決して見て見ぬふりできない“飲食店のネズミ”。その対策はプロに任せるのが一番
再開発が進む商店街を闊歩(かっぽ)する子猫ほどの巨大ネズミに不安
全長約800m、東京で最も長いアーケード商店街がある街、武蔵小山。東急目黒線武蔵小山駅はJR山手線目黒駅まで2駅と、その利便性の高さと暮らしやすさが人気だ。近年は駅前の再開発が進み、新しさと懐かしさが共存した街としても注目を集めている。
今回、ダスキンの「ネズミ駆除無料調査&お見積りキャンペーン」に応募したのは、この商店街に店を構えて11年となるイタリアンダイニングの麻生 里恵 オーナー。現在、ネズミの被害に遭っているわけではないが、商店街を走り回っているネズミを頻繁に目撃することから、念のため調査しておきたいと思ったという。駅前の再開発により、ネズミたちが昔ながらの商店街に引っ越してきているのではないか、という懸念も感じていたそうだ。
「店の前を子猫ほどの大きさのネズミが駆け抜けていったときはゾッとしました。当店は私を含め女性スタッフが多いので、万が一お店でネズミに遭遇してしまったらと思うと怖くなり、無料調査に応募しました。実際、これまで店内でネズミを目撃したことも食材を食べられるなどの被害もありませんので、ネズミはいないと自信はありますが、調査した上でネズミがいないとなれば“お墨付き”となるのでお客様にも安心してもらえると思います」(麻生オーナー)
ネズミの存在を示す“ラットサイン”と、ネズミが侵入可能な穴・隙間を見逃さない
調査を担当するのは、株式会社ダスキン ターミニックス事業部の鬼原 雄史さんと東京地域本部の南野 紘之さん。店舗に到着すると、ざっと店内を見回し、ネズミ調査を開始。何を調べるかといえば、ネズミの存在を示す痕跡「ラットサイン」と侵入場所となる「穴や隙間」だ。
「ラットサインは、ネズミの糞(フン)や壁の黒ずみなどとして現れます。ネズミは壁に沿って走る習性があるため壁に汚れ(痕跡)ができ、狭いところ普段動かさない物の隅などに糞をします。また、穴や隙間はネズミの侵入経路となり、1円玉より小さいサイズの穴・隙間(1.5cm程度)があればネズミは通り抜けてきます」(鬼原さん)
具体的には、店舗で造作したソファや照明などの内部や水回り設備、厨房機器の裏や底など「通常は見えない部分」を調査する。家具の内部から壁内に通じる隙間があったり、水回り配管を通す際に隙間が生じている可能性があるからだ。
ネズミは冬眠しない、屋内であれば繁殖も!だから駆除はいち早く、計画的に
いないと思われたネズミが天井裏を根城(ねじろ)に!ネズミ駆除の第一歩は侵入経路を塞ぐこと
ひとしきり店内を調査した結果は「ネズミの痕跡なし」。こちらの店では食材をプラスチック容器に密閉して管理するなどして、ネズミのエサとなるものを放置していないこともあり「おそらくネズミのエサ場とはなっていない」と鬼原さん。ただし「だからといってネズミがいないとはいえない」とも。それを確かめるため、ほとんど人間の目に触れない天井裏の調査へと続く。
麻生オーナーによれば、ネズミの足音なども聞いたことがないとのことだった天井裏。しかし、実際に天井の点検口を開けてみると、麻生オーナーが驚愕する結果に……。
「天井裏全体にネズミのフンが散らばっています。まさにネズミの痕跡ですね。かじられた断熱材も落ちていますし、すでに相当の数のネズミが侵入しています。大小のフンがあるということは、明らかに天井裏に巣があり、ここで繁殖しているということです。ネズミがいることがわかった以上、どこから侵入しているかを調べる必要があります」(南野さん)
なんと、店内にラットサインがなかったことに安心したのも束の間、天井裏には明らかなネズミ侵入の痕跡が。しかも少なくない数のネズミが巣食っている状況だ。まずはネズミの侵入経路を突き止めるため、店内調査と同様に「穴・隙間」を探し出すのだが、点検口からの目視では穴・隙間を発見できないし、天井裏に入り込むことも不可能だ。その場合は、お店の「外」からアプローチするのが鉄則だという。
