勝プライド)、カチョカヴァロ・中央がフロマージュブラン(チーズ工房NEEDS)、手前がベルネージュ(十勝のフロマージュ)
  • ヤングラクレットは卓上フライパンで焼き、ブラックペッパーとはちみつ、ドライトマトなどと一緒に楽しむ
「トマトクリームチーズ鍋」(1,280円/1人前 ※注文は2人前より)

看板メニューは北海道十勝産のチーズを5種類盛り合わせた「とかちチーズ盛り」。ヤングラクレットやカチョカバロは卓上のフライパンで焼きたてを楽しめる趣向で、あえて強火でうま味が溶け出さないよう表面をコーティングして全体が香ばしくなるまで焼き上げる。外国産のものとは違い、クセがなく親しみやすい十勝チーズを広めていきたいという心意気を感じる。

また、冬はホタテやトマトが丸ごとゴロっと入ったぜいたく鍋「トマトクリームチーズ鍋」が登場。トマトは濃厚なチーズに相性抜群で、最後はリゾットで〆る。

北海道シントク町 塚田農場
店舗は東京都(6)、神奈川県(1)に展開(2024年10月時点)
https://www.instagram.com/hokkaido_shintoku_tsukadanojo/
https://tokachi-tsukadanojo.studio.site/
「十勝を知り、十勝を味わい、十勝を楽しむ」をキャッチコピーに、十勝・新得町の地鶏「新得地鶏」や十勝ワイン、チーズ、野菜など、十勝産の季節の食材に特化したブランド。異なる工房のチーズを一度に味わえるのは、当ブランドならでは。宴会シーンでの平均客単価は4,500円。
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4.「四十八漁場」

「贅沢刺身本気(マジ)盛り」(12点盛り1,800円/1人前。写真は2人前)
小魚スナック(490円)

北は北海道、南は沖縄まで、全国各地の漁師や漁港と提携。その日に届く魚介で看板メニューの「贅沢刺身本気(マジ)盛り」が作られる。船の上で神経締めした魚は死後硬直や痙攣(けいれん)などがなく、エネルギーをしっかり蓄えた状態を保って配送される。店でさばかれる魚の刺身を種類にあわせてベストな状態で提供する。

また、漁業振興の一助として未利用魚や低利用魚の活用も積極的。網に入るもののこれまでは破棄されることの多かったトウゴロウイワシをウロコごとカラッと揚げて「小魚スナック」で提供。軽やかなサクサク感が、酒のアテにピッタリと好評を得ている。

四十八漁場(よんぱちぎょじょう)
店舗は東京都(10)、埼玉県(1)、神奈川県(2)、千葉県(1)に展開(2024年10月時点)
https://www.48gyojyou.com/
2006年に鮮魚モデルからスタート。当時鮮魚業界ではタブーだった独自流通を開拓し、2011年7月に1号店を出店。海の未来、魚食の未来、漁師・漁港の未来など多くの課題を抱える産地の課題に向き合い、各地の漁港・漁師・生産者とのつながりを増やし続けている。宴会シーンでの平均客単価は5,000円~。

5.「芝浦食肉」

「大とろホルモンの塩もつ鍋」(900円/1人前。注文は2人前~)
  • 「ラムロック×ホルモン塩もつ鍋コース」(5,000円)より「ラムロック鉄板焼き」
  • 熱々のジンギスカン鍋の頂上でラム肉の表面をさっと焼く。焼き加減はレアがお勧め。流れ落ちる肉の脂でキャベツもおいしく仕上がる

開業以来、専門のルートで仕入れるホルモンが主役。芝浦のと殺場から一度も冷凍されることなく届くホルモンはドリップが出ず、臭みが全くない。

看板はホルモン嫌いでも食べられると噂の「大とろホルモンの塩もつ鍋」。プルプルとして上質な脂が口の中で弾けていく。夏の酷暑を乗り越えた牛は秋から冬にかけて体力が戻り、肥えていく時期のため、年末年始を「モツの旬」と位置付けている。また、鉄板でダイナミックに焼く「ラムロック鉄板焼き」は柔らかくクセがないと人気を博し、常連からのリクエストで限定復活した。

このWメインが一度に味わえる「ラムロック×ホルモン塩もつ鍋コース」が2時間飲み放題付きで5,000円(3人以上で受付)と、お得な満喫プランを用意している。

芝浦食肉
店舗は東京都(4)、神奈川県(2)に展開(2024年10月時点)
https://www.instagram.com/shibaurashokuniku_official/
「このホルモン、知らないなんて勿体ない。絶対」がキャッチコピーの、大衆系ホルモン居酒屋。専門の仕入れルートを持ち、プルプルで歯切れの良い「大とろホルモン」や食感がクセになる新鮮なホルモンをつかった逸品を豊富に提供。宴会シーンでの平均客単価は4,500円。

