近年はタブレット型が増加中!機能・価格・使い心地の確認を!
飲食店の経営に欠かせないアイテムの一つであるPOSレジ。新規開業はもちろん、経年劣化や故障による買い替えのほか、2023年秋に開始したインボイス制度への対応のために新しいレジを購入された方、これから購入を検討している方も少なくないのではないでしょうか。近年はタブレット型タイプが増えてきていますが、タブレット型だけでもさまざまな種類があり、「どれを買ったらいいか」と迷う方も多いはずです。
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そこで、10種類以上のレジ周辺機器の使い勝手を体験できるコーナーを持ち、お店に合ったレジ選びのサポートを行っている「テンポスぐるなび江戸川店」の店長・山下 健史さんに、人気のレジ10機種の強みや特徴などについて伺いました。
【レジ選びは、実際に触って使い勝手を試すのがオススメ!】
POSレジ比較体験コーナーあり!厨房機器販売の「テンポスぐるなび江戸川店」
住所:東京都江戸川区南葛西2丁目11-17 地図
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休(年末年始を除く)
駐車場(無料):専用4台、共用1台
人気機種10商品の特徴を解説!
タブレット型レジ
(1)スマレジ
(2)Uレジ
(3)Square レストランPOS
(4)Okage DX Platform
(5)ユビレジ
専用端末型レジ
(6)タッチターミナルWILL POS TOUCH
(7)UNIPOS
(8)GO! REGI
セルフ専用レジ
(9)CP-Bクイック決済システム
デリバリー専用レジ
(10)デリレジ
タブレット型レジ
(1)スマレジ
(2)Uレジ
(3)Square レストランPOS
(4)Okage DX Platform
(5)ユビレジ
タブレット型のPOSレジは、いわゆるタブレット端末にアプリケーションをインストールするだけで使えるため、導入コストが比較的抑えられるメリットがあります。また、従来の専用端末のような設置スペースは必要ないのも特徴。さらに、下記に紹介するレジは画像を入れてメニュー表としても使えて多言語にも対応しています。一方で、ネットワーク環境が必要となるため、万が一、ネットワークに障害が発生した場合はレジが使用できなくなる可能性もあります。
(1)スマレジ
販売元:株式会社スマレジ
商品HP:https://smaregi.jp/
「スマレジ」はタブレット型レジの中でも飲食業界での認知度が高いレジだと感じます。当店に来られるお客様の中には「これまでスマレジを使っていたから」という理由でスマレジを購入される方が多く、カフェ、焼肉店、居酒屋など、さまざまな業態のお店で使われています。特徴は、デザインや操作性を含めてシンプルで使いやすく、わかりやすいということ。また、ランニング費用が他社より比較的安いのも特徴です。「損益管理やPL管理などの機能はいらないから、最低限レジとして使えたらいいよ」という方であれば、月額0円からでも使うことができます。さまざまな会計ソフトとの互換性も高いので、会計士さんに委託しているお店の場合、「スマレジにしてください」と会計士さんから指定を受けるという話も聞きます。シフト管理や勤怠管理といったPOSレジ以外の機能も充実しており、「IT導入補助金」の申請業務をサポートしてくれるのも導入のメリットです。
(2)Uレジ
販売元:株式会社USEN
商品HP:https://usen.com/service/pos/
株式会社USENが販売している「Uレジ」には、小売店向けや美容院向けなど4業種向けのレジがあり、飲食店向けに「USENレジFOOD」が用意されています。このレジも「IT導入補助金」の申請を株式会社USENがサポートしてくれ、2023年には99.5%という高い採択率を誇っています。加えて、サポート体制がしっかりしているのも特徴。初期投入のときにスタッフさんがレジを設置してくれるだけでなく、使い方などをレクチャーしてくれます。さらに、24時間のコールセンターがあって深夜営業のお店も安心です。リアルタイムかつ自動で売上集計や分析・管理が可能で、タブレット1台でオーダーからお会計まで一貫して行えます。また、担当別での売上をチェックできる機能があるので、お店のスタッフの中で、誰がどれだけ貢献しているのか把握することができます。
(3)Square レストランPOS
販売元:Square株式会社
商品HP:https://squareup.com/jp/ja/point-of-sale/restaurants
