Vol.12
直接、交流できる料理教室で、通常営業にはないチャンスを創造。店の認知と集客アップにつなぐ
日本の伝統野菜の魅力を伝える料理教室を開催
約30種の季節野菜を盛り込んだスペシャリテなど、軽やかでありながら重層的な味わいに定評がある笹嶋伸幸シェフ。昨年11月から月1回開催している料理教室でも、旬の食材のおいしい調理法を教えて好評を博している。
「これからは、店側からアクションを起こしていく時代。料理教室を通じて店をもっと多くの人に知ってもらい、来店してもらって、野菜のおいしさを伝えていきたい」との想いから、料理教室を始めた。人前で話すことは苦手だったが、「回を重ねるうちにスムーズに話せるようになり、コミュニケーションも取れるようになってきました」(笹嶋氏)。毎回参加するメンバーもいて、徐々に距離が縮まっていることを実感できるのもうれしいという。「通常の営業だけでは、私もスタッフも仕事が単調になりがち。料理教室のようにお客様と直接、会話ができる機会を持つことで、様々な刺激が得られ、料理人として成長できます」と、教室開催の効果を語る。