6.「鮨 若尊」

おまかせコースより「職人の握り3貫」。左から「ケンサキイカ」(長崎)、「生マグロ」(宮城)、「活締めカンパチ」(徳島)

魚に合わせる米は「東の魚沼、西の仁多(にた)」と呼ばれるほど評判が高く、出雲大社に奉納しているコシヒカリ「島根 仁多米」。しっかり粒感があり、うま味と甘みのバランスがよい。これをあえて少し固めに炊き、熟成赤酢などをブレンドしたすし酢で仕上げる。

写真は「ケンサキイカ」(長崎)、「生マグロ」(宮城)、「活締めカンパチ」(徳島)の3貫。どれも噛み締めるほどにうま味が広がっていく。

鮨 若尊(ジャクソン)(東京・赤坂)
東京都港区赤坂3-9-2 No.R赤坂見附 B1階
https://sushi-jackson.jp/
産直船上仕込みの鮮魚を、和食の名店で修業を重ね、魚を知り尽くした大将が素材の良さを最大限に引き出して握る。半年先まで予約が埋まる人気店。メニューは「おまかせコース」(12,000円)と「若尊コース」(16,500円)で、いずれも飲み放題付。

7.「鮨 つぐみ」

コース料理より「低温調理のいくら小丼」 ※お店では手巻きで提供

おまかせコースのみのメニューは、日本全国50カ所以上の漁港や漁師から仕入れる鮮魚でラインナップが決まる。

コースに入る「低温調理のいくら小丼」のイクラは、低温調理がポイント。85℃の湯で8分湯せんして半熟状にすることでうま味が凝縮し、ねっとりとしてすし飯とおいしくなじむ。土台となるすし飯は、「若尊」と同じく島根の仁多米。魚はその日次第で、冬にかけて運が良ければ珍しいぼうずぎんぽの焼き物や、八角の握り、つばめうおの刺身なども登場する。

鮨 つぐみ(東京・八王子)
東京都八王子市三崎町5-19 F1フォーラム 1F
https://sushi-tsugumi.com/
職人が丁寧に調理する、本格江戸前寿司のおまかせコースのみを提供。コースは8,800円、11,000円、13,200円の3種がある。”漁師直結”だからこそ実現する味と価格で楽しめるとあって、地元はもちろん、県外から訪れるファンも多い。

8.「焼鳥つかだ」

炭から炎が立つほどの高火力で一気に火を入れ、脂を閉じ込める
  • 人気の串4種。左奥から時計回りに、「もも」(430円)、「月見つくね」(450円)、「ふりそで」(400円)、「胸抱き身」(480円)
  • 中でも推しが「ふりそで」。鶏1羽から1人前(1本)しか取れないという希少部位

広い空間で平飼いされ、のびのびと育った「みやざき地頭鶏」が主役。生産加工まで担うことで希少部位も楽しめるコースを随時用意する。

筋肉質でうま味がギュッと詰まった地鶏は、ともすると固くなりそうなイメージだが、炭から炎が立つような高火力で一気に火を入れて脂を閉じ込めるなど、地鶏焼鳥に向き合い続ける「焼き」の技術でおいしさをより高めている。鶏1羽から1本しかとれない「ふりそで」は、外はカリッと香ばしく肉質は弾力がありながら柔らか、ほどよい脂からうま味を存分に感じられる。

焼鳥つかだ
店舗は東京都に2店舗(渋谷・中目黒)を展開(2024年10月時点)
https://www.yakitori-tsukada.jp/
地鶏ならではの濃く上質な脂の甘味とうま味を、炭火でシンプルに焼き上げる「焼鳥」を、ワインとともに楽しめるブランド。地鶏・銘柄鶏を中心に希少な部位や贅沢な串を、研鑽を積んだ焼き師が焼き上げる。女子会やデート、インバウンドを多く集客する。宴会シーンでの平均客単価は4,500円。

9.「Na Camo guro」

「山形県大蔵村『最上鴨』の極上しゃぶしゃぶコース」(9,000円)より「最上鴨 鴨しゃぶ」

山形県大蔵村の契約農場で育てられる極上の「最上鴨」を味わい尽くすコースラインナップ。

定番は「鴨すき」だが、「鴨しゃぶ」も推しメニュー。ぶ厚い鴨皮から引き出したうま味の濃いオイルでしいたけをアヒージョにし、春菊もさっと炙って塩で食べる。そこへ鴨だしを注ぎ、鴨むねや鴨もも、野菜をしゃぶしゃぶして〆は蕎麦。あえて乾麺を使い、だしを吸わせながら茹でる。最後にトッピングするのは脂を出し切ったカリカリの鴨皮、鴨を丸ごと堪能できる。