店内からではわからないネズミの侵入口は、建物の外側を調査してあぶりだす
実際に店の裏手に回ると、この店舗がかなり古い木造家屋であることがわかる。さっそく調べてみると、コンクリートの基礎部分に侵入口と思われるヒビ割れを発見。さらに電線類の配管を通す壁の穴がパテやコーキング剤で埋められておらず、隙間が開いている状態だった。
「おそらくこれらがネズミの侵入口になっていると思います。隣りの接骨院はネズミの毒餌を置いていますし、2軒隣りのペットショップはすでに金網などでネズミの侵入対策が施されていることから、近隣のお店はネズミの被害に遭っていることがわかります。そのような状況がわかったことからも、いち早くネズミ対策することをおすすめしたいですね」(南野さん)
調査結果をもとに今後の対策を検討。まずはネズミの侵入口の封鎖が最優先
ネズミの被害に遭っていないことから、ネズミが侵入しているとは思ってもみなかった麻生オーナーからすれば、今回の調査結果は寝耳に水だ。そして、いざネズミの存在を明かされても、何をすれば良いのかわからないという現実にも直面する。
「まさか自分の店の天井裏がネズミの巣になっているとは思いませんでした……とてもショックといいますか、どうしたらいいのだろうと不安でいっぱいです。ネズミ捕りの粘着シートを仕掛けたとして、捕まえたネズミをどうしたらいいのでしょう。というより、私たちには捕えたネズミを見ることすらできないかもしれません……」
捕獲したネズミを対処するのは女性のみならず、誰もが不安を覚えるに違いない。ダスキンではこの不安に応えるため、ネズミ調査に加えてネズミ駆除・対策費用の見積書を作成するところまで無料キャンペーンに含んでいるので安心だ。
「ネズミトラップ(粘着シート)の設置や処理はもちろん、ネズミが嫌がる薬剤でネズミを追い出すなど、それぞれのお店の状態に適したネズミ駆除のご提案をします。とくに、いくらネズミを駆除しても新たなネズミが侵入してしまったら意味がないので、侵入口を塞ぐ処置を含めて検討していただくことをおすすめします。また、ネズミ駆除後も4週間ごとにネズミの侵入がないかどうかの点検をする定期サービス(1年契約)もありますので、より安心していただけると思います」(南野さん)
南野さんがいうように、ネズミが入ってこられないようにすることは最重要課題だ。しかし、ここでひとつ問題がある。店舗が賃貸物件の場合、ネズミ対策工事をするのは物件オーナーの裁量となることが多い。つまり、物件オーナーに対してネズミの侵入口を塞いでくれるように物件管理会社を通じて説得する必要があるのだ。その説得材料としても「ダスキン」の見積書が活きてくる。数多ある駆除業者のなかでも信頼と実績のあるダスキンであれば、物件オーナーも前向きに検討してくれる可能性は高いだろう。とはいえ、工事ともなれば費用が高額になることもある。複数の業者から見積りをとり、比較検討したうえで物件管理会社に相談するといいだろう。
これ以上ネズミを増やさないためには早めの対策がカギ。賃貸ならばまず、管理会社に連絡を
「お見積りをいただいたら、すぐに不動産屋さんに相談しようと思います。自分のお店だからこそ、ネズミのいない安全・安心なサービスをお客様に提供したいですし、飲食店にはその責任があります。今回の『ネズミ駆除無料調査&お見積りキャンペーン」に応募していなかったらネズミの存在に気づかず、もっと深刻な事態になっていたかもしれません。”自分のところは大丈夫”と思っている飲食店ほど、このキャンペーンを利用した方がいいと思います」(麻生オーナー)
なお、ダスキンでは調査からその場~数日以内に見積書を提示するという。麻生オーナーがその見積書を元にどのような対策を講じるか、不動産仲介会社を通じて物件オーナーがどのような処置を施すかは、また別の話。機会があればレポート第二弾としてお届けしたい。
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