「Square レストランPOS」は、レジ(計算機)と決済端末(決済機器)がセットになっているのが特徴で、これ1台でキャッシュレス決済などにも対応できます。これにより、たとえばスタッフさんが客席に持っていくハンディ機器を使って、クレジットカード決済などができます。一度レジに戻ってクレジットカード用の決済端末を持ってくる必要がありませんので、オペレーションが効率的になります。また、タッチパネルの感度や速度が速くて操作性も高く、オプションなどを付けなければ月額0円で利用することもできます。さらに、購入から実稼働までのスピードが速いのも特徴。一般的には、Wi-Fiの通信状況の確認やメニュー登録などを完了させてから納品されるので、初期設定に2~3週間はかかることが多いです。しかし、これはオンラインで購入して物が届けば、すぐにでも使い始められます。ただ、メニュー登録などは自分で行う必要があるので、「サポートがなくても自分でできるから、購入から使用開始までのスピードを重視したい」という方におすすめです。
(4)Okage DX Platform
販売元:Okage株式会社
商品HP:https://okagekk.com/service/
「Okage DX Platform」は、POSレジを軸に、店内外のモバイルオーダーやキッチンプリンター、ハンディ、タブレットオーダー、キッチンディスプレイ、後払いセルフレジなど、自社開発のさまざまな端末・アプリケーションと組み合わせることで柔軟で効率的なオペレーションが実現できるのが特徴。たとえば、テイクアウト専門店であれば、テイクアウト商品を事前注文・事前決済できる「店外モバイルオーダー」と、オーダー受信からできあがり通知まで一台で完了できる「デシャップディスプレイ」を組み合わせる、といった具合に、自分のお店に必要な機器だけを組み合わせて使うことができます。また、メニュー画面のレイアウトの自由度が高いので、そのままメニュー表として使うことができ、既存の紙のメニュー表を生かしたデザインにすることもできます。他社機種と比べて、シズル感のある料理やドリンクの写真をしっかり打ち出したいなど、メニューの見え方に戦略を持っているお店さんにおすすめです。
(5)ユビレジ
販売元:株式会社ユビレジ
商品HP:https://ubiregi.jp/
ユビレジは、ランニング費用が安く、初期投資のみで月額0円でも使えるのが特徴。また、会計ソフトやキャッシュレス、予約管理のソフトとの連携もできます。「ユビレジ」という名前からも分かる通り、“簡単”ということをキーワードにしていて、指一本で操作できて、視覚的にもわかりやすいデザインと操作性が特徴です。カフェのようなシンプルなメニュー構成の業態であれば、注文から会計までのボタンタッチの回数はかなり少なくすむので、オペレーションの負担を軽減することもできると思います。機能としては、商品ごとの売上管理はもちろん、売れやすい時間帯や客層なども細かく集計・分析ができるため、売れ筋商品の把握や新メニューの開発などにも役立ちます。加えて、商品管理や在庫管理のほか、顧客情報管理、勤怠管理、オーダーエントリーシステムなど、さまざまな機能を追加することができ、POSレジでの一元管理が可能です。
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専用端末型レジ
(6)タッチターミナルWILL POS TOUCH
(7)UNIPOS
(8)GO! REGI
専用端末型レジは、昔から飲食店で使われているタイプです。最近は、タブレット型が増えてきたことから、「予約管理」「POS」など、それぞれにタブレットが必要で、「お店がタブレットだらけで管理が大変」というケースも。そういう状態を嫌がって、専用端末を選ぶ経営者さんも少なくありません。また、一つのタブレットでレジも顧客台帳も全てやってとなると、開いていたアプリを間違って閉じてしまったというようなミスや誤操作も起こりえますが、専用端末であれば、そういうストレスとは無縁です。一方で、タブレット型に比べるとサイズが大きいのである程度の設置スペースが必要になる、といったデメリットもあります。
(6)タッチターミナルWILL POS TOUCH
販売元:東芝テック株式会社
商品HP:https://www.toshibatec.co.jp/products/pos/qt30/
「タッチターミナルWILL POS TOUCH」は、専用機ならではの安心感が特徴で、濡れものを扱う店舗でも安心の防滴性や、埃・油煙の入りにくいファンレス設計など、現場環境を知り尽くしたテックのノウハウが詰まっています。また、「ぐるなびFineOrder」などのモバイルオーダーとの連携も可能。さらに、衝撃に強く、停電時も稼働できる装備が整えられているのも強みといえるでしょう。加えて、タブレットよりも画面が大きくて見やすく、シンプルで文字や数字も大きいです。昔ながらのレジに近いデザインなので、これまで使い慣れたレジと同じ感覚で使いたいという方におすすめです。
(7)UNIPOS
販売元:株式会社テンポス情報館
商品HP:https://www.tenpos.jp/pos/unipos/
「UNIPOS」も飲食店特化型の専用端末です。飲食店特化型ならではの機能としては、個別会計への対応や券売機とのセット売り、トッピングなどカスタマイズメニューにも対応している点があげられます。専用端末なので、タブレットと違ってアプリケーションのアップデートなどが発生しないので、IOSのバージョンアップを行う間、業務がストップしてしまう、ということもありません。こちらのPOSレジにも「IT導入補助金」の申請サポートがついています。シンプルにレジのみの利用であれば月額0円から利用でき、ハンディやセルフレジ、テーブルオーダー、モバイルオーダーとの連携も可能です。
(8)GO! REGI
販売元:株式会社TBグループ
商品HP:https://www.go-dx.jp/service/go-regi/
「GO! REGI」の最大の特徴は、サブスク型のレジだということ。経年劣化などでレジが故障したり、反応が悪くなったりということがあると思いますが、その場合は新品に無料で交換してくれます(故意や過失による破損の場合は除く)。月額利用料もそこまで高くありませんので、長く同じ機種を使いたい人におすすめです。また、レジを処分する際も、「返却」という形で商品を返すだけなので、処分方法に困ることもありません。機能としては、個別会計に対応しており、クラウド型サービスのため、各種データの編集・集計・分析などにも優れています。
セルフ専用レジ
お客様が自分で支払いを行うセルフ専用レジを活用する飲食店様も増えています。一部のファミリーレストランなどのナショナルチェーンでも省人化・DX化のために導入されており、生産性の向上につながっています。
(9)CP-Bクイック決済システム
販売元:シチズン・システムズ株式会社
商品HP:https://www.citizen-systems.co.jp/printer/product/cp_b257/
シチズン・システムズ株式会社が販売しているセルフ専用レジが「CP-Bクイック決済システム」です。画面や文字が大きく、現金はもちろん、QR決済、クレジットカードなどのキャッシュレス決済にも対応しており、大手ファミリーレストランなどで採用されています。省人化に寄与しますので、会計はセルフでという業態であればおすすめです。
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デリバリー専用レジ
コロナ禍を機に増えたテイクアウトやデリバリー需要を背景に、デリバリーの専用レジも登場しています。イートイン用のレジをそのまま使うのは難しいので、テイクアウトやデリバリーを強化したいお店には必須アイテムといえるでしょう。
(10)デリレジ
デリバリー専門のPOSレジ「デリレジ」は、UberEATSや出前館と予約連携ができ、注文受付から決済まで対応できます。普通のレジではこうしたデリバリーサービスとの連携は難しいので、テイクアウトやデリバリー専門店におすすめです。ただし、イートイン席がある場合は、もう一台、別のPOSレジが必要になります。
後悔しないPOSレジ選びのポイントは「実際に触ってみる」!
先日、当店にラーメン店のオーナー様が来店されました。ラーメン店なので券売機をお求めかなと思ったのですが、「麺の硬さや脂の多さ、ネギの有無、野菜の量などを聞いたりするので、券売機だけでそこまでの細かい設定はできない。だから、そういう設定ができるPOSレジとハンディーを探している」とのことでした。
このオーナー様のお話を聞いて、一概に「この業態だから、このタイプのレジや券売機がいい」ということは言えないなと再認識しました。タブレット型がいいのか、専用端末がいいのか、どれくらいのスタッフ数で、どんなオペレーションを考えているのか、など、お店の理想像によって、どんなレジを選ぶかは変わります。
また、機能や価格はもちろんですが、実際に触ってみないと分からないことも多く、購入してから「思っていたのと違った」と感じる方もいらっしゃるはずです。たとえばタブレット型であれば、「ここをタップしたら、次はどういう画面に飛ぶのか」といったことや、タップしたときの感度や音、実際に目の前で見たときの文字や写真の大きさなど、購入する前に一度確認しておくのがベストです。
「テンポスぐるなび江戸川店」では、ここでご紹介した10機種をはじめ、モバイルオーダーや券売機など、レジ周りの機器を多数用意しており、実際に触って使い勝手を試せるコーナーを設けています。お客様が求めているお店の理想像や、どんな方がレジを操作するのか、タブレット型と専用端末のどちらがよいか、価格・機能・サポート体制・操作性・デザイン性など、どういう部分に重きを置くか、といったことを詳しくヒアリングして、そのお店に最適なレジをご提案しています。レジ選びに迷われている方は、お気軽にお問い合わせ・ご来店いただければと思います。
住所:東京都江戸川区南葛西2丁目11-17 地図
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休(年末年始を除く)
駐車場(無料):専用4台、共用1台
不明な点やお問い合わせはこちらまで。
お気軽にご連絡ください。
「テンポスぐるなび江戸川店」問い合わせフォーム
電話番号:03-6661-3630
メール:edogawa-gtb@gnavi.co.jp
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