Na Camo guro
店舗は東京都(3)、福岡(1)に展開(2024年10月時点)
https://nacamoguro.jp/nakameguro/
山形県の契約農場で育てられた「最上鴨」で味わう鴨すき、鴨しゃぶの専門店。鴨肉は肉質が良く、柔らかでうま味があふれる独特の味わい。食通の期待に応えるワインの豊富さも人気。宴会シーンでの平均客単価は10,000円。

10.「裏の山の木の子」

人気の「喜乃胡コース」(4,500円)より「薬膳スープの火鍋」

昆布と干し椎茸、鶏ガラベースのスープに12種類のきのこを加え、うま味が幾重にも重なっていくオリジナルの「日式きのこ火鍋」は、リピート率の高い看板メニューだ。

主役のきのこは長野や秋田、山形などの契約農家から直送。全国で4農家しか作っていないピンク色の希少なトキイロヒラタケや、白く独特な形状のヤマブシタケなど目新しいものも多い。この秋は流通量が非常に少ない「松きのこ」を使用した期間限定のコースを展開している(2024年12月末まで)。

裏の山の木の子
店舗は東京都に2店舗(渋谷・恵比寿)を展開(2024年10月時点)
https://www.instagram.com/uranoyamanokinoko/
昆布だしをベースに数種類の薬膳スパイスで仕上げたオリジナルのスープと新鮮なきのこのうま味を掛け合わせた「日式きのこ火鍋」専門店。火鍋のスープに合う味わい深いきのこを取りそろえる。きのこをたっぷり食べられることから圧倒的に女性からの人気が高い。宴会シーンでの平均客単価は5,000円。

11.「しゃぶしゃぶつかだ」「すき焼 しゃぶしゃぶつかだ」

「ハチ公コース」(5,850円)より「すき焼」

肉はA5ランクの鹿児島県黒毛和牛「薩摩牛 極」や日本三大和牛、鹿児島黒豚など。中でも焼いた時によい香りが立ち昇る「極」は、関西の伝統的なすき焼調理法向き。

特徴は、”一人ひと鍋”のぜいたくな愉しみ。まずザラメを熱し、ふつふつとして色づき始めたところで肉を香ばしく焼きつけ、割下を注ぐ。そのライブ感と一人ひと鍋スタイルからインバウンド利用も多く、冬に限らず人気を集めている。

しゃぶしゃぶつかだ(東京・渋谷)
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 12F
https://www.instagram.com/shabushabutsukada.shibuya/
すき焼 しゃぶしゃぶつかだ(KITTE大阪)
大阪府大阪市北区梅田3丁目2−2 KITTE大阪 5F
https://www.instagram.com/sukiyakitsukada.osaka/
A5ランクの黒毛和牛や希少なブランド豚を、一人ひと鍋のぜいたくなスタイルで提供。渋谷店はスクランブルスクエアにあり、インバウンドも多く集客する。2024年7月に開業したKITTE大阪に「すき焼 しゃぶしゃぶつかだ」をオープン。早くも話題の店としてにぎわいを見せている。宴会シーンでの平均客単価は5,500円。

12.塚田農場おべんとラボ

「絶品!塚だまタルタル若鶏のチキン南蛮弁当」(930円/宅配価格)
「岩手県大船渡漁港 目利き厳選天然真鯛の極上鯛めし弁当」(1,290円/店頭販売のみ)

人気ナンバーワンは「絶品!塚だまタルタル若鶏のチキン南蛮弁当」。塚田農場のこだわり卵「塚だま」を使った特製タルタルソースのファンも多く、甘酢の絡んだ鶏肉と相性抜群。ご飯は秋田県大潟村のあきたこまちを使用。独自の低温籾貯蔵により、年中新米のようなおいしさで、冷めてももちもちとしている。

新作は大船渡漁港で水揚げされた、天然マダイが主役の「極上鯛めし弁当」。骨と頭からとっただしで炊いたご飯に、ふっくら蒸しあげた鯛をのせて。濃縮だしを別添えし、食べる途中で味変が楽しめる工夫もある。

塚田農場おべんとラボ
宅配に加え、店舗は東京都(7)、埼玉(1)、神奈川(1)に展開
https://www.tsukada-plus.jp/
中食事業にも注力。食材を厳選し調理にも手間をかける、こだわりのお弁当を販売。日本ロケ弁大賞、からあげグランプリ 唐揚げ弁当部門金賞など、数々の受賞歴を持つ。エリア内であれば電話やWeb注文で配達を行っている。


自ら生産現場までさかのぼり、納得できるブランディングが実現するまで深く掘り下げる事業展開は今に始まったことではなく、原点である宮崎県日南市に自社養鶏場を設立したのは2006年のこと。AP HOLDINGSはこの約20年間の歩みで、さらに食材やブランドの幅を広げている